Heart-up 通信 Vol22
【事例紹介】
在職老齢年金と学生納付特例
― 意外と多い誤解と注意点 ―
先日、会社役員の方より年金のご相談をお受けしました。
今回は、在職老齢年金と学生納付特例について、実務上よくある誤解を交えて整理いたします。
まず、在職老齢年金についてです。
在職中に老齢厚生年金を受給する場合、給与および賞与の額に応じて、年金の一部または全部が支給停止となります。
現在(令和8年度)の支給調整開始額は65万円です。
例えば、
・老齢厚生年金(月額)15万円(※基礎年金は調整対象外)
・標準報酬月額 50万円
・標準賞与額 年120万円 → 月額換算10万円
合計75万円となり、基準額65万円を超えるため、
(75万円-65万円)×1/2=5万円が支給停止(月額)となります。
年間で、約60万円が停止される計算です。
次に、繰下げ受給についてです。
老齢年金は、受給開始を遅らせることで、1ヶ月あたり0.7%ずつ増額され、70歳まで繰り下げた場合、最大42%の増額となります。
ここで、実務上とても誤解が多いポイントがあります。
在職老齢年金により支給停止となっている部分は、繰下げによる増額の対象にはなりません。
実際のご相談でも、「停止されていた分も増額されると思っていた」というお声は多く聞かれます。
この点は、制度上の考え方と実感にズレが生じやすい部分であり、事前に理解しておくことが重要です。
そして、今回特に印象的だったのが「学生納付特例」のお話です。
学生納付特例制度は、学生期間中の国民年金保険料の納付を猶予する制度ですが、この期間は、そのままでは老齢基礎年金の受給額には反映されません。
「受給資格期間」には算入されるものの、年金額を増やすためには、10年以内の追納が必要となります。
今回ご相談いただいた方ご自身も、学生時代の未納期間があることで、国民年金は満額(480月)ではなく、456月であることを、59歳時の「ねんきん定期便」で知ったとのことでした。また、お子様が現在この制度を利用されている中で、「将来のために、就職後はきちんと納付するよう伝えたい」とお話されていました。
(最終的には私が払うことになるかもしれないけど…と、少し笑いながら)
学生納付特例は、経済的負担を軽減する有効な制度です。一方で、「将来の年金額にどう影響するか」を正しく理解し、必要に応じて追納を検討することが重要です。
ほんの少しの知識が、将来の安心をつくっていきます。
働きながら年金を受給する皆さま 在職老齢年金制度が改正されます
🍴食を通して感じた、ペルミの日常
先週のロシア・ペルミ渡航の続きとして、今回は「食」について書いてみたいと思います。
4日間の滞在の中で印象に残った、食事とスイーツのベスト3です。
【お食事】
1.カーシャ→ 穀物をやわらかく煮た、ロシアの家庭的なお粥料理
当初は「甘いお粥にジャム?」と想像がつかなかったのですが、ミルクがゆのようなやさしい味わいで、とても美味しくて驚きました。
2.ビネグレット(サラダ)→ ビーツや野菜を酢と油で和えた、さっぱりしたサラダ
色どりもきれいで、あっさりとしていて、いくらでも食べられそうな軽さです。
3.グレーチカ→ そばの実を使った、ロシアでは定番の主食
香ばしくて栄養価も高く、学食でも日常的に食べられているそうです。ホワイトソースとの相性も良く、シンプルながらクセになる美味しさでした。
【スイーツ】
1.ブリヌイ→ 薄く焼いたロシア風クレープ
練乳やフルーツジャムと合わせて楽しみます。
2.カルトシカ→ 見た目はじゃがいも風の、ココアとビスケットのお菓子
甘さはしっかりあるのに、不思議と重すぎず食べやすい印象でした。
3.メドビク→ はちみつの風味が広がる、しっとりとした層状のケーキ
見た目よりも軽く、ひとつペロリと食べられてしまいます。
それだけではありません。スーパーもとても印象的でした。
フルーツ売り場では洋ナシやりんごの種類が豊富で、洋ナシが4個で150ルーブルと手頃。朝、窓からペルミの景色を眺めながら、丸かじりする時間は、ちょっとしたご褒美のように感じられました。
チョコレートやナッツは量り売りで種類も豊富。ヨーグルトも200〜300種類ほど並び、どれを選ぼうか迷ってしまいます。見ているだけでも楽しく、つい目がキラキラしてしまいます。
本当はお肉料理もご紹介したかったのですが、子どもから「試験やコンサートの後に、好きなものを思いきり楽しむ“チートデイ(ご褒美の日)”に食べるものを紹介したい」と言われ、今回は“絶品”のカルボナーラとハンバーガーを楽しむことに。
結果としてお菓子中心のご紹介になりましたが、食べたいものをしっかり食べ尽くした4日間。体重は少し増えましたが、それも含めて大満足の時間でした。
