釣れたて紀行

シゲちゃん初体験
2019-02-12 21:06:55
名礁西のハナレから本島を臨む
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 人生、何が起こるか分からない❢本当に永くて、辛くて、疲労困憊、心が病んだ2年間だった❢しかし、人間は本当に強いものである、必ず復活してくるのだ。とはいえ、今から以前の様な全開の私となるためには皆様の温かい応援がまだまだ、たくさん必要なのです。どうかよろしくクリックくださいませ。

 2年ぶりなので、ホームページのIDやパスを完全忘れてました❢ハイ、少しずつ前に行きましょうか。

今回は、新しい出会いがあり、釣とゴルフを始めたいと弟子入り志願の『シゲちゃん』特集です!本当に釣りそのものが初めてで、かつ、磯フカセの大物釣りという超ムズイ釣りからやり始めるなんて、なんて愚かな❢、いや失礼❢なんて大胆かつロマンに燃えた男だろうか❢

 ということで、2019.2.9(土)午後9時30分に総勢23名を乗せEBISUが宮坂おやじ船長で出発だ。かあちゃんとも再会し、涙が止まらず!船長たちは苦労しているので、ことさら温かく迎えることができる人達だ❢吉田釣具の面々も同じである。心底、人柄がよいとしか言いようがない❢こんな人たちに囲まれて釣りができる私は、幸せ者の極みではないか。今後も前以上によろしくお願いします❢

 と、出港して30分もたたず、船は大揺れに。隣の初心者シゲちゃんはとみるとなんと全く、元気である❢船酔い薬を2錠飲むように言っておいたのが良かったか、はたまた、大物か?2時間近くしてようやくエンジンがスローに。今や世界遺産の神の島である沖ノ島へ到着である。やはり、時化ているようで、ゆっくり小屋島周りから渡していくと、どこも波が高く、船長より『シケシラズ』を勧められ、乗ることに。ここは、時化た時も波静かで、大物が寄ってくる磯である。密かに期待する。まず、いつものように、テントを張ろうとしたが狭くて、風もあり、二人分は無理なので、酒を飲んで寝袋で寝ることにした。昼釣に集中するため必ず5時間程度は寝るようにしているのだ❢集中力なくして、決して大型尾長は取れないからだ❢

 

2019-02-12 21:38:11
シケシラズより西のハナレを臨む
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 しかし、寒くて眠れない❢久しぶりの寒波到来で、風も強い。たぶん0度以下ではないだろうか。ウトウトしていると、起床時間の4時になり、目覚ましが起こす❢ジェットボイルでラーメンとコーヒーを飲み英気を養い、マキ餌と仕掛けづくりである。しかーし、寒すぎるではないか❢手がかじかんで仕掛けが出来ない!カイロで温めつつやっと完成し、夜明けまで待機。この時間が一番好きだ。期待で高ぶるからだ。日常では味わえない『冷静なる高ぶり』である。6時半頃にしらけ始め磯の全容が明らかになる。やはり、ここシケシラズだけはうねりがなく釣り易そうである。ジャンケンをし、勝ったシゲちゃんから2時間交代で右に入ることにする。この方式が一番公平でかつ相手の技量もよくわかり、勉強にもなるので、いつもしているし、また、公平というのが気分がいいではないかと思う。とかく、人間、年を取ると横柄になり良い場所を占領して動こうとしないものだ。いつまでも、チャレンジャーたれ❢である。

 釣り開始から30分経過、マキエが利き出し、今にも来そうな予感がする。と、キター❢予感通り、ウキが消し込み、ヒットー❢しかーし、あまり引かず、ブリアゲると子尾長の30cm。海へ返してあげようとすると、横でシゲちゃんが、『食べるけん』とのことでキープ。しかし、真っ青で、活性は高そうだ。次も、ヒット―で、良く引くが新調したマスターモデルⅡ尾長HH5.0の敵ではなく40センチ程度の尾長である。これもブリアゲてキープ。なぜかシゲちゃんが笑顔❢これもあげるね❤ 目指せ、65オーバー❢だが、後が続かず、イサキの群れに囲まれ、釣れ続く❢ちなみに、沖ノ島での仕掛けは、ライン4号、ハリス4号、チモト6号1メートルとフカセ最強スペックだ。これでも、食ってくる。私はあまり掛けきらないが、本当に上手い釣り人とは、太ハリスでも、バンバンかける人ではないかと最近、良く思うようになった。早くそうなりたいものだ。

 

2019-02-12 22:01:57
シケシラズ
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 しかーし、一時間ほどして、雨が降り出したではないか!曇りのち晴れとなっていたのに、クソ―❢

雨は大嫌いである。特に冬は最悪である。しかも、なかなか止まない。昼前になりようやく止んだ。で、釣りはというと、その後イサキは追加していくも、本命が来なくなる。1ヒロ半でやっていたが、2ヒロにしたり、もっと入れたり、ガン玉を追加したり外したり色々するがやはり来ない。潮もあまり沖に出ず。横流れが多い。そこで昼食を兼ねて休憩と撒きエサづくりをして、ポイントを休ませることにする。これにより、よく観察し、仕掛けと釣り方を考えて再開すると、良い結果が得られることが良くある。ずーと同じ仕掛けと考えで釣りつづけるのはどうかということではないかと思う。そこで、1ヒロ半4号ハリスで6号はつけず、ガン玉を外し完全フカセとしてやってみた。ウキ止めは半ピロ設定だ。すると、一投から強烈な消込とともに大合わせをくれてやる。ついにキター!紛れもなく大型だ。マスターモデルⅡHHが根元からひん曲がり、更に引こうと首を振る。ぎりぎりまでためて、切られる寸前までためて、レバーブレーキを多用していなす。何度かのやり取りで浮いてきた。大きい。と思った瞬間、竿が天を指した。

 また、やっちまったではないか。さては吞まれて切られたか?クソ―。しかし、よく見ると、ハリは付いているではないか❢❢しかも、結びが針の中間まで下がっているではないか❢訳が分からない。固く結んだはずだが❔❢きっと、固い骨に針が刺さり強く引かれ結び目が反転して、ハリはずれとなったのでないかと想定した。永年、釣りをしているが、こういうハリはずれは初めてである。やはり『逃げた魚だから大きい』のであり、『逃げた魚は大きい』ではないと思う。いつも、思うのであるが、クソ―、クソ―、自分のアホ―である。いつもです、ハイ❢

 ちょっとした、ほころびも許してくれない沖ノ島の大型尾長。さらなる、精進が必要であることは間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019-02-12 22:26:54
九州トップクラスの馬力を誇るEBISU
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 10時を回り、船長が様子を見にきた。どこも波高く、瀬替わりできそうにないので、シケシラズで頑張らんねとのことで、最後の午後2時半の回収まで変わらないことに。隣の、一級ポイントの西のハナレでは先端がバシャバシャで釣りにならない様子。反対の沖バナもすごい波で、瀬替わりは無理みたいである。

  そこで、またまた、撒き餌さ作りと仕掛け変更である。更には一休みで、食事と観察。真正初心者シゲちゃんの釣りも拝見。本当に生まれて初めてらしい❢針結びと仕掛けづくりは入念に練習してきたと言っていたが、想像通りにマキエがうまくできていないようで、私が2セットを撒き終えても、まだ、1セットも撒ききっておらず、マキエが効いていない様子。撒き方も今一である。当然である。ド初心者なのだから。仕方なく、一連の動作とリズムを教える。とにかく、言ってもなかなか、上手くいく筈もなく、仕方なくマキエの撒く量を2倍にするよう言って、様子をみることにした。『習うより、慣れろ』である❢しばらくしてポイントを一番左側へ移動するよう言った。そこは、足場も低く釣り易いのだ。しばらくすると、何やら大きな声を出しているので、『どうかした?』と返すと、『今、ぶち切られた❢』とのこと。ようやく、魚と対話できたらしい。フフフフ、残念‼しかーし、なぜか釣り人は、切られるとそのシーンを一生忘れないようだ❢いい記憶になることは保証しますです。ハイ。いつも私がそうだから❢ハイハイと。

 

 

 

2019-02-12 22:54:07
会長ヒラゴを獲る❢
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 そうこう、あまり、魚の気配がないまましていると、昼過ぎあたりから、天候も回復し晴れ間が多くなってきた。冬は、特にこういう時に大型が当たる確率が上がるのだ。それを見越して6号ハリスを2ヒロにして結ぶ。ガン玉なしだが、全遊動にはしない。なぜなら、ウキ止めなしでは、即合わせが出来ず、吞まれてハリス切れをおこすからである。そして、そーして、ついに、その時の到来である。仕掛けを変えたその第一投、勢いよくウキが引き込まれたのだ❢すかさず、全力で合わせるが、奴は沖へ強烈に走る❢ 本当にやってもうたではないか!そうです、ハイ、ヒラスです。ガッカリです。レバーブレーキもそこそこに引きずられていく❢しかーし折れても、切れてもいいと、真っ向勝負に出る⁉と、走りが止まった。それから、全力ごり撒きにかかる❢相当、ラインを出されてしまったので、もう切られるのも時間の問題かと思ったが、なんとこちらを向きだしたではないか?❢これは、取れるのではと思い、更に強引に巻きにかかる。磯際を何度か突っ込むも、何とかいなせて浮かせた。ヒラゴではないか❢しかも60㎝チョットの、ちびサイズ❢しかしチビでも最初の走りは凄い。やはり、ヒラマサである。ということで、シゲちゃんへのお見上げが更に追加されていったのである。と、遠くで叫び声か゛する、シゲちゃんが何やら大声で叫んでいる。よく見ると。竿が、大きく曲がっているどころではなく、根元から一直線になっている。つまりは、ほとんど竿がのされているではないか❢玉網をもって即、駆けつけ、竿をもっと立てるようにと叫ぶが、なかなか立てきれない。竿尻を腰に当てていないで、両手で持っているからだ❢それでも何とか浮かせることに成功し、玉網にゲットしたのは紛れもなく60㎝は超えた大型であった❢

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