工房ひとと記(2023)

 

 

遊び心のバターナイフ   (11月28日)

 

   秋は公園や施設等で様々な催し物が開催されています。

  偶然訪れた近くの市立公園で陶器を中心としたイベントが開催されていました。

  その一角に木製品の小物を販売しているコーナーがありました。

  その中にデザインが面白いバターナイフらしきものがありましたので、思わず購入しました。

  形に興味をひかれたので、遊び心で材質・塗装を変えて製作してみました。①を参考に②を作りました。

 

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 本体はブナで取っ手の部分にアクセントとして黒檀と花梨を使いました。

 

                     (11月20日撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 4年ぶりの夏祭り  (7月23日)

 

  上溝夏祭りは、100年以上続く県北最大のお祭と言われています。

 歴史が古く江戸時代末期から明治維新にかけて盛大になったと言われています。

 毎年7月下旬の土・日に催されますが、新型コロナの影響で4年ぶりの開催となりました。

   各自治会ごとの神輿・山車が ①自分の地域 ②商店街通りの祭典本部前までの街並みを練り歩きます。そのスケールの大きさは圧巻です。

 

夏祭り.jpg

 

 写真は自宅前を渡御する自治会の御輿と山車です。

                (7月23日自宅前で撮影)

 

 

 

 

 

 台風の置き土産  (6月02日)

 

 台風2号が梅雨前線を刺激し各地で記録的な降水量になり大きな被害が出ているようです。

 長時間降り続く線上降水帯が発生したことも被害を拡大させたと報じています。

 ここ相模原も大量の雨が降りましたが、幸いにも大きな被害はなかったようです。

雨漏り.jpg

 

 とは言え、台風恒例である工房の雨漏りは、今回は風の影響が大きく床に大きな池が出来ていました。

 雨水は写真のバケツ二杯分ありましたので、ちょっと掃除に手間取りました

 

  

 

 

 

 

 

  

 陶器市での楽しい木製品  (5月16日)

 

 二年ぶりに全国陶器市が麻溝公園で開催されていましたので出かけました。 

 三年前までは会場の一角に家具や木製品のコーナーが設けられていましたが今年は残念ながらありませんでした。

 しかしささやかながら木製品の小物が片隅で販売されていました。

  その中に製作者の遊び心が見え隠れする箸置きが数多く展示されていました。寄せ木細工を随所に施した品々です。

 

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  写真に写っているだけでも タケノコ キノコ 栗の実 飛行機 ロケット Ufo 小鳥 アザラシ イルカ  亀 小魚  トロンボーン クラリネット 等々 です。

  製作者の腕のよさとゆとりを感じ頬が緩みました。

 

 

 

 

 

 

 

  鎌倉彫塗装依頼 (3月28日) 

 

 近所に何事にも前向きで活動的な女性がいらっしゃいます。

 物作りも好きで、様々なことにチャレンジしているようです。

 先日「鎌倉彫をやっているので塗装をお願いできないか?」と訪ねて来られた。

 話では「同じ町内にも長年続けられている方が数名いる。みな鎌倉まで通い学んでいるが、高齢になり行き来が辛くなっている。塗装依頼も鎌倉に足を運んでいるので、できればこちらでお願いできないか?」とのことであった。

  鎌倉彫の塗装は有色(カラー)漆塗装で、しかも輪島塗り等と異なった艶の仕上りである。

 次の日にお二人の方を伴い三人でやってこられた。

  有色の漆塗装は「最近やっていないので自信がありません」とソフトにお断りをしたが、是非お願いしたのと依頼であった。

 お二人の方が工房に展示してある生漆塗装の作品を見て「よい塗装ですね 、もしできればこの塗装で」とお願いされた。生漆の塗装は私好みの色と木目が現れるので日常的に利用しているので、有色とあわせお受けすることにしました。

 

鎌倉塗りs.jpg

 

 出来上がった品が上記の三点です。右の有色は手馴れてないので完成に時間を用しましたが何とか出来上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 丸のこ盤用治具 (1月09日) 

 

 

   昨年の中頃になりますが、丸のこ盤を使って板材を切断中にちょっとした怪我をしました。

  回転している歯に親指が触れてしまいました。直ぐに止血をし近くの病院に駆け込みました。

 幸い、7針ほど縫いましたが骨をかすめる程度で済みました。

 それから数ヶ月はできる範囲の作業と製作の日々を過ごしました。

 右手親指でしたのでしばらくは食事(箸)やペンを持つことが不自由で苦労しました。

 普段、何気なく使っている親指の挟む・押すという役割はすごいと再認識しました。

 

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 以前から切断の際には写真の①等で材を押さえブレを軽減していました。今回はさらに安全性を考慮し②を作ってみました。

 作業中のブレが少なく、安全性が向上したように感じています。右の写真が②を使っての切断風景です。

  最近は以前と変わらず作業が出来るようになりましたが、怪我にはくれぐれも注意したいと思っています。