講師(宗夜)ブログ

2022-06-28 20:18:00

所作(6)●女性の特殊能力:母性本能

日々、生徒さまと接していて女性が仕事をするには『母性本能』が必要だと考えるようになりました。

子育て経験の有る無しは関係ありません。

子育て経験がなくとも豊かな母性本能をお持ちの方がいらっしゃいます。

実は最も必要なのは社会性です。

 

『子育て』と聞いて、

皆様はどんなことを想像するでしょうか?

小さな子供と母親がおままごとをしている光景でしょうか?

 

『お母さん』と聞いて、

どんな母親を思い浮かべますか?

優しい笑顔のお母さんでしょうか?

 

私の考える理想の母親はそのような甘いイメージではありません。

もっとクールです。

『子供を一人前にするお母さん』です。

目の前の子供が、

大人になったときに困らないような力を身に付けさせることが母親の最重要課題であると考えます。

母親の役割はそれ以上でもそれ以下でもないと考えています。

私自身は18歳になったら家を出すと心に決めて、すべて逆算して育ててきました。

年齢ごとに距離感を測りながら接し方をその都度修正し、18歳になったときに完全に手を放しました。

 

一番気を遣ったのは高校生活の3年間でした。

この3年間の私の接し方によって子どもの将来が決まると思って気を引き締めて過ごしました。

具体的に何をしたかというと...

自分の人生に集中したのです。

子供に意識を向けるのではなく、

自分を成長させるように自分に意識を向けました。

 

自分で自分を成長させる姿を見せることこそ、

10代後半の子どもに最も必要なことだと思っていたからです。

10代後半の子どもの接し方は難しかったです。

簡単ではありませんでした。

一日ごとにものすごいスピードで彼らは成長します。

身体も、脳も、心も。

親の矛盾点を見逃しません。

それを口に出さないで指摘するようになります。

陰険になります。

 

10代前半の中学生の段階では口に出して指摘しました。

『それ違うじゃん』

その後に親子ならではのやり取りがありました。

 

10代後半の高校生になると鼻でクスっと笑います。

そのあとに黙って自分の部屋へ...。

やり取りを拒否します。

射るような冷たい目を向けるようになります。

 

子どもが『お母さん、お母さん』

と無条件で母親を受け入れてくれるのは10歳までです。

その後は周りの大人と自分の親を比較します。

親の悪いところが目に付いて『ああ、こんな風にはなりたくない』と思うようになります。

それでいいのです。

自分なりの物差しができたことを親は喜ばなくてはなりません。

 

しかしそのまま終わらせてはいけません。

『自分の親もなかなかやるな』

とその後に思わせなくてはなりません。

それどころか『到底かなわない』

と思わせる必要があります。

10代後半の猛烈なスピードを超えて、

親の方が猛烈に成長するのです。

 

子どもは、自分が生んだとしても、

自分の手で育てたとしても、

自分より下だと思うと親を裏切ります。

それが野生の本能だからです。

本人のせいではありません。

しかしそれは悲劇です。

だれも幸せにならないのです。

子ども本人のためにも、親を裏切るような人間に育ててはいけません。

 

子どもよりも遥かに優秀であり続ける。

子どもが大人になっても親の仮面を脱がない。

迎合しない。

ダメなものはダメだと筋を通す。

大人同士としての冷静な距離を保つ。

子どもの幸せを願う前に、まず自分が幸せになる。

すべてにおいての手本となる。

 

これが私の考える理想の母親です。

どうでしょう?これは、

そのまま理想の上司像ではないでしょうか?

必要なのは出産経験や子育て経験ではないのです。

社会性です。

 

男性的だと思われるかもしれません。

でもやっぱり女性なのです。

根底に相手の人生への愛情があるからです。

出し抜くのではなく、共存共栄の精神です。

そしてやっぱり幸せになってもらいたい。

我が子にも、生徒さまにも。

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