釣れたて紀行

飼育担当の餌やり調査
2016-05-22 00:04:19
飼育担当の餌やり調査
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事務局長と尾長の飼育のため、餌やりに沖ノ島へ行ってきた。当日は少なく、なんと13人。クロは産卵後の休養期間で釣れるポイントも限られ、デカヒラマサシーズンも終わり、石鯛シーズンももう少し先のためと思われる。波は静かだが、北東の風が強く吹いていたので、南側がポイントになりそうだが、8時から引き潮のため北側のヒデザキが本命かな?なんて、ヒソヒソ話を船長と話しているともう着いた。出港前、吉田釣具社長と尾長本命ポイントのレクチャーを事務局長と受けていたので、やる気は十分。ところが当日の本命のヒデザキ前にくると、さらに北東の風が強くフカセ釣りには難しそうだったので、船長の勧めで、南向きポイントの御門のタカリに渡礁することになった。ここでは、副会長が64㎝4.3キロを3号ハリスで上げたところだが、さらに会長が一度、副会長が二度もぶち切られている大型の魚影が濃いポイントだ。しかし、本命ポイントの南側の足場の高さと、悪さには閉口する。渡礁した人の半数はもう上がりたくないと思ってしまうくらいだ。本日初めて渡礁した事務局長は南側ポイントを見て、怖いと言って、即、反対側へ移動したくらいだ!クラブ員では会長と副会長が大好きだが、他は嫌いらしい。また、足元から水面までは高さ約5m、断崖絶壁に近く、魚を浮かしても、一人ではタモ入れも一苦労。特に大潮の下げ時にはタモ入れ役は一段下まで降りていかねば取れないのだ。さらに入れてから、登るのも危険を感じるほどだから、熟練のチームワークが必要だ❢さらに、足場の幅は80センチ位しかなく、足を滑らせたら即、海へ真っ逆さまだ❢ところで、足元から水深20m以上、20mから先は40m以上の水深と聞いており、沖ノ島で最も水深のあるポイントだ!ここが、大型の出る理由と思われる。やはり、大型は浅瀬にはめったに上がって来ず、深場に潜んでいると考えている。そして、撒きエサで食欲に火が付いた時だけ浅瀬へ行き捕食するのだ。また、潮の流れは、満ち潮時にはホームグランドとの水道を沖側へ本流が音を立てて流れ、惚れ惚れする素晴らしい潮が走る。この引かれ潮に乗せて仕掛けを流していくのだ!そうすると、バシバシっとラインが弾かれクロが掛かる。また、左側ポイントは右か左にしか流れないが、突如として、超大型が食ってくる魅力のあるポイントだ。さて、いつも通りに夜は寝て、3時起床で準備にかかる。足場の悪い南向きのポイントで会長、足場が良くて落下防止の手すりのあるポイントから事務局長で5時前から釣り開始。満潮が8時。撒き餌を打つと、即エサ取りのお出ましだ!なんとクロ『コッパグロ』の15㎝位が山ほど出てきたではないか❢それと金魚にベラだ!さらに悪いことに、全く潮が動いていないではないか❢本日は大潮のハズ❢この状態が3時間ほど続き、ようやく潮が動き始めたと思ったら、湧昇流で鏡状態❢そして、手前にあててきた。中型以上のクロの姿は全く見えず、ベラと金魚のみよく釣れるが、おいしいイサキちゃんすら全くいない❢と9時ぐらいに船長が見回りに来て、ポーターの桑原さん曰く『もう少しで潮が変わるから、それからが本番❢我慢して❢』とのことで、じっと我慢する。目の前の一級ポイントのホームグランドが空いていたので瀬替わりしたいなと思っていると、他船が乗せてしまったので、もうここで最後までやる覚悟となった。

2016-05-24 16:09:10
飼育担当の餌やり調査
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 色々やっていると潮が変わり本来本島方向に流れるはずの引き潮がなぜか反対方向に流れ出したではないか❢この潮が本命潮なので、ややモチベーションが上がる。右の水道から沖へ出る引かれ潮に乗せて仕掛けを送り込む。事務局も右手すりより本流を流しているが、非常に速く、あっという間に50m以上流されている。足元にはエサ取りのみ、一方、沖はエサが完全な状態で全くかじられてもいない様子❢そこで、引かれ潮手前の緩やかな潮に投入するもエサはついたまま だ!イサキちゃんも今日はお休みのようだ❢そうこうしていると回収時間の2時にあと一時間となっていた⁉水温低下か?ならばと、全層二段ウキ釣法で竿2本以上入れてみると、ようやくウキが消し込まれた❢朝からエサ取り以外初めてのあたりだ❢しかし最初は良く引いたが、1キロほどのイサキちゃんだ。旬なので 抜群に旨い❢大事にクーラーへ。また次も消し込む。連続してイサキちゃんだ。そして、最後の一投で正面20mに遠投だ!後うち撒き餌で20杯以上打ち込む。するとなんとウキが消えた瞬間竿引きのあたりが❢ハリスはイサキちゃんが釣れたとき傷ついたので、チモト6号を切り、本ハリスの4号だ!いつも、こう いう時に大型が来るのはなぜ❔竿は、インテッサGⅤ3号なので余裕がある❢粘る感じだ。しかし、良く引く❢ラインは出さず、竿でなんとかためる。竿全体で いなしている感じで、余裕すら感じた❢これは、取れる❢と思っていると、徐々に浮いてきた。しかーし、ぎらっと水面下で光ったではないか❢しかも白くて、でかい。シロ(イズスミ)か❔いや、真鯛でした❢浮いたものの取り込みは難しい。事務局長が一段下まで降りて、何度か失敗したものの、成功した。上がると きは会長がいったんタモの柄を受け取りキープし、上に登ったところで、再度受け取ってもらった。海面下では光の屈折でシロ系の魚は大きく見えるらしい。実寸は61㎝3.2キロの真鯛であった。ということで、事務局長は手すり側でいろいろ試したが、反応なく、ダメとのこと。会長も、クロはゼロで大型のイサキちゃん2匹と真鯛一匹だった。魚は抜群に旨かったもののFukase塾はクロ釣りメインなので残念❢またしても尾長の姿はなくショックだった❢最近は大型も含めて尾長の姿が全く見当たらない❢口太も尾長ほどではないが、数が少ない。産卵後の休憩と思われる。いつ、梅雨グロ突入するのか❔調査団の報告を待て❢

当日スペック 

竿 がまかつインテッサGⅤ 3号 5.3m

リール ダイワ トーナメント 3000ZLBD

ライン MARKX 4号

ハリス ブラッキーの4号プラス、チモト50㎝を6号使用。

ウキ 釣研ゼクト Lサイズ G5 釣研エキスパートグレZ 0C G2 いずれも昼夜アダプターによる環付き仕様で使用。      全層2段ウキ あたりウキ 釣研ななめウキ極小 先ウキ キザクラ ウザワD-WIN 3B(15年前より会長が考えた    セット。竿一本から3本までゆっくり探れる優れもの。ななめウキは前あたりまででる、超高感度❢)

エサ まきえさ、付けエサとも、ボイル。まきえさボイル3角、パン粉3、配合餌2

ハリ 剣華グレX 10、9号

2016-05-24 17:35:48
飼育担当の餌やり調査
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御門のタカリ南向きポイントの右側で真鯛3.2キロ取る会長。

2016-05-24 17:37:16
飼育担当の餌やり調査
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事務局長が下の段まで降りる間に余裕で一枚。浮いた真鯛。

2016-05-24 17:38:40
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事務局長の寂しい背中と御門のタカリ手すりポイントよりホームグランドを望む。

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