定例会のご案内
10月14日(土)の定例会は終了しました。
10月14日(土)の定例会午後1時30-3時30は終了しました。
第一部
午後1:30ー2:30
① 専門会員の鳥海順一氏より下記のお話がありました。
前橋市が「マンション管理適正化推進計画」に関するパブリックコメント(意見募集)を実施に際し、
鳥海先生より「群馬マンション管理組合連絡会」の名称にて前橋市あてパブリックコメントを提出しました。
その内容は、
A) 各管理組合の実態把握のためには、
ただアンケート用紙を配布するだけでは実態がつかみにくく、
各マンションの管理者を聞き出し、
その管理者に直接質問やインタビユーをするなりして聞き出すことが肝要。
アンケート用を配布しただけでは返信がない場合が多い。
また長期修繕計画は、
長期修繕計画は25年周期ではなく、
国と同じく、「ガイドラインの30年で国と同じく長期修繕計画が2回含まれている」
とした方がよいとの意見を提出。
B) マンションの個々の問題に応じて、
マンション管理に関する専門家の活用が大事。
C) 管理計画認定制度はあまり知られていない現状。
共用ローンの金利の優遇措置、固定資産税の減税等のメリットを幅広く知らせることも必要。
また管理不全のマンションを少しでも正常化に持っていくことが必要。
さらにトップクラスのマンションを引き上げ、
リーダー格になってもらい、
マンション全体のレベルアップに貢献してもらうことも必要。
以上、鳥海先生のコメントの要約です。
マンションの適切な維持管理や老朽化に向けての管理不全の防止や周辺への危害防止を考え、。
当群馬マンション管理組合連絡会も、この意見募集に際し、
鳥海専門会員を当会の意見として前橋市のコメント募集に応じました。
② 当会の代表の橋爪氏より下記発表がありました。
NHKWebニュースより
マンションの隣人が死亡し、相続人が不存在の問題。
千葉県内のマンションで、管理費未納の続いているひとがおり、
調べてみると、8年前に病院で死亡していたことが判明。
室内は散らかし放題で床が抜けるなどの痛みも激しく、完全に荒れ果てた状態。
そして相続人は不存在。
調べてみると、固定資産税も滞納。
結局、この部屋をもとの状態に戻すのに、
マンション住民が多額の金額を費やしたとのこと。
またもうひとつ同じようなケースの部屋が見つかり、
これを正常化するために、結局マンション住民が計900万円を費やしたとのこと。
この問題は、部屋の住人(区分所有者)が死亡した時に、
すぐさま相続人を割り出し、
相続人が相続権を継ぐのか放棄するのか、
それをマンション管理組合が把握し、
相続の放棄であれば、
弁護士を通じて、裁判所に「相続財産管理人の申請」を行うべきでした。
そうすれば、裁判所相続財産管理人」を指定し、
彼がその部屋の競売に取り掛かります。
そして競売で売却したお金から、管理組合への未納金等も支払われます。
また競売ののちには、その部屋を落札した当人が、
新区分所有者になり、管理費等は管理組合に払うことになります。
マンション住人の死亡と未納金に関する処置の誤り。
これが、最終的にはマンション住民の多額の負担となってしまったわけです。
マンション住人の死亡ということは、
そして相続人の不存在ということはどこのマンションでもおこります
今回の事件は、マンションとして大いに参考にすべき事例であったように思われます。
第二部 午後2:30ー3:30
役員の高橋氏より下記お話がありました。
マンションは自主管理の組合と、
もう一つは管理組合が管理会社に維持管理を委託している場合とがあります。
管理組合で自主管理をしている組合向けに、
クラセルという管理支援のアプリが三菱地所コミュニティグループにより開発されています。
(株)マリモコミュニティという会社がこれを活用し、
各マンションに管理支援アプリの導入を進めています。
高橋氏のお話は、このアプリを導入すべきかどうか、
今月末に(株)マリモコミュニティの社員に高橋氏のマンションまで来ていただき、
その説明を聞こうということでした。
いわば、(株)マリモコミュニティというう会社は、
三菱地所が開発したアプリを各マンションの管理組合用に活用させるための仲介の会社と言えます。
管理支援アプリの活用ということは、
これからのマンションではきっと必要になってくる事項かとも思います。
今月末のマリモコミュニティの説明を私たちも興味深く待っています。