ごあいさつ

北京堂の理念

○安全な鍼灸

重要臓器に鍼が刺さらないよう、何冊もの人体断面写真を見比べて個人差を知り、安全な刺入方向をマスターしています。

 

 

 

○最新技術の鍼灸

『中国針灸』や『北京針灸』などの専門書により、中国の最新鍼灸治療を取り入れています。また中国で購入したワンランク上の鍼による最新の治療も行っています。

 

 

 

○深層筋への鍼

大腰筋刺鍼、腸骨筋刺鍼、肩甲下筋刺鍼、棘上筋刺鍼、梨状筋刺鍼など、深層筋へ、7.5~10.5㎝の鍼で2㎝ぐらい残して刺入します。

 

 

 

○伝統的な鍼

『霊枢』『素問』『難経』『大成』『甲乙経』『聚英』『逢源』『銅人』『大全』『集成』など、経験医学だけでなく、『頭皮鍼』など現代の鍼灸治療を併用しています。

 

 

 

 

○鍼の通院回数

全身が悪い患者様は別ですが、一般の患者様は、経験から何回ぐらいで治癒するか見積もりを出します。何回ぐらいで治るか分かれば、治癒してからの予定が立てやすくなります。

 

 

 

 

○ネットワーク

出張や引っ越しをしても、その地域にて同じような価格で、同じような鍼灸治療が受けられます。

北京堂では鍼灸師を受け入れて、浅野式の鍼治療を伝授しています。それによって先人の得た治療経験を受け継ぐことができるのです。これを自分一人でやるのは大変です。

例えば北京堂代表は、中国語を勉強して北京へ留学し、いろいろと技術を学ぶだけでなく、さまざまな鍼灸書を読み、それを頭に叩き込むために翻訳し、また鍼灸古典を原文で読んで、『古代漢語辞典』や『難字字典』、『古代病名辞典』を駆使しています。そうした時間を使って、やっと浅野式を作り出したのです。

それを誰にも教わらずにマスターするには、同じように読書して、考え出さねばなりません。ですが、それを教えてもらえるならば、代表が到達した地点からスタートできますので、当然にしてより上に登ることができ、高みに到達できます。教えることによって日本の鍼灸レベルを高めることも、北京堂の目的の一つです。

そのために鍼灸師を治療所で教育し、中国のように現場で、どういった疾患はどのように治療し、どれぐらいの回数で治癒するかを教えているのです。

そして各地に浅野式の治療ができる場所を増やし、遠方から患者さんがやって来なくても済むようにするのが、北京堂の目的の一つです。

 

 

 

○改善の見込みがある疾患だけを対象に治療する

鍼灸は、いったいどんな疾患に効くのか? 例えば鍼灸は「五行によって五臓を治療する」と言いますが、肝硬変にも効果がなく、肺炎にも効かず、心筋梗塞にも効果がありません。

そもそも患者さんは、3回ぐらいで効果がなければ、他の治療法を併用するので、どっちが効いたか分からなくなってしまうのです。だから3度目の正直で結果が出せなければ、信用を失ってしまいます。それは我々の北京堂に対する信用だけでなく、鍼全体に対して信用を失ってしまいます。

明代の『鍼灸大成』には、「改善の見込みのある疾患だけを治療しろ。自分に治せない患者を治療すると、患者が死んで、患者の家族から恨まれてしまう。だから、見込みのある患者だけを治療しろ」と書いてあります。これはもっともな話です。

ですので、3回治療して効果の現れる患者さんだけを治療します。

ですので、原則として3回治療をして効果がなかった患者様はお断りさせていただいております。

 

 

 

 

○妊婦さんには治療致しません

北京堂では、妊婦さんには鍼をしません。無理に頼まれることも多いのですが、北京堂は、深鍼かつ強刺激の鍼になるため、妊婦さんに鍼をするのはとても危険です。

もし妊婦さんに鍼をして流産してしまったら、それが鍼のせいでなかったとしても、患者さんは「鍼治療をしたために流産したのではないか」と疑います。上の「治らない患者さんは、治療しないで帰らせる」という方針と似ていますが、北京堂では、安定期であっても妊婦さんに鍼治療はしないことにしています。