講師(宗夜)ブログ
●自分の人生は自分だけのものじゃない
50代を目前に控えて、不思議なくらい母のことが思い出されます。自分のブログを読み返してみて色々と驚いています。
それにしても、母はどうしてこんなに厳しかったのだろうか。
子ども時代には様々なルールがありました。
・出されたご飯は決して残してはいけない。
・テレビは1日1時間まで。
・新聞のテレビ欄に赤丸を付けて報告せよ。
・流行りの歌は聞いてはいけない。
・聞いて良いのはクラッシックのみ。
・平日に飲んでいいのは牛乳のみ。
・ジュースはお誕生日などのイベントのみ。
・紅茶、コーヒーは日曜日のみ。
これ、躾なのかなぁ。
ちょっとよく分からないものも多かったです。
当時の母は30代前半〜40代半ば。
今の私よりも随分と若い。
母なりに試行錯誤していたのだろうと思います。
ふと思うのは、母は本当は仕事をしたかったのではないかということ。
本当は何か手に職をつけたかった。
でも自分はそのタイミングを逃してしまった。
だからせめて娘には、将来の仕事に役立つ素養を身に付けさせたい。
そのような思いがあったのではないか、と。
口ではその反対の言葉を言っていました。
『女性は働かなくても良い』
だけど本音はそうではなかった。
ところどころで本音を吐露していました。
『子どものための教室を作りたかった』
習字教室ではないかと思います。
たまに家でも書を楽しんでいました。
お正月には兄弟揃って書を書かされました。
赤い墨汁で添削をする時にはとても充実した顔をしていました。
もしかしたら、人間ひとりの人生はその人だけのものではないのかも知れない。
色々な人の思いを受けて作られているのかも知れない、と思うのです。
不思議なルールの数々。
今では微笑ましい。
真剣に子育てしてくれていたんだね。
どうもありがとう。