2025-12-26 00:00:00

Heart-up 通信 Vol7

男性_道.png【事例紹介】

~お客様の言葉が教えてくれたこと~

ちょっとした行き違いをきっかけに、ある会社の50代の男性社員(部長クラス)が退職を申し出ました。
中小企業では、部長といえば“オールラウンダー”。社内の状況を把握し、報告やフォロー、急な欠員が出れば現場に入ることもある、会社を横断的に支える存在です。
人材確保が容易ではない時代に、そのポジションの退職は大きな痛手です。
社長も、以前は待遇面で退職を切り出された際、懸命に引き止めた経験があるそうです。 しかし今回は、退職届を受理されました。

私は思わず尋ねました。「引き止めなくて、よかったのですか?」
社長は少し苦笑いしながら、こう話されました。 「50代ならまだ再就職の道がある。彼が次に進めるうちに、手を離すことも会社の役目だと思ってね。」
その言葉を聞いて、私は次の言葉が出ませんでした。ただ、心の中で「すごいな」と思うばかりでした。

会社を守る視点と、一人の人生を思う視点。どちらも大切で、その両方を抱えたまま出された判断に、静かな強さを感じました。
私は社労士として、労使双方が納得できる形を模索し続けたいと考えていますが、現実には、簡単に答えが出ない場面も少なくありません。それでも、「社員一人ひとりの人生を尊重する姿勢」に触れると、自然と背筋が伸びる思いがします。 今月の事例紹介は、そんな“お客様の言葉”からいただいた学びです。
誰かの背中をそっと押すような判断が、会社にも、従業員にも、そしてその家族にとっても、前に進める未来へつながっていくことを願っています。


ひと息のむこうがわ☕ ~私と娘、そしてそれぞれの場所で~

昨年の秋、娘はロシアへバレエ留学に旅立ちました。 最初の2ヶ月程は、泣きながら何度も電話をかけてきた娘も、今ではすっかりたくましくなり、今年入学した留学生の通訳や、生活面のサポートまでしているそうです。
その成長が嬉しく、努力を重ねる姿には、母として思わず脱帽してしまいます。

私と娘が似ている点は、とにかく「食べることが好き」なところ。(笑)

似ていないけれど、不思議と方向性が同じところもあります。
私は、石橋を叩かずに渡って落ちて、そこから這い上がるタイプ。 娘は、石橋を叩きすぎて割ってしまい、気づけば遠回りしているタイプ。どちらも人より時間はかかりますが、 最後まで諦めることを知らないところは、やはり似ているのかもしれません。

そんな娘が、正月休みに一時帰国します。 食べたいものを聞くと、 手巻き寿司、しゃぶしゃぶ、チョコもち、油淋鶏、豆腐ハンバーグ、 パスタ、親子丼、焼きそば、 おでん、肉じゃが、卵かけご飯、焼肉…… まだまだ続くらしく、 バレエダンサーを目指す人がそんなに食べて大丈夫?と思いながらも、つい笑ってしまいました。正月は仕事を少しだけ休んで、 娘のために、そして自分のためにも、 久しぶりにゆっくり台所に立とうと思います。

自分の場所でコツコツと、でも確かに、夢や目標に向かって頑張っている人がいる。 そんなことを、いくつもの出会いの中で、今年あらためて教えてもらった気がします。
今年一年も、大変お世話になりありがとうございました。 どうぞ良いお年をお迎えください。

 
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