講師(宗夜)ブログ
●右脳のちから
昨晩はストロベリームーン(皆既月食)でした。
その少し前の夕方に綺麗な月を見に行きました。
日没前に海でジョギング。
何となく海に呼ばれたような気がして出掛けたのでした。
自然に体ごと包まれたくなりました。
その途中で見た富士山の美しいこと。
ちょうど富士山の頂上に朱色の夕陽が被り、火口がキラキラと輝いていました。
少しずつ少しずつ富士山の後ろに沈む夕陽。
富士山は藍鼠色(あいねずいろ:藍色がかった鼠色)に裾野まで浮かび上がります。
優美な曲線に目が奪われました。
譲り合いながら写真に収める人たち。
誰もがとても静かでした。
砂浜に着くと驚くほど沢山の人が涼みに来ていました。
なぜ驚いたかと言うと、すごく静かだったからです。
まさかこれほど多くの人がいるとは思えないほどに静かでした。
多少の話し声とか笑い声とかは聞こえますが誰も騒がない。
この平和な時間を心から味わっているようでした。
私には祈っているように見えました。
富士山を眺め、
海を眺め、
ふと江ノ島を見ると、
まん丸のお月さまが今まさに昇ろうとしていました。
お月さまは夕陽を受けて、うっすらと桜色
西の空には、お日さまと富士山
東の空には、お月さまと江ノ島
砂浜で寛いでいた多くの人も
この奇跡的な共演に気付き
静かにその神秘を見守っていたのでした。
きっと何千年も前の日本人もこの光景に心を奪われたことでしょう。
漁港に向かって走れば、草むらから鈴虫の声
それに合わせて赤とんぼがツツツ…と泳ぐ
小さな子らがキャッキャッと遊び、誰もがその姿を優しく見守っていました。
そうか…
自分の暮らすこの街は、こんなにも美しかったのか…
同じ風景を見ながら、その場に居合わせる誰もが同じ心を共に持っているような気がしました。
見ず知らずの人たちと、言葉も交わさずにこんなに気持ちが繋がるのは初めての経験でした。
温かい気持ちが初秋の海辺に満ちていました。
誓いのような
儀式のような
不思議な体験
これが右脳のちから。