講師(宗夜)ブログ
所作(5)●伝わる話し方:指示の出し方。急がば回れ。
相手にしっかりと情報を伝えるには速さのメリハリをつけることが有効です。
様子を表す言葉をゆっくりと発音することをお勧めします。
品詞でいうと、形容詞や副詞、形容動詞などです。
美しい、きれいな、静かな、とか。ゆっくりと、素早く、丁寧に、とか。
面白いのは、『素早く』です。
『素早く』の発音はゆっくりとを心がけます。
相手に注意を促すときも同じです。
テレビのアナウンサーが台風情報の折に
『素早い行動を取ってください』と、
ゆっくりはっきり発音していました。
私たちの日常でも同じです。
仕事の現場で、
迅速な対応を迫られているとしましょう。
一度目は『素早くお願いします』
とゆっくりはっきりと発音し、二度目に
『それでは素早く!』と早めに発音します。
まずは相手に確実な情報伝達をし、
状況を認識してもらいます。
その次にどうしてその行動が必要なのか、
理由を簡潔に説明します。
それから、少し早めの口調にて『はい、それではお願いします!』とゴーサインを出します。
目の前の相手を意のままに動かすのは簡単なことではありません。
多少面倒でも理由を説明する手間が必要です。
省いてはいけない手間です。
子供の場合も同じです。
子供はすぐに『なんで?』と理由の説明を求めます。
大人は口には出しませんが、
やはり理由を説明してもらいたいものです。
『いいから早く!』などとゴリ押しはできません。
また、急いでいるからと焦って『早く、早く、早く』と発音すると舐められてしまう可能性があります。
焦っている姿は美しくないので相手に不快な印象を与えるのです。
美しくない様子には『スキ』があります。
スキを見せてしまうと相手が心理的に優位になり、指示通りに動かすことが難しくなります。
焦る状況が避けられないことも多いのですが、
どんな状況でも美しくいようとする心構えが大切です。
『そんな...、いつもいつも美しくいるなんて無理よ!息が詰まっちゃうわ!』
大丈夫です。何事も習慣です。
最初から100点を取ろうとしないで。
1点から始めましょう。
1点から地道に積み重ねていこうとする慎ましさこそが、本当の美しさなのです。
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和から学ぶ気品ある仕草 美しい所作教室