2020/05/27 09:11

アフターコロナで地域経済の現状(アイス屋編)

アフターコロナで地域経済の現状(アイス屋編)
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緊急事態宣言の解除後の地域経済

解除については感染の状況・医療提供体制・監視体制から判断されますが、5月21日時点で既に解除されていた39県に加えて大阪、兵庫、京都の解除が発表されました。 
私たち事業所は、兵庫県北部の田舎町でアイスの卸販売、喫茶・お食事処、書店を経営しておりますが、営業を再開したこれからが正念場だと考えております。
緊急事態宣言の解除で少し人の行動は広がり、気持ちも前へと進んではいますが、実情をのぞけば、以前の売上までは程遠く厳しさは一段と増して行きそうです。
そんな暗闇からの再スタートの中でも、アイスクリームのWEB販売が好調と言うことで、少し明かりが差し混んでこの先の新たな進むべき道が見えてきました。

既存事業について

アイスクリーム関連事業

昔、地域には個人のお店が沢山ありましたが、時代とともに衰退し、今やコンビニ、スーパー、ドラックなどが大きく販売シェアを取る中、私たちの事業でアイスの卸販売は観光関連のお店に焦点を合わせて取引先を拡大していきました。
そこへコロナ、、、本来ならGWは観光地が賑わうのでアイスの売上もうなぎ上りなはずだったんですが、観光地自体が閉まり補充に行くお店がなく開店休業状態でした。

そんななかで、GWの巣ごもり需要を取り込めたアイスクリームのWEB通販が爆発??して店舗にて朝から晩までアイスの発送で忙しくさせてもらいました。
やまざと.comご当地アイスWEB販売ページ

喫茶・お食事処

4月に入り時短営業になると、7時までのお酒の提供ではやはりお客さんは来ないですよね。来ても飲めないなら帰ってしまいます。
GWで言えば、こちらも帰省の人たちがいるので稼ぎ時でしたが、逆に帰省の人たちに来てもらったら怖いので、4月下旬から緩和される先日まで閉店していました。
23日現在では通常営業に戻っていますが、もちろんコロナ前に戻ることは無く、厳しい中においてもコロナ前からずっと変わらず来てくれる常連客には感謝ですよね。

書店事業

書店において、売上はそんなに変化なくここまで来ています。

 

アイス屋のこれから

私たちのメイン事業はアイスクリームの卸販売となります。今現在、観光地のお店等は営業を始めました。緊急事態宣言前より少しお客さんは増えたようなことを言っていますが、まだまだ期待するまでもありません。
アイスの繁忙期は7・8月とこれから売上は上がっていく時期になりますが、イベントの中止、夏休みの返上などマイナス要因はたくさんある中で進んでいかないといけません。いつも思っていたのは、売上を一極集中していればその集中が崩壊したときに事業の継続が厳しくなるので、一極集中せずに、多極集中させること。そうすれば、大きな取引先との取引が終わっても事業の継続には問題ありません。
今回好調なWEB販売は3年ほど前からこの先を見据えて進んで来ました。これまでコンスタントには売上はありましたが、爆発することはありませんでした。既存の事業が厳しい中、その売上減を回避する新たな事業の柱と見据えて前に進んで行きたいと思います。


5月23日発売のSPA!より(週刊SPA 5月26日号)

作家であり、投資家である山本一郎氏が「コロナ後の予想」を立ててましたのでお知らせします。

本当の危機は、夏を迎える前にやってくる!
日本政策金融公庫発表の小規模事業者の月次売上指数。前年同月比で増加と回答した企業割合から減少を差し引いた3月の値はマイナス64.5で、93年の調査開始以来、過去最低水準。特に個人タクシーと飲食店の悪化が顕著に。

まとめ

#オンライン銭湯 や #オンライン飲み会 #おうちカフェ #Netflix Partyなど、コロナ禍の中で新たな楽しみ方が広がっているように思います。
外食産業でも早期にオンライン化させて売上を伸ばしているところもあるようですし、これからは不条理をを受け入れ、自分自身の本当の強さを再発見するいいチャンスだと捉えられるようにしたいと思います。
先の見えない現状ですが、先んじてアフターコロナを見据えた生存戦略を練られれば、新たな勝ち組になれるのかもしれませんね。

 

私たちはアイス屋です。

 

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