講師(宗夜)ブログ
所作(56)●ジェネレーションギャップ(世代格差)
いつの世もジェネレーションギャップ(世代格差)によって人は翻弄されるもの。
今、世界中で起きている格差乖離のスピードもまた凄まじいと感じています。
まだ子どもが高校生で家に居たころ、パスコードについて尋ねました。そのころの私はパソコンの勉強など全然しておらず、iPhoneのアプリも使いこなせず、何が何やら全然分からない状態でした。
パスコードの作り方などを尋ねたように思います。子どもは面倒臭そうに溜息を吐きながら…
『だからさ(はぁ…)、ここでパスコードを入力するんだよ。それじゃあダメだよ。』
『8ケタってあるんだからさ、適当に大文字や小文字や数字混ぜて強力そうなのを作るんだよ。』
ええ〜っと、ええ〜っと、と言いながら何とか入力している私を見て、
『なんか大変だね。コードひとつ入力するのにこんなに時間が掛かっちゃうんだね。それじゃゲームできないね。』
『ゲームってこういう事するの?』
『そうだよ。暗唱コードの連続だよ。適当に打ったのを一瞬で覚えて、さっきの下4ケタ引っ張ってきて、次のと足したり。違ったら2回前の記憶を引っ張ってきて作ったりするんだよ。』
『???』
『あ、ごめん。(クスッ…)分からないよね。』
クスッ…といま、鼻で笑ったけど。
もうそんなこと気にならないほど驚いてしまいました。
(イマ、何ヲオッシャッタノデスカ?)
心の声がすべて機械音になって頭がフリーズしました。
これは大変だ。
大変な世の中になった。
当時息子は17歳。
5年後には22歳で世に出ることになるだろう。
社会の仕組みがこの世代を中心として動き出す。
分からないなどと甘えたことは言っていられない。下手をすると社会保障を受けられない可能性も出てくる。
『パソコンとじっくり向き合ってみよう』
と思い自分専用のパソコンを新たに購入した途端、コロナ禍になりました。
以前もパソコンは持っていましたが、当時はとにかく勉強不足でスペックも何も分からず、夫が買ってくれたものを時々ちょこちょこといじる程度でした。CORE
i3の4GBでした。
これではzoomも動画視聴もままならず、販売店で店員さんに質問しながら、自分の用途に合うパソコンを購入することができました。
今もまだまだ勉強は足りませんが、それでも何となくパソコンのことが分かってきました。
パソコンにはパソコンの理屈が合って、その理屈に自分を合わせて操作するんだなと思いました。
一足跳びには操作できず、丁寧に丁寧に操作する必要があると分かりました。
そしてパソコンにも心があるように感じられてきました。自分がパソコンを好きになると、パソコンも好きになってくれる。
それを宗嘉先生に伝えるとこう言われました。
『そうなんだよね。人工物だから心がないように思う人が多いんだけど、パソコンにも心があるんだ。だから丁寧に扱ってくれる人を機械も好きになるんだよ。好きになられたら得意になってきたでしょ?』
得意とまでは言い切れないけれども、ようやく面白いと思えるようになりました。自分の新しい扉を開けてくれる仲間に思えてきました。
そんな私はいま、WEBカメラを用途別に2台使い、モニターも使って自宅でzoom着付け教室のお稽古を行っています。
昨年末、息子が帰省した折に、それらの機材を見つけて目を丸くしていました。
生涯現役で仕事をするためには、次世代を魅了し続ける必要があります。
世代ごとに意識も異なるから、分かり合えないこともあるかもしれないけれど、理解しようと前向きになることは大切だと思いました。
やってみたら面白かった。
怖くなかった。
ここから団塊ジュニア世代の猛追が始まる。