~大切だと思うこと~
教室で行っている功法は
日々の養生が目的です
軽い頭痛やだるさ、疲労感などは
教室の1時間半の経過の中で
いつのまにか良くなっていたり
教室に数か月通われた方が
体調が少しずつ良くなってきて
気持にも前向きな変化が起こり
喜んで下さるという事は普通にあります
気功教室だから当たり前といえば当たり前
の事ですが・・・
ただ長年続いている不調や体の問題については
時間がかかります
これは、病や不調の元に自ら気づくまで
続きます。
そしてこの気づきというのは
病や不調を、憎しみや否定の対象ではなく
痛みすらも許し
受け入れる事が出来た時
弱いだめな自分をまるっと許し
肯定できる段階になっていけた時
いつのまにかもたらされるものです
気功をする目的は「病を治す」「ストレス解消」等
皆さんそれぞれに色々あると思いますが
そういう目的すら忘れる心を造っていく事こそ
気功の道だと思うのです。
ないものを数える、思う事は
今の自分を否定する事でもあり
今の自分にダメ出しする事でもあります
今持てるものに感謝して
喜ぶ事の出来る心を育んでいく
教室の中で私が一番大事にしている根っこの部分です
そういう私もまだまだ出来ていないのです
なので共に学ぶつもりでおります
教室の中で、いつも「中庸」が大事と
お話しているのは
偏りのあるゆがんだ視点からでは
自分が見えないからで
自分が見えなければ変容はあり得ない
まずはあるがままに
自分を俯瞰できるようになる事
ここからがスタート
スタート地点に立てたなら
体の中に起こっている問題
どこに滞りがあったり
どこが足りない、あるいは過剰
心がどう無理しているのか
本来の自分とどこが調和できていないのか
諸々のアンバランスに
自身で気付けるようになってきます
何が必要でどうしたらいいのかは
不思議と自然に分かります
手が、身体が、感覚が教えてくれる
いつか必ず必要なタイミングで
分かっていただける日がやってきます
私の場合 手が勝手に動き
探っていると
こんがらがった固い結び目が
すこしずつほどけてくる・・・・
そういう感覚です
気が深い所で動く感覚は
動功で得られる心地よさとは
また違う深い「癒し」
優しさに満ちた許されていくような
柔らかい感触です
教室でもいつもお話していますが
まずは自分の身体に触れ
たどたどしく カタコトでもいいので
コミュニケーションをとっていく事
これを日々積み重ねていくと
赤ちゃんが言葉を覚えていくように
少しずつ感覚が磨かれていき
自らを癒す事が出来るようになってくるのです