講師(宗夜)ブログ
●作り帯とセパレート着物
講師の仕事を始めてから、この二つの存在を知りました。
・作り帯
・セパレート着物
『そんなの邪道よ』
と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
私も講師の仕事をしていなかったら、そう思っていたかも知れません。
でも今では、それもアリだと思うのです。
講師をして10年近くなるからこそ、努力がつらいならラクをしても良いんじゃないかと逆に思うようになりました。
と言いますのは…
着付けが難しくて和装を諦める人があまりにも多いからなのです。
私の教室でも来訪者の半数が着付けを断念しました。
半数なら良い方です。
私が最初に習った教室では最初に6人居たのに、最終的に残ったのは私1人でした。
大手の教室は高額なので
『何としても元を取らねば』
と頑張る傾向があります。
しかし安価な教室ですと、
『もう良いや、安いし』
と断念する人が多いのです。
着付けは難しいです。
全ての行程を覚えないと着れるようになりません。
『大丈夫、出来ますよ!』
と励ましても、覚えられない人はどうしても覚えられないのでした。
また、着装技術を身につけた後も見直すことがたくさんあります。
長着も帯も、素材によってコツが変わります。
帯も物によって長さが少しずつ違うので、綺麗に結ぶには一つひとつの特徴を抑えておく必要があります。
何とか着れるのと、綺麗に着れるのとは雲泥の差。
シワシワの和装で現れるくらいなら、洋装でエレガントに振る舞う方が周りから喜ばれるのが現実です。
若い女性でしたら
『頑張ったね😉』
と励まされて可愛がられます。
でも大人女性はそうはいきません。
褒めることが却って失礼となる場合も多いのです。
着付けをすることに利点はたくさんありますが、最近は少し考え方が変わってきました。
。。。。。。。。。。。
・ラクをしておしゃれを楽しむことがそんなに悪いことだろうか?
・努力が出来ない自分を攻める時間はもったいないのではないか?
・さっさとおしゃれをして、楽しい時間をたくさん持つ方が豊かな生き方なのではないか?
・誰もが時間を自由に使えるわけではない。
着付け時間と手数を最小にし、美しい所作のお稽古に重きを置いても良いのではないか?
。。。。。。。。。。。
そんな風に思うようになりました。
着付けと所作のどちらも共に頑張るのが苦しいならば、着付けはラクに済ませて、所作の美しさを優先させても良いと思います。
大人女性に求められる美しい所作には下記のようなものがあります。
・立ち方
・歩き方
・座り方
・上着の着方
・バッグの持ち方
・バッグを置く位置
・声の出し方
・言葉遣い
大人女性は存在そのものに生き方が表れます。
笑顔でいられる時間をたくさん持てることはとても素敵だと思うのです。