インフォメーション

2023 / 09 / 06
06:48

法定後見制度等の問題点と信託制度の活用法 さいたま市民向けセミナー

8月下旬に、小規模なさいたま市民向けのセミナーでお話をしました。参加者は高齢者及びその家族の方々でした。

後見制度については、障害者権利条約批准以降、改正作業が進められていますが、代理から支援へというスローガンのもとで、国内外から厳しい批判が寄せられいます。

外務省のホームページには、詳しい批判や勧告内容が掲載されておりますので、ご興味ある方は参照されることをお勧めします。

さて、セミナーですが、老後の財産管理については関心が強いものの、信託制度については理解が難しいと感じました。

まだまだ知らない方々が大半ですが、急激な高齢化社会へと移行している日本にあっては、資産管理・活用の有効な選択肢の一つだと感じています。

さらに、いわゆる「親なきあと問題」の解決策の一つでもありますので、今後とも地道に工夫をし続けながら分かりやすく説明する活動をしようと考えおります。

レジュメ内容等についてのご指摘等を宜しくお願い致します。

 

pdf PDFさいたま市民向けセミナーR5.8.28.pdf (1.6MB)

2023 / 08 / 11
11:08

親なきあと問題を通じて、後見制度の問題点及び事前の認知症対策としての信託制度等についてざっくりした説明を福祉関係者のグループにおいてしました。

現在の後見制度の問題点、親なき後の対策の必要性と信託制度、オーストリアの構成制度と日本という点について、福祉関係者の団体において、ざっくりとした説明をしました。信託制度については、家族信託に対して、相続の前哨戦として親族間の争いの種になっているとか、信託の内容に反した財産処分をしている実態がある等の指摘があり、商業信託については費用負担が過大であるとか、費用負担の軽減された商品を提供している信託会社に対する信用不足という感想がありました。

オーストリアの後見制度については、代理から支援・援助へという流れについては賛同があるものの、それを支える制度的な整備について、日本ではどうすべきなのかという点について=社会福祉協議会が支援・援助の程度・方法についての情報収集・提言等が出来るのかという疑問も出されました。とはいえ、無い物ねだりはできないことからアウトソーシングの適切な活用等を踏まえて、どのような体制を築くことが可能なのかという議論を今後も続けることになりました。

法律関係者ではない方々ですので、様々な工夫を加えて、出来るだけ法律用語を使用せずに、より伝わりやすい手法を検討する必要があると痛感しました。オーストリアの後見制度は今後の日本の法改正の指標になると思われますので、今後も勉強する予定です。

pdf PDFアワーズ月例会2023.8.6.pdf (0.88MB)

2023 / 07 / 08
14:11

成年後見関連の講演:税理士による公益活動サポートセンター主催

現在の成年後見制度をめぐる現状・問題点について裏表なく説明をし、その対策等に言及したうえで、中産階層を顧客とされている税理士の皆様の社会的・経済的な役割及び意義についても提言してみました。おりしも、障害者人権宣言に基づき、日本の法制度に対する厳しい国際的な批判を受けて法改正の準備がなされていますので、先進的な取り組みをしているオーストリア及びドイツにおける「本人保護から本人支援へ」の流れについても触れました。

さらに、個人的に参加している人形劇・寸劇・朗読を通じて任意後見制度の推進等を広報している社会福祉士さんのグループの台本等もレジュメの最後に入れてあります。地道な活動により一般の市民の方々の理解が深まることによってのみ健全な高齢化社会の実現が可能になると考えておりますが、何かの参考になれば幸いです。

pdf PDF:概略説明レジュメ.pdf (0.8MB)

pdf PDF:講演レジュメ.pdf (2.25MB)pdf

pdf PDF資料1by裁判所:統計.pdf (0.36MB)

pdf PDF資料2by裁判所:本人情報シート.pdf (8.16MB)

pdf PDF資料3by外務省:総括所感.pdf (0.44MB)

pdf PDF資料4:by厚生労働省:認知症.pdf (4.65MB)

 

2023 / 06 / 17
07:59

福岡民事研究会(代表者三河尻和夫氏)主催のセミナー:レジュメ及び資料

代表者の方の熱い志及び参加者の皆様の熱意に応えることが出来たのなら嬉しいです。元職として書くべきかどうか悩んだ挙句、不動産の管理・処分等の弊害となっている乙区欄の登記を迅速に抹消することが市民及び社会的なニーズであることを認識したことから裏表なく個人的な見解を記載してみました。管轄を上手に利用した裁判手続選択手法を含めた訴訟手続の大胆な?利用方法、訴状及び準備書面の具体的な記載例、さらには被告の住居所・生死調査の要否・程度についても突っ込んだ説明をしております。戦略的な思考で上手に訴訟手続を活用して依頼人の権利実現を図って頂ければ幸いです。但し、相当な量なのでうんざりされるでしょうが、眠り薬💊の効果ぐらいはあると思っております😅

尚、レジュメ等で触れていないのですが、甲区欄の所有権仮登記抹消等の事案及び遺産分割と共有物分割請求に関する最判H25.11.29判決についても駆け足ながら言及しました。これらについては、別のセミナー等でまとめる機会がありますので、その際にアップしようと考えております。

以上、宜しくお願い致します。

 

pdf レジュメ(福岡民事研究会:R5).pdf (5.88MB)

pdf 資料・質疑集(福岡民意研究会:R5).pdf (1.53MB)

 

 

2023 / 05 / 04
06:19

東京司法書士会研修レジュメ&資料:HP用に編集

3月に開催された東京司法書士会主催の簡裁訴訟代理訴訟の研修レジュメ及び資料をホームページ用に編集・修正してアップします。登記抹消案件を通じて、訴状・申立書の記載例を示しながら、法律要件・要件事実・請求の原因記載のイメージを持って頂けるように工夫したつもりです。使用したレジュメ・資料について、誤字脱字の訂正をしたうえ、根抵当権及び地上権・賃借権の設定年月日と法令適用の関係を補足しました。

6月開催の別のエリアでの研修レジュメ及び資料には、その点をさらに詳細に補充するとともに、訴訟係属と二重起訴禁止に触れつつ管轄毎の裁判手続選択リサーチについても言及する予定です。開催後暫くしましたら公開予定です。

pdf HP版レジュメ(東京司法書士会)PDF.pdf (5.42MB)

pdf PDF版HP:送達資料集docx.pdf (1.29MB)

pdf

 

1 2 3 4 5 6
Today's Schedule