定例会のご案内
6月10日(土)の定例会は終了しました。
第一部においては総会が行われました。
第1号議案から第6号議案まですべて承認されました。
第二部において、マンション管理に関するトラブルや問題を論議しました。
A)
■まず最初に、マンション使用している揚水機モーターの価格の件でした。
古いタイプのマンションでは、増圧式モーターで各戸へ送水せず、
まずいったん揚水モーターを稼働させて屋上の高架水槽へと水を送ります。
そこから自然重力により各戸の家庭へと水が配送される形になっております。
このときに使用する揚水機モーターは、
2機一組で使用され、24時間常時2機のうちどちらかが稼働しています。
この2機一組の揚水機モーターの価格は、
カパにもよりますが、50万円から80万円ぐらいが相場となっています。
あるマンションの事例を参考にしながら、価格についての討議を行いました。
B)
防犯カメラの設置についての討議を行いました。
マンションにおいて防犯カメラを設置するには、
一般的に「防犯カメラ運用細則」を作成し、
管理規約の細則にこれを載せて、総会での賛成多数を得て、
マンション居住者にその細則を提示する必要があります。
あるマンションの「防犯カメラ運用細則」の参考に供しながら、
討議を進めました。
C)
「マンション長寿命化促進税制」について活発な議論が行われました。
この税制は、マンションの大規模修繕を実施すると、固定資産税が軽減されるというものです。
具体的に対象となるマンションは:
① 筑後20年以上経過した10戸以上のマンション
② 大規模修繕を過去に一回以上実施していること
③ 長寿命化工事の実施に必要な修繕積立金を確保していること
④ 各市が行うマンション管理認定計画の基準に合致していること
だいたいのところこのようなことをクリアーしなければなりません。
マンション管理認定計画に関してですが、
群馬県の各市においては、未だこの認定に向けた制度ができておりません。
したがって、各市が行うはずのマンション管理計画認定は、未だ制度化されていません。
当然、群馬県内において、管理計画認定の制度が整っていない以上、
認定計画の基準を満たすことはできません。
ですから、群馬県内のマンションにおいては、
この固定資産税の軽減という優遇税制を享受できるマンションは、現時点では、一つもありません。
これは残念なことです。
これからの行政の努力に期待するところです。