講師(宗夜)ブログ

2023-02-06 20:21:00

●平安時代のお菓子『蘇』

宗嘉先生が平安時代のお菓子を再現してくれました。

『蘇』です。

濃厚なお味。

クリームチーズのような味わいです。

先生が『蘇』の上に蜂蜜をかけてくださいました。

当時、蜂蜜が献上されていた記録が残っており、ごくごく少数の貴族が食していたそうです。

乳白色で、優しい甘さと優しい香り。

しっとりとした感触ですが、表面は少し硬め。

楊枝で切ることが出来て、持ち上げて口に運ぶことができます。

濃厚なのでほんの一口で満足です。

現代で言うところの高級チョコレートのような位置付けでしょうか。

『蘇』は音読みでは『そ』ですが、

訓読みでは『よみがえる』です。

もしかしたら療養食でもあったのではないかと思います。

現代の私たちが味わっても十分に美味しい。

そして十分に豊かな気持ちになれる。

平安期の人々と、味覚からも繋がることができる。

そんな気持ちになりました。

会うことは出来なくても、言葉を交わすことは出来なくても、人間は繋がれる。

時代を超えて繋がれることは、とても楽しい。

お菓子と物語が繋ぐ、人と人。