講師(宗夜)ブログ

2022-10-22 16:58:00

所作(50)●イソップ物語『ウサギとカメ』に見るマウント取り合戦

マウント取り、最近よく耳にする言葉です。

『マウント取り』という絶妙な表現を得てSNSで色々な例がアップされています。

日々様々なストレスを感じながら人間は生きているのだなぁ…と改めて感じました。

いばりん坊とは関わりたくないけれど、関わらないわけにはいかないから、大変ですよね…。

また、明快な解決策があるわけではないのも悩ましいところです。

 

今回はイソップ物語のウサギとカメを題材にして日常のマウント取りを私なりに考察してみました。

『もしウサギが超真面目だったら…』という前提で読んでみます。

 

ところで…

なんでウサギは途中で寝たかなぁ。

寝るならベットで寝なさいと言ってやりたい。

自分からカメにレースを挑んでおきながら、非常に不真面目です。

これではいけない。

みんなから不評を買ったのは、速すぎるからではない、いばりん坊だからでもない。

自分から勝負を投げたからなのです。

いばりん坊だって結果を出せば周囲の反応は変わります。言うだけある、と。

 

しかし一方で、ウサギの気持ちも私には分かる。

実はウサギは寝てません。

フテ寝です。泣いていじけてました。

まずスタート時の状況を詳しく解説しましょう。

 

よーい、スタート!両者一斉に走り出します。

舞い上がる土埃。

ウサギの猛ダッシュです。

この日のために毎朝ダッシュの猛練習を続けてきました。土埃が早くも山まで伸びて行きます。

『おおー!!』

湧き上がる歓声。

しかしその後、歓声は戸惑いの声に変わります。

『…お?』

切れ切れに晴れつつある土埃から、カメの姿が現れたからです。

汗をかきつつ、懸命に歩を進めるカメ。

その真剣な眼差しに観衆は心を打たれました。

『がーんばれ!がーんばれ!』

どうやら観衆はカメの歩みに合わせてゴールまで応援を続ける様子です。

ウサギ、大ショック。

(ちょっと待ってよ。私だって頑張ってるんだけど…)

そりゃそうです。

この日にピークを合わせて努力してきました。

ショックを受けるのも無理はないでしょう。

で、フテ寝。

マウントを取ったつもりが、完全に取られてしまった。

(いいさ、いいさ。どうせ誰も見てくれないんだ。)

誰か一人でもウサギを応援してくれていたなら、こんなことにはならなかった。

あるいはメンターがいたなら。

あるいはウサギの波動が高ければ。

 

ウサギが観衆の応援を得るにはどのような行動が正しかったのでしょうか?

これは私の考えですが、

全力で一気にゴールまで駆け抜け、その後ゴールでカメの到着を待てば良かったのではないかと思います。何日でも待つ。

そしてゴールで抱き合うウサギとカメ。

翌日のニュースはこの話題で持ちきりです。

その姿を見てみな感動するのです。

『いいレースをありがとう!』と。

 

早くても、遅くても、どちらでもいい。

真面目な姿にひとは共感し、集まります。

真面目な人は心が澄んでいます。

マウントを取られて一時的に心が曇っても、時間が経つと汚れが自然に落ちていきます。

深呼吸して綺麗に澄んだ心をイメージしましょう。

一時的に心が乱れても大丈夫。

また元に戻るから。