講師(宗夜)ブログ
2023-02-06 21:23:00
●いちご大福
先生の『いちご大福』は抹茶みるく餡とみるく餡の2種類。
どちらも瑞々しくて本当に美味しい。
いちごのフレッシュさが生きています。
大福の生地と餡の柔らかさが同じくらいに調整されていて、口の中で一体となってとろける味わいを作り出しています。
その中でやや穏やかな酸味のいちごが加わり、春の訪れを告げています。
日本の赤い宝石、いちご。
先生のいちご大福は平安期王朝文化の雰囲気。
平安時代の貴族の女性たちは十二単と呼ばれる衣裳を纏っていました。
襟元や袖元、裾などを三枚、五枚と重ねて、わずかずつずらしてその色目を楽しんでいました。
『襲の色目:かさねのいろめ』
襲の色目は、それぞれすべてに名がつけられていました。単色どうしを組み合わせてセットとし、セットごとの名があったのです。
平安期の日記や、源氏物語にも、その襲の色目などの描写にて人物の衣裳が紹介されています。
きっと当時の女性たちは、ファッション雑誌を眺めるような気持ちで源氏物語を愉しんでいたのではないかと思うのです。
みるく餡のいちご大福は、桜の襲かな。
抹茶みるく餡のいちご大福は、萌黄の襲かな。
先生の作るいちご大福のいちごちゃん。
私には平安時代の雅な女人に見えてきました。
