お教室だより(Blog)

2022-03-17 23:33:00
「リベラルアーツ」、てご存じですか。
日本でちゃんと紹介されたのは、こちらの本に
よります。


ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──
21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・
アーツ教育
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リベラルアーツとは、日本では一般教養とか
全人格的教育と言われています。
ギリシャ・ローマ時代に生まれた理念で
「人が持つ必要がある実践的な知識・学問」
とされており、
音楽の他に、文法・修辞学・論理学・算術・
幾何学・天文学を合わせた7科のことを
言うんですね。
音楽がバッチリ入っているのがすごいですね。
音楽と関係のある『芸術』という言葉は、元々、
明治時代に啓蒙家の西周(にしあまね)によって
リベラル・アートの訳語として造語されたもの
だそうですよ。

バランスの取れた人格形成を目指す!
全人格的教育!!
だから、総合大学には音楽学部があるそうです。
日本みたいに音楽は音大ではなく、総合大学に
あるんですね。
そこには、先人の努力があったみたいです。

「ハーバード大学は音楽で人を育てる」に
よると、アメリカにおいて音楽を専門的に学ぶ
ということは、
ここ100年来の傾向に過ぎなかったそうで、
今は多くの教科と並行して音楽が存在する形が
主流になっているそうです。

現在ハーバード大学では、学部生6600名の
約半数3000人以上が何らかの芸術活動に
携わっていて、中でも音楽活動は活発で,
キャンパス内では年間約450の学生コンサート
が行われている とのこと。

意外でしたね。そう言えばヴァイオリニストの
後藤龍さんもハーバード大学で物理学を専攻
していたのでしたね。
ハーバード大学って頭のいい人ばかりで、
本を読みながら歩いている、
なんてイメージでしたが・・・。
音楽好きな人が多いのかも音符
では、なぜ音楽学部が総合大学にあるのか
次回書きますね。