月いち発信
住宅の窓、カーテンかブラインドか
毎度、住宅でブラインドを提案するも、なかなか受け入れてもらえないのが現状です。
難1. 掃除が大変
難2. 窓の開閉が面倒
難3. 厚手のカーテン生地で窓を覆うより断熱性に劣る
ブラインドの魅力は、カーテンやロールスクリーンでは出来ない
「見え方の中間―見えるけど見えない―」
「光の調整が出来る」
といったところでしょうか。
こどもが小さいから、と8年前にカーテンを選択した施主が 「ブラインドにすれば良かったかな…」と。
ブラインドから漏れる夜景の『我が家』を想像した様子でした。
住宅といえど「癒される我が家の佇まい」の演出が出来るのもブラインドの魅力のひとつです。
掃除はあまり神経質にならず、是非住宅でもブラインド採用のご検討を!
換気状況のモニタリング
日高市から配布していただきましたので、早速、室内の二酸化炭素を測定してみました。
(令和3年12月中旬から感染拡大を防止するため、日高市が市内事業所に対し室内換気状況をモニタリングできる二酸化炭素(CO2)濃度測定器を配布しています。)
↑ 壁掛けエアコン時(薪ストーブ時もほぼ同じ)※350~1000ppm 緑色=換気良の屋内通常値
1001~1500ppm 青色=労働現場の基準値
1501~2000ppm 黄色=体調に変化が出てくる範囲
2001~5000ppm 赤色=頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫が発生する範囲
↑ 開放型ガスストーブをつけて1時間後(みるみると700から3000超、もちろん自然給気口は開放されていて、24時間排気換気扇で空気の入れ替えはしています。)
換気扇だけでは数値は上がる一方だったので、窓を全開、新鮮空気を5~10分取り入れてやっと数値が下がり始めました。トイレに設置する能力程度の換気扇では、二酸化炭素を有効に下げることが難しいことが分かりました。
感染対策のために配られた測定器ですが、まずは室内環境設計の観点より二酸化炭素の値を測定してみました。
建築でもひとつの指標に「室内の二酸化炭素の含有量1000ppm以下」とありますが、開放型暖房器具の危険性、換気の必要性を改めて実感しました。
来週20名程度の授業があるので、今度は感染拡大の観点で「教室内の二酸化炭素とビル空調と換気」のモニタリングしたいと思います。
(授業室内モニタリング追記)2時間の授業を終えても二酸化炭素は1000ppm前後を保っていました。
ビル空調に「感染対策のための徹底した換気+空気清浄機」を合わせた教室内環境の見える化が出来ました。