講師(宗夜)ブログ

2024-03-29 08:56:00

●廻り炭之式・無言投げ込み花月

3/27(水) よし庵にて花月会が催されました。

科目は下記の通りです。

。。。。。。。。

・廻り炭之式

・無言投げ込み花月

。。。。。。。。

 

宗嘉先生も、工藤も、この日をとても楽しみにしておりました😊🎵

生徒さまと共に廻り炭之式を行うのは今回が初めてなのです。

しかも生徒さまから『廻り炭をやりたい!』というリクエストをいただきこの日を迎えたのでした。なんと頼もしい!

皆さま、炭台の上のたくさんのお炭を見て、まずびっくり😳

『こんなにたくさんのお炭見たことないわ』

 

最初に主菓子をみんなで味わいます。

柔らかい生地の美味しい大福。

春の気分を満喫🥰

 

その後、折据を回します。

・・・緊張の一瞬・・・

『月🌙』

『………花🌸』

消え入るような小さな声が聞こえてきました。

花さん、動揺で目が泳いでいらっしゃいます。

廻り炭之式では、花(ご亭主)のお仕事がたくさあるのです💦

(ふぅ…………)

その他の皆さまより、思わず漏れ出す安堵のため息。(良かったぁ、私じゃなかった)

対してご亭主ちょっぴり涙目🥺

『出来るかしら…、私に…(うるうる)』

 

『大丈夫よ〜』 ←他人事

『頑張ってね〜』 ←他人事

『〇〇さんなら出来るわよ〜』←他人事

 

お客様が席入を済ませ、亭主が炭台を持ち踏み込み畳に入って迎え付きのご挨拶。

炭台でのお手前の後に巴半田の持ち出し。

生徒さま達、初めて身近で見る底取りや長火箸の扱いに興味深々。

『そうやって持つのねー』

『へー』

 

そうこうしているうちに、お手前は進み、筋半田の持ち出し。

(また新しいのが出てきた、なんだ、なんだ)

まるで子どものような無邪気な目、目、目。

しかし皆さまは気付いておられない。

着々とご自身の出番が迫っていることを…。

『そろそろ他人事ではいられませんよー。皆さま、心の準備は大丈夫ですかぁ?』

との工藤の言葉に

『は?😲』という反応のお正客。

『しまった。すっかり油断していたわ💦』

『えぇっと、えぇっと…』とお炭と格闘するお正客さまを尻目に、ご亭主しばし休憩。やれやれ…

 

『む・ず・か・しぃぃ』

『どうやったら上手く上げられるかしら』

『手を減らすには…』

生徒さまたち、戸惑いながらも試行錯誤。

そして複数個のお炭を見事に持ち上げ炉に焚べていかれます。

割ぎっちょを2つ同時に持たれたり、

枝炭5本を同時に持たれたり、

見事な箸捌き🥢を目にするたびに

『さすがー!』

『素晴らしい✨』

『わぁ .:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。.』

と穏やかな喜びの声が上がります。

 

そして最後の最後に、ご亭主による炭手前。

お香が入り、釜が入り、送り付けのご挨拶を経て、万事終了!

お疲れ様でした😊😊😊

『ご亭主お疲れ様〜』

皆さまの労いのお声を受けてご亭主も満足そう。

釜の下であかあかと燃える炭。

ご亭主の炭手前の腕が確かなものであることを語っていました。

 

ところで、

花月会では主菓子と干菓子の2種が供されます。宗嘉先生の手作り和菓子も、生徒さまの大いなる楽しみのひとつ😁

 

干菓子は見た目は小さいのですが、ぎゅーッと中身が詰まっているので、実は贅沢なお菓子なのです。

さてお次は無言投げ込み花月です。

よし庵の生徒さま達には、もうお手のもの。

スムーズにお席が進みます。

ああ、楽しかった😊

 

『では最後に記念写真を』

という宗嘉先生の声に応えて全員集合。

パチリ📸

🔴『え?もう撮ったんですか?はい、チーズとか何か声を掛けてくださいよ。』

🟦(めんどくさいな)パチリ📸

『じゃあ、はいチーズ』

🔴『いやいや、いま先にシャッター押しましたよね?』

 

という、宗嘉先生らしい集合写真を収めて3月の花月会はお開きに😀

うららかな春の一日でした🌸