おしらせ
2018-01-25 11:56:00
ワクチン打ってますか? No.3
先週はワクチンで防げる病気について
説明をさせて頂きましたが、
今回はワクチンの種類と注意点について
ご説明したいと思います!
Q4.どんな種類のワクチンがあるの?
犬のワクチンは、混合ワクチンといって
数種類の病原体をいっぺんに行うことが一般的です。
どの病原体に対応しているかは
病院から貰うワクチン接種済み証などに
書いてあるので見てみるといいかもしれませんね。
今回は一例を少し紹介いたします。
●2種混合ワクチン
①犬ジステンパー
②犬パルボウイルス
この二つは特に怖いので、必ず摂取推奨ですね。
●5種混合ワクチン
③犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)
④犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
⑤犬パラインフルエンザ
混合ワクチンとしては、最低でも5種類は必要だと思います。
●6種混合ワクチン
⑥犬コロナウイルス
感染しやすいウイルスなので、多頭飼いしている場合は
6種類推奨ですね。
●9種混合ワクチン
⑦犬レプトスピラ病黄疸出血型
⑧犬レプトスピラ病カニコーラ型
⑨犬レプトスピラ病ヘブドマディス
レプトスピラはネズミや、野生動物から感染することがあるので
田舎の方や、ご自宅にネズミが出る家庭では推奨ですね。
このように環境によって必要なワクチンが違ってきます。
では次に、ワクチン接種の注意点をご説明したいと思います。
Q5.ワクチン接種の注意点は?
注意点①:体調が良い時に摂取する。
犬や猫に行う混合ワクチンは
『生ワクチン』と呼ばれる生きた菌を注射します。
もちろん特殊な加工で弱毒化していますが
生きているので体調によっては
感染に近い症状が出ることがあります。
ですので、摂取後も過度な運動や
シャンプー&トリミングなども
体力を奪うので
摂取後は1週間は安静に過ごした方が良いと
言われています。
注意点②:副反応が起こりえる
昔はまだ手探り状態だった時代もあるので
様々な副反応がおこりました。
日本でもゼラチンを使用してワクチンを作っていた
時代がありますが、この時はゼラチンアレルギーなど
起こったようです。
現在では長年の研究の成果の末
今の形に落ち着いていますが、
個体差によってアレルギー反応などが
起こりえます。
しかし、よほどのアレルギー反応出ない限りは
予防接種をした方が良いでしょう。
Q6.ワクチンを打たないとどうなるの?
日本は島国という特徴のお陰で1957年から
狂犬病は発症していないとされています。
これは自然になくなったのではなく
日本が国策で努力した成果です。
現に海外では未だに年間5万人以上が狂犬病が原因で
なくなっています。
戦時中などは野良犬が狂犬病にかかっていて
それに噛まれてなくなっている人もいるようです。
今の日本に野良犬を見ることがないことも
日本の頑張りのお陰でしょう。
それでも海外から狂犬病がやってくる可能性は
ありますので、その時に愛犬を守れるように
狂犬病ワクチンをはじめ、ワクチン接種は
しっかり打ってあげましょう。
【関連記事】
ワクチン打ってますかNo.1→http://r.goope.jp/petsalon-hug/info/1882082
ワクチン打ってますかNo.2→http://r.goope.jp/petsalon-hug/info/1888506
【本日のモデル犬】
今回のモデル犬は、トイ・プードルの『ポチちゃん』です。
全体的に2センチ残しで、スリムなフォルムをつくっています。
お顔はテディベアカットですが、お手入れも簡単にできるように
マズルは細めに作っています。
足先は雪道でもお手入れしやすい様に刈上げです。
とても人懐こくてカワイイプードルちゃんです!!