お教室だより(Blog)

2022-03-18 23:35:00
前回の記事で、リベラルアーツについて、ご紹
介させていただきました。

以下の本もご紹介しました。



ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21
世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ
教育
Amazon.co.jpによる
詳細はこちら:
 https://www.amazon.co.jp/dp/4865591257/
ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_N6tgFbQC2D0Z2
 
なぜアメリカには音楽学部は、音楽大学では
なく、総合大学にあるのか?

ハーバード大学の場合

 Commitment to liberal arts & sciences is
 at the core of Harvard College's mission:
 before students can help change the world,
 they need to understand it. The liberal 
arts & sciences offer a broad intellectual 
foundation for the tools to think critically,
 reason analytically and write clearly.

リベラル・アーツと科学の教育はハーバード大学に
とって最も中心的な教育理念であり目標です。
学生達は世界に貢献できるようになる前に、まずは
リベラル・アーツと科学の教育を通して広い知識の
基礎を学び、比較分析力、判断力、表現力を得るのです。

『ハーバード大学は音楽で人を育てる』によると

ハーバード大学の一般教養科目は8つのカテゴリーに
大別されています。

美学的・解釈的理解
文化と信念
経験的・数学的思考
論理的思考
生態体系の科学
物理的宇宙の科学
世界の諸社会
世界の中心のアメリカ合衆国 

この中の「美学的解釈的理解」カテゴリーの中に
芸術関連科目が含まれています。
このカテゴリーの目的は、文学・絵画・彫刻・建築・
音楽・映画・舞踏・宗教・装飾などの文化的表現を、
理論的かつ批判的に解釈し、芸術の世界と知的に関わり
合うこと 。

この『芸術の世界と知的に関わり合うこと 』こそ
教養ある人に欠かせないことなのでは・・・。
かっこいいなあ!

Faculty of Arts and Sciences (芸術科学学部)には
7つの学問(文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文・音楽)
がすべて入っているそうです。

芸術科学学部の学生達はそれらのクラスをまんべんなく履修
しないといけないそうです。
それだけ音楽の授業の価値を感じているってことなんですね。
日本の総合大学は残念ながらまだここまで徹底しないですよね。

ちょっと残念です。

だからこそ、
スポーツが得意な子も、
お勉強が得意な子も、
女の子も
男の子も
是非是非、音楽、ピアノでバランスの取れた人間形成を
してほしいです!