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2014-06-27 00:24:00

「舌触り、比較にならない」 海外の通が絶賛する「本物和牛」ロンドンでPR 輸出本格化

2014.6.24 10:37 食・グルメ
23日、ロンドンで開かれた和牛の試食会で、ステーキの味を確かめる地元飲食店の関係者ら(共同)

23日、ロンドンで開かれた和牛の試食会で、ステーキの味を確かめる地元飲食店の関係者ら(共同)

 欧州連合(EU)の規制緩和で、欧州への日本産牛肉の輸出が本格化したのを受けロンドンで和牛の試食会が23日、開かれた。和食が人気の欧州では既に“和牛”が流通し食通に知られているが、全てオーストラリアなど日本国外で育った和牛種や交雑種。日本側は「本物」に認証マークを付け高級品として売り込む。

 群馬県の「上州和牛」を使ったすしやステーキを試食したオランダの高級ホテルのシェフは「(他国産和牛は)ルイ・ヴィトンの偽物バッグを買うようなもの。舌触りなど比較にならない」と絶賛した。

 欧州で売られてきた“神戸牛”も本物ではないと全国農業協同組合連合会(JA全農)の小原良教常務理事。「高級牛肉の代名詞」になっているだけで「欧州で食べた人はいない」のが実情。細かな霜降りが入った本物は高価だが、ロンドンの高級店シェフも舌でとろける食感や香りには「大きな違い」があると強調、「輸入できとてもうれしい」と話した。(共同)