講師(宗夜)ブログ
所作(40)●パワーショベルと手のシャベル
宗嘉先生と仕事をしていて、本当に感心するのが持続力(パワー)です。。隙間時間も無駄にせず様々な仕事をこなしています。
パワーショベルのようだといつも思います。
ガガッと硬い土にショベルが入りこみ、ガバーッとたくさんの土を掬い上げるさまに似ています。
それに比べて私は手のシャベルみたい、
と自分で思います。
パワーショベルは爆発的な推進力があります。
でも隙間からポロポロと土砂がこぼれます。
そのこぼれた土砂を私は手のシャベルで少しずつ掬い上げているように思います。
こんな感じです↓
宗嘉先生の推進力:7割
私の掬い上げる力:3割
自分の会社員の事務職時代を顧みてもやはり同じように思えました。
少しずつ掬い上げる力は大きくはないけれど、しかしとても重要です。
第一の魅力は『丁寧さ』にあると思っています。
その丁寧さは、推進力に匹敵すると思うのです。
丁寧に扱われると人は感動します。
人は感動を満たしてくれるところに集まります。
世の中では業務のIT化、AI化が一気に進んでいますが、感動を求める人の欲求はむしろ高まるかもしれません。
今後の成功のカギは、相手を感動させられるかどうか、となりそうです。
『人格の勝負』です。
能力だけで評価される時代は終わりを迎えるでしょう。
ビックデータの集積に裏付けられたAIの判断力の前では、人は無力です。
もしかしたら、女性にチャンスの多い時代なのでは?と私は期待しています。
女性は、優しい。
それは痛みを知っているから。
痛みを共感できるから。
女性はその一生の中で自らの体が変化します。
初潮を迎え、生理のある生活を送り、成熟した女性となった後に、更年期を経て、閉経する。
どの過程にも痛みや苦痛を伴います。
経験しないと分からない感覚です。
『ああつらい…』
何日も寝込むこともあるでしょう。
つらいけれども、そのつらさが女性同士を結びつける。
そして優しい人格へと導く。
『つらかったねぇ。大変だったねぇ。』
こういう言葉を掛けることができるのは、圧倒的に女性が多い。
それはつらさが分かるから。
毎月必ず体に起こる不調と無縁ではないはずです。
そしてまた、小さな力だからこそ上手くいくこともあります。
奈良時代の建築物の基礎は、女性たちが作ったそうです。
版築(はんちく)という技術だそうで、種類の違う土を何層も重ねて、トントンと上からシャベルのような道具で叩いて作ったそうです。
女性の、大きくはないけれども優しくて継続的な力が効果的であったとのこと。
着付けでもそのような力の出し方が効果的です。紐を結ぶ時にじわ〜っと引き締めます。
ギュッと強く締めてしまうと反動で逆に緩んでしまうのです。じわ〜っと時間をかけて結ぶと、紐の表面の繊維がお互いに噛み合い、決して緩みません。
女性の力の出し方にはコツがあり、また、根気よく磨き続ける必要があります。
このコツには諸芸のお稽古に通じるものがあります。
茶道や着付けのお稽古を続けると何となく分かってくるのです。
この何となくが大事。
ハッキリと見えなくても良いのです。
茶道も着付けも難しいです。
すぐには身に付かない。
けれども逆戻りはしません。
時間と手間を掛けたら掛けただけの価値が返ってきます。
価値とは穏やかな本来の自分です。