講師(宗夜)ブログ
●NHK歴史探偵『三好長慶と松永久秀』
9月の利休座学講座で三好長慶と松永久秀について取り上げました。
ちょうどNHKの番組で、この両者についての放送があるのでお知らせいたします。
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NHK歴史探偵
10/8火 夜11:50〜午前0:35
『三好長慶と松永久秀』
https://www.nhk.jp/p/rekishi-tantei/ts/VR22V15XWL/episode/te/G9NQ62VWKQ/
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軽いと言えば軽い番組ですけれども、人物のエピソードを一つでも二つでも知ることが出来れば歴史を身近に感じられます。
テレビの話をすると宗嘉先生からいや〜な顔😕をされます。
しかし大事な情報収集ツールの一つであることは間違いないでしょう。
昨年の大河ドラマ《どうする家康》も夢中で見ていました。
宗嘉先生からは
『ドラマは演出が多い。あれが本当の歴史だと思ってもらっては困る』
と苦言を呈されました。
でも大好きなドラマだったので
『良いじゃないですか!せっかく喜んで見てるのに!』
とつい言い返してしまいました。
大河ドラマでは今をときめくイケメン&イケジョが沢山出演するので、眺めているだけでもやっぱり楽しいのでした。また、時代考証もしっかりされているはずなので服装チェックも楽しいポイントです。
人間はストーリーを必要とする生き物だと思います。
子どもは絵本や創作童話、昔話が大好きです。
大人だって古代からの劇場が遺跡として沢山残っているところを見ると、虚構だと分かっていても涙したり恋したりすることをやめられないのだと思います。
確かにドラマの演出が大袈裟であることは否めませんが、歴史上の人物の名前を知るだけでも見る意味があると思っています。
(ああ、前回の大河で〇〇さんが演じていたな)という記憶があるだけで知り合いのような気持ちになります。
『あれはまったく抜け目のないずるい男だったよ…』とか、
『しかしあの時代であったら仕方ないだろう…』とか、
自分の感情と共に記憶に刻まれていきます。
アニメやゲームで歴史に詳しくなる人も多いようです。
ご本人が楽しめればどんな方法でも良いように思います。
自分が生まれて育った国の歴史です。
どんな方法でも知らないより知っているに越したことはないでしょう。
私が歴史の知識を身に付けたのも以下の2つ番組を継続的に見ていたからでした。
・ブラタモリ
・英雄たちの選択
《ブラタモリ》は終わってしまいました。
とても残念です。
この番組によって『地政学』なる学問を知りました。
地理が政治や歴史にどのような影響を与えるかを総合的に考察するのが『地政学』です。
地の利を活かした産業がどのように地域で発展していったのか、または意図せず衰退してしまったのか。
その地域で奮闘する人々の暮らしぶりや、時代の流れを敏感に捉える難しさ、なども専門家が紹介していました。
岩石の種類や川の流れ、地殻プレートの動き方、その結果の地盤の歪み方など、地学の詳細な説明も満載で毎回本当に楽しみにしていました。
それらが歴史の知識と重なった時に、知識の層も厚くなるのを感じたのでした。
《英雄たちの選択》も好きで、初回からほぼ欠かさず見ています。その前身とも言える『BS歴史館』も大好きな番組でした。
やはりこれらも地政学を基盤にしていて、様々な専門家(経済・哲学・脳科学・心理学)が独自の切り口で論じていくディベート形式の番組です。
あまりにマニアックな番組なので、最初のうちはついていけず、視聴する前に年表で事前勉強をしていました。
歴史を好きになるきっかけは子どもと一緒に受験勉強をしたことでした。
塾では子ども達に代表的な年号を機械的に覚えさせていました。
私も塾の流れに沿って一緒に覚えました。
・538年 仏教伝来ご参拝
・710年 なんと大きな平城京
・794年 鳴くよ鶯、平安京
などなどです。
●とりあえず覚える
●意味を考えず丸々覚える
当時は150項目ほど丸暗記してました。
この時に丸暗記の大切さを知ったのでした。
大人は社会の仕組みを知っているので、丸暗記しただけでも時代の流れが掴めました。
自然に因果関係が理解できるのでした。
『覚えられないんですよ』
と仰る方もおられます。
それも仕方がないかと思います。
好きでないのなら無理することもないでしょう。
大人の勉強に無理は禁物。
今更ガツガツ勉強するのも優雅さに欠けるというものです。
ただ稀に『過去の人々よりも現代人の方が優れている』と思い込んでおられる方がいらっしゃいます。
そのような考えは改めることをお勧めします。
また『昔は良かった』とか、過去の世の中をユートピアのように感じておられる方もいらっしゃいます。
そんなことはなく過去は過去で、非常に厳しい世の中です。
では、過ぎてしまった過去をなぜ学ぶのかと言われると、自分の人生だけでは短か過ぎて賢くなれないからです。
過去の世の中、過去の人々を知ることで、価値観の幅が広がるからです。
確かに追体験は、実体験には及びません。
でも見えないものを見ようと努力することで想像力が増してきます。
過去の人々も、成功して名を成した人物は、みな過去から学んでいます。
多少脚色したストーリーを追いながら…。
御堂関白記、平家物語、大鏡、今鏡、水鏡、増鏡、吾妻鏡、風姿花伝、五輪書などなど…
もしかしたら未来を視る力は、神様の気紛れで先天的に与えられるものだけではなく、自ら力を得ようと努めることで強くなるのかも知れないと思うのでした。