大麻町商工会【公式】

おおあさちょうしょうこうかい
 088-689-0204
お問い合わせ

鳴門市大麻町 おさんぽガイド

コウノトリ観察

hina01.jpg

コウノトリにヒナ誕生!

鳴門市大麻町で巣作りをした国の特別天然記念物コウノトリのペアにヒナが誕生しました。1971年に野生のコウノトリが姿を消して以降、兵庫県豊岡市周辺以外で自然繁殖を確認できたのは全国で初めての快挙だということです。

鳴門にコウノトリがやってきたのは、2015年2月頃。湿地でエサ取りをしている姿が目撃されるようになり、同年5月頃に大麻町の電柱の上で巣作りをはじめました。兵庫県北部からやってきた個体であることが確認できたそうです。コウノトリが感電したり、周辺が停電しないようにするため、電力会社がこの電柱に電気が流れないようにしました。地元住民や関係者は、エサ場の整備や観察のルール作りに取り組み、コウノトリを大切に見守ってきました。

鳴門市大麻町周辺は、水をはったレンコン畑や水田、さつまいも畑など、エサ場となる場所が多くあります。護岸工事をしていない水路も残されていて、エサとなるドジョウやカエルなどが豊富です。もともと農薬使用量が少ないレンコン栽培ですが、さらに環境に配慮した土作りや、農薬や化学肥料を減らした栽培に力を入れています。コウノトリの絶滅の理由の一つに、農薬での環境悪化が考えられるための対策です。また、休耕田などに水を張ったビオトープをつくり、エサとなる水生動物が自然に増えるように配慮しています。2016年には産卵しましたが、卵をカラスに奪われ、孵化まで至らず、見守ってきた人々は残念な思いをしました。

hina02.jpg

2017年3月。無事にヒナが生まれ、双眼鏡を片手にコウノトリを見に来る人も増えてきました。巣やコウノトリへ近づきすぎないように注意して、離れたところから観察しましょう。

konotori02.jpg

コウノトリ観察のルール

コウノトリのヒナが生まれました。観察や撮影をおこなう場合には、巣やコウノトリへは近づきすぎないように注意をしましょう。

【コウノトリ観察ルール】
・巣へは400m以上、コウノトリには150m以上の距離を保ってください。
・農道が狭いエリアへの車両の乗り入れはご遠慮ください。
・巣の西側の県道と市道の交差点付近は非常に危険ですので、駐車しないでください。
・巣の周囲では、次のような看板を設置しています。

kanban01.png

kanban02c.png

それでは、ちょっと観察の様子をのぞいてみましょう。

bird03.jpg

 観察ポイントは、この道路が交差するあたり。カメラや双眼鏡を持った人が集まってきていますね。

bird04.jpg

この看板より奥は立入禁止です。この看板より手前なら観察&撮影はOKです。 私有地ですから田んぼには入らないように。後ろを通る車にも気をつけましょう。

bird07.jpg

 看板は約400メートル離れた場所ですから、コウノトリの巣はかなり遠いです。 肉眼では、かろうじて親鳥は見えますが、ヒナはよく見えませんでした。望遠レンズや双眼鏡・望遠鏡などが必要です。

bird02.jpg

 観察スポットの近くには、コウノトリの写真を掲示した「田んぼギャラリー」が用意されています。

bird01.jpg 

「田んぼギャラリー」の左手には、実物大のコウノトリの巣の“模型”が展示されています。コウノトリの親鳥やヒナの大きさを実感できます。3羽のヒナたちが無事に成長してくれることを祈るばかりです!

nature02-1.jpg

コウノトリに選ばれた大麻町の自然

大麻町にコウノトリが住み着いた理由のひとつが豊かな自然であるといわれています。その様子を知りたくて、大麻町牛屋島の佐々木農園さんでお話をうかがいました。

nature01-1.jpg

大麻町の用水路には豊かな水が流れています。用水路は護岸整備をしていない箇所が残っているため、自然の草が生え、多くの虫などが生息しているそうです。以前、大学の専門家が大麻町の農地へ調査で訪れた際に、そこで生息する生物の豊かさに驚いていたんだとか。他の農地では見られなくなっている生物や植物を見つけることができたのだそうです。自然を残しながら農業を続けていることで、水生生物の多い農地が広がっている大麻町。コウノトリの生育しやすい環境となっているようです。

nature10.jpg

大麻町では、れんこん、さつまいも、梨などの作物が盛んに作られています。これらの作物を支えているのが、ミネラルや鉄分を含む、吉野川の堆積土壌なのだそうです。堅い粘土質はれんこんの生育に向いています。粘土質の土の中で、がんばって成長したれんこんは身が引き締まってシャキシャキ感の強いれんこんになります。レンコン畑のどっしりと重みのある粘土質の土を観察すると、それを実感できました。

nature11.jpg

栄養分をたっぷり含む粘土質の土という好条件に加え、鳴門の温暖な気候ですから、れんこんは、ほぼオールシーズン収穫できるそう。他の産地では、水田にホースで水をかけて掘り出していく光景が見られますが、大麻町では粘着性が強い泥なので、この方法はとりません。水が干上がったところで、熊手を使って丁寧に「手堀り」していくそうです。

nature12.jpg

1
2021.06.25 Friday
誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる