教室ブログ

2026-05-04 23:01:00

私とあなたは違う

身近な人が病気だったり

ひどく落ち込んでいたり

つらそうにしていると

そばにいる自分まで

苦しくなることがあります

特に、介護や療育、看病をしている方は

日々とても大きな負担を

抱えておられると思います

 

私自身、人との境界線が

薄いところがあります

以前は、教室に来られる方が「膝が痛い」と言われると

自分の膝まで痛くなるような感覚になったり

電話で友達から「頭痛がする」と聞けば

自分までなんとなく頭が重くなることもありました

一過性で、すぐにおさまるとはいえ

これはあまり良い状態ではないな、と感じていました

指導歴も12年となり

今ではそのようなことはほとんどなくなりましたが

やはり家族のこととなると

影響を受けやすいと感じます

 

特に息子のことになると

まるで自分のことのように

感じてしまう のです

 

私たちは、目に見えるものを現実だと思いがちですが

目に見えない「気」や「心」も

確かに自分の内側に映り込んでくるものだと思います

つらい人の表情を

そのまま自分の中に写し取ってしまうと

気づかないうちに、自分まで同じ顔になってしまう

でも、そこで一度、立ち止まる

 

「私とあなたは違う」と思い出す

 

あなたのことが大切で、心配で

あなたがつらいと、私もつらい

それは自然なこと

でも、そこに飲み込まれずに

「きっと大丈夫」と信じ直す

あなたは弱くない

きっと、あなたらしさを取り戻す

そう思えたとき

自分の中の鏡は、すっと澄んでいきます

胸の中に、明るくて静かな鏡を持って

大切な人に向き合う

すると、こちらの在り方が

その人にやわらかく反射していく

 

 

自分の中に、同じようなネガティブな暗いものが

ほんのわずかでもあると

それがまるで吸い取り紙のように

相手の感情を

吸い取ってしまうことがあると思います

反対に

一寸の曇りもないほど、太陽のように明るく元気でいられたら

ネガティブなものを受け取らずにいられるのかもしれません

でも、そんな状態でい続けられる人は

きっと稀です

誰の心の中にも

大なり小なりネガティブな部分はあるものだと思います

私は これまでの数々の失敗を経て

お見舞いに行くときや、悩みを抱えた友人の話を聞くとき

少しだけ

「心の準備」をするようになりました

自分の中の鏡に

楽しくて、軽やかで

少しワクワクするような

明るいフィルターを

そっと張ってから向かうのです

すると不思議なことに

こちらが影響を受けにくくなるだけでなく

会った人、話した人が

「あなたに会えてよかった」と

ふっと笑顔になってくれるのです

 

私たちにできるのは

自分を整えること

それだけなのだと思います

 

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 高島野十郎さんの作品

本当に光っているよう