講師(宗夜)ブログ

2022-12-05 16:32:00

●自分の人生は自分だけのものじゃない

50代を目前に控えて、不思議なくらい母のことが思い出されます。自分のブログを読み返してみて色々と驚いています。

それにしても、母はどうしてこんなに厳しかったのだろうか。

子ども時代には様々なルールがありました。

 

・出されたご飯は決して残してはいけない。

・テレビは1日1時間まで。

・新聞のテレビ欄に赤丸を付けて報告せよ。

・流行りの歌は聞いてはいけない。

・聞いて良いのはクラッシックのみ。

・平日に飲んでいいのは牛乳のみ。

・ジュースはお誕生日などのイベントのみ。

・紅茶、コーヒーは日曜日のみ。

 

これ、躾なのかなぁ。

ちょっとよく分からないものも多かったです。

当時の母は30代前半〜40代半ば。

今の私よりも随分と若い。

母なりに試行錯誤していたのだろうと思います。

 

ふと思うのは、母は本当は仕事をしたかったのではないかということ。

本当は何か手に職をつけたかった。

でも自分はそのタイミングを逃してしまった。

だからせめて娘には、将来の仕事に役立つ素養を身に付けさせたい。

そのような思いがあったのではないか、と。

 

口ではその反対の言葉を言っていました。

『女性は働かなくても良い』

だけど本音はそうではなかった。

 

ところどころで本音を吐露していました。

『子どものための教室を作りたかった』

習字教室ではないかと思います。

たまに家でも書を楽しんでいました。

お正月には兄弟揃って書を書かされました。

赤い墨汁で添削をする時にはとても充実した顔をしていました。

 

もしかしたら、人間ひとりの人生はその人だけのものではないのかも知れない。

色々な人の思いを受けて作られているのかも知れない、と思うのです。

 

不思議なルールの数々。

今では微笑ましい。

真剣に子育てしてくれていたんだね。

どうもありがとう。