釣れたて紀行

福岡グレ競友会月例16.11.20
2016-11-21 20:16:26
福岡グレ競友会月例
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所属してもう20年近くなる、福岡グレ競友会月例会の当番として是非沖ノ島に行きたいとの要望によりエビス宮坂船長へお願いしたところ、チームダイワの底物大会50名とガチ合うが、二艘出すのでOKとのことで、トーナメンター20名でのアタック決定。バリバリの精鋭がどれくらいの実力を出せるか楽しみである。

 さて、当日2時集合で出港の福間港は賑い出した。年間チャンピオンと例会優勝を全員が毎回狙っており、皆自分こそが獲ってやるとワクワクしている熱気が強烈に伝わってくる。この熱気こそが上達の根源と思う。また、会員にはグレマスターズ全国チャンピオンの江藤義紀氏やG杯本戦出場者、WFG(釣研)本戦出場者(私も過去あり)シマノ本戦出場者他多数所属している全国でも有数のクラブではないかと思う。恒例のくじ引きが始まり、誰と、どこに上がるのか、さらにヒートアップする。私はなんと20人中最後の20番である。残念❢と思うのが通常だが、長年くじ引きをしてると、くじ運は少ない番号が有利とは限らないのだ❢結果は終わってみないと全くわからないというのが私の結論である。

総勢38名、3時出港で4時30分沖ノ島到着。幸いくじが最後だったので、船の最上部操舵室から若船長と相談しながら安全と釣果の良さそうな磯に二人以上で降ろしていく。そして、最後の二人になりどこもいっぱいになったので足場の良いケーソンへ降りることにした。ここは巨大な防波堤で本島向きはコンクリート、小屋島向きは巨大なテトラポットとなっている。テトラの西側が潮通し抜群なので行くことにしたが、安全のため、夜が明けるまで足場の良いところで、カップ麺とコーヒーを二人で食すことにする。6時過ぎに明るくなったのでテトラへ道具を運ぶが、何せ初めてなので、通路確保に四苦八苦だ。降りるのは飛べば簡単でよいが、反対に帰るときは登らねばならない。一番楽なルートを捜索するのが大変なのだ❢また、テトラの間に物を落とせば万事休す。絶対回収不可能だ。人が落ちれば、大ケガ間違いなく、しかもロープなしでは上がって来れない。磯より危険なのだ❢

2016-11-21 23:01:22
ケイソン西テトラ右ポイント
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クラブのルールでくじの小さいものより右ポイントとなるので、私は20番で最後なので左の小屋島向きカドから開始。相棒は初めてお会いした、20代の若いが非常に礼儀正しい河島君である。潮は6時から上げ潮となる最高のタイミングで開始だ。というか、潮向きを判断してポイントを選定した。左足元からマキエを投入して沖に払い出す潮に流し込む。10分ほどして2ヒロのタナで仕掛けを流し始める。すると即テトラの際であたりだ。これはベラでした残念。この時、水温が21度と高くタナは浅いと即決❢一ヒロに変更し、際はベラが多いので、竿一本ほどから流すと2、3投目に当たりが❢強烈に引き込み間違いなく、型の良いクロだ。タモですくうと40cmオーバー❢生かしバッカンへ水を張りポンプのスイッチを入れ大事に投入する。更に連続して当たってくる。時合到来だ❢40cmオーバーを連続して5匹ほど取り込んだ後、強烈な引きが襲う❢竿の根元から曲がった次の瞬間、天を仰いだ❢チモトからスッパリ切られている。沖ノ島の防波堤を舐めたらこういうことになるのだ。なんと尾長が食いついてきたのだ❢3号ハリスはあっさりやられてしまった。クソ―❢またしてもやられた!冷静を取り戻せと自分に言い聞かせ、再度投入。すると数投後、またしても大当たりが❢上げ潮が早くなってきたのでスプールフリーにし、指で押さえながら流していると指を鋭く弾かれた。ベールをセットした瞬間、竿が伸されそうな強烈な引きに襲われた。次の瞬間、またしても竿が天を仰ぐ❢なんということだ、今度は高切れでウキごと持っていかれたではないか❢もう頭に血がのぼりまくり、血圧急上昇だ❢やはり沖ノ島だ。凄いとしか言いようがない❢どこにでも大型尾長はいるが、取れない。引きが強すぎる上に太ラインにすると食ってこない。興奮を我慢して数釣りに徹する。するとさらにあたりは続き47センチの口太、43センチの尾長と型、数ともに伸びて行った。隣の河島君も徐々に当たりだす。どうやら、クロの乗っ込みが始まった模様だ。しかし、昼ごろには、ポイントもあたりもやや遠くなってきたようだ。ここで少し休憩をとることにする。ついでに、生かしバッカンを覗くとすでに満杯状態だ❢ほとんどが40cmオーバーと型が良いので十数匹でこうなるのだ。しかし、気づくと朝、吹いていた風も収まり、熱くなっていたので上着を脱いで長袖のシャツ1枚で丁度良い。今年は高温の秋が続いている。早く冬の本格到来を待ちたい。すると、エサ取りがいない状態で、良く太った非常に旨いクロが釣れるのだ❢沖ノ島の冬クロは日本一うまいと思う。休憩後、再開すると状況は一変していた。あれほど当たっていたクロがいないのだ❢代わりにイサキの大型が当たってくる。これもほとんど40cmオーバーばかりだ。それが、タナ一ヒロで来るのだからビックリである。更に、どこに投げてもイサキばかりになりだした。テトラを行ったり来たりと疲れもピークになり回収時間の一時間30分前に止めることにした。そして、潮も引き潮に変わり、左に流れ出したので釣り辛そうな河島君に私のポイントに交代するよう勧める。しばらく釣っていたがやはり大型のイサキばかりしかかからない。まるで全体をイサキの群れに囲まれたようだ。そして納竿の時間を迎えたので掃除して本日終了となった。

  さて、帰港後、検量の開始だ。1番から5番くじまでが小屋島の中バナでそれぞれ30枚ほど釣っている。しかも皆デカい❢5人で100枚以上釣っている。開いた口が塞がらない。次々に検量が進むが、皆、流石としか言いようがないくらい釣っている❢結局1時間30分程かかり終了。やはり、けた外れの数と型を上げており、腕は超一流ばかりである。総数は400枚以上。優勝は49㎝であった❢他船のクロフカセは坊主との情報あり、またしても福岡グレ競友会の名を轟かせた1日であったと思う。

 

当日スペック

・竿 がまかつインテッサGⅤ 2号5m    

・仕掛け ライン3号(サンラインMARKX)とハリス3号(サンライン-ブラッキー)。

            ハリスは2ヒロで直結。一ヒロにしたいときはウキ止めゴムを直結部より下げる。

      

・ウキ   釣研 エキスパートグレZ G2  全遊動環付き仕掛け。

・タナ  一ヒロから二ヒロ。全遊動。当日は、ほとんど1ヒロ以内で食ってきた。

・リール  ダイワトーナメント3000HLBD(NEW)。  

・エサ   まきえボイル  ツケエボイル。マキエからとったもの。  

・マキエ  ボイル3角。パン粉2キロ3袋。爆寄せグレ2袋。エサ取り多いときはパン粉のみ混       ぜる。

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釣果
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検量前
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