工房ひとと記(2021)
額の進化? (10月07日)
今年はじめ生前の父の短歌額を製作しましたが、その後ネットや知人・身内からの依頼が予想外に続きました。
私の作品の多くは一つが終わると、「待てよ、こんな形・大きさにしたら面白いんじゃないかなあ?」と発展進化(後退かもしれません)していくのが常です。
この作品もそうした流れの中で浮かんだ一品です。急勾配の屋根もしくはピラミッドをイメージしました。
ウインドサーフィン (7月08日)
健康維持のため日常のウォーキングを心がけていますが、コロナ禍もありその回数は減少しています。
そこで人混みの少ない場所(コース)はないか捜していたら、人のほとんどいない、よいコースを見つけました。
その場所は相模川の「磯部の堰」上流部にある中州です。
歩いていると対岸の厚木側の水を蓄えた広い堰で思わぬものが目に飛び込んできました。
ボートをこいでいる人や小さなヨット、それに水しぶきをあげて走行しているエンジンつきのボート等です。中でも目を引いたのはウインドサーフィンでした。
確かめるために、先日その近くまで歩いていくと驚きの光景がありました。
神奈川では湘南海岸がよく知られていますが、まさかの景観でした。聞くとヨットの数は風の強い日は増加するとのことでした。
この日もかなりの風があり5~6人が波しぶきを上げてました。
この地に住んで半世紀経ちますがこんな近くでこんなことやっていたとは・・・。
銅板レリーフ (4月30日)
額を製作してもらえないかと一人の男性の来訪があった。
趣味で長年銅板レリーフをやっている。成人した二人の娘が仕事等の
関係で海外に移り住むことになったのでプレゼントとしてあげたいので、ぜひお願いしたいとのことであった。
現在はスポーツ用品のコンサルタントを中心に仕事をしているが、数年前までは車関連の会社に勤務していた。海外勤務も多く若い頃、東南アジアに在住していた折、偶然この銅板レリーフに出会い学んだそうである。
製作には根気が必要で一つの作品を仕上げるのに数か月以上はかかるとのことである。
このレリーフ画像はアメリカ勤務のとき住んでいたジョージア州の自宅を描いたそうです。
作品を見ると専用の道具を駆使して極力ミスを避けながらコツコツと製作していることが窺えます。
この作品の色や背景を考慮してシンプルなデザインの額にしてみました。
さあて 少しは作品が映えてくれたかなあ・・・・?
寸法:W364 H312
陶器市での楽しい木製品 (3月20日)
今年も全国陶器市が麻溝公園で開催されていましたので出かけました。
毎年会場の一角に設けられていた家具や木製品のコーナーが残念ながらありませんでした。
しかしささやかながら木製品小物が陶器の片隅で販売されていました。
寄せ木細工を施し、遊び心のある品々でしたのでついシャッターをきりました。
左:箸類 右:箸置き等
短歌短冊額 (1月07日)
ずいぶん前(20~30年前)の話だが、実家の戸棚に亡き父の書いた
短歌の短冊が眠っていたので持ち帰りました。
しかし何時しかその存在は私の記憶から消えていました。
年末の片付けで押入奥にあった短冊三枚を発見・・・。
記憶力低下は最近だけの話じゃなかったことを再認識しました。
父への謝罪をこめてもあり額を製作しました。痛みもかなりあり、
昭和30年代に書かれたものと思われます。