講師(宗夜)ブログ
●第一印象が大切なのは字も同じ
パッと見て『ああ綺麗な人❣️』と思われる女性は素敵です。
同性でも惹かれてしまいます。
綺麗の基には日ごろの行いの裏付けがあるからです。
美しくあろうとする気持ちには自己と他者に対する優しさが込められています。
字も同じ
『ああ綺麗な字❣️』と思われる字には日ごろの練習の裏付けと優しさが込められています。
字を見てくださる目に対する優しさだったり、
字そのものへの愛情だったり、
筆や紙に対する思いやりだったりします。
簡易な筆ペンでも訓練次第ではかなりの技が使えます。
早く書いて掠れさせたり、
軽く持ち上げて接触面を少なくして墨色を薄く見せたり、
少し押し付けて濃く見せたりと、
できることは色々あります。
そしてそれらを統括して美しく見せるためのテクニックが
『文字のバランス』
です。
お月謝袋への宗嘉先生の記名で例を挙げてみます。
上記の立川宗嘉という文字は、いま読んでいただいているこのブログの文字とは違い、一字一字のシルエットを変えています。
立:やや大きめの長方形
川:小さめの丸形
宗:やや小さめの逆三角形
嘉:やや大きめの三角形
私はシルエットをこんな風にデザインして字のバランスを取っています。
シルエットを多彩にすることで印象が良くなり音読しやすくなります。
パッと見て『綺麗❣️』の裏にはこのようなテクニックが潜んでいるのです。
ここまで気を配ることができるのは、人生の経験を積んだ大人だから。
『書道なんて子ども時代から習ってないと絶対無理』
果たして本当にそうでしょうか?
子どもの頃に綺麗だと思っていた字と、大人になってから美しいと思う字は根本的に違います。
年齢によって人格が別人級に異なるからです。
そして大人になると無駄なことはしなくなります。
効率よく動くから最短距離で行きたいところに行けるようになります。
恥を忍んで告白します。
私の3年前の文字がこちら
↓
今の文字がこちら
↓
3年前は生徒さんのご記名など、とても引き受けられず、生徒さんご自身でお月謝袋にお書きいただいていました。
その情けないことと言ったら…
訓練して、訓練して、ようやくここまで来ました。
最初は筆ペンを持つ手が硬くて力を抜くことが出来ませんでした。
今は力を抜いてゆるゆるで持つことが出来ます。
この力の抜き方は茶道にも直接に影響します。
茶道の柄杓を持つ手の動きと、
筆ペンでの筆を持つ手の動きは、
とても似ているのです。
おそらく私は書道の腕が上がるのと同時に、茶道の腕も上がっていったはずです。
『一芸は多芸に通ず』
身を以て知った諺の真意
これかぁ!
と膝を打ちたくなるような心地。
ああ、いよいよ面白くなってきた私の人生。
ぜひに皆さまも😊🤲



