うっちーのつぶやき

2021-08-25 15:40:00

子育てイベント担当えほんソムリエけいこさん自己紹介

自己紹介

 

初めまして。

えほんのソムリエ のけいこです。

うっちーさんと一緒に“絵本のある子育て”について、お話させてもらっています。

 

私自身、ただ今、子育て真っ最中なので、自分の経験もお伝えしながら、絵本の世界の面白さを感じてもらえれば嬉しいです。

 

実は、絵本のことをお話しするようになったきっかけは、お世話になった助産師さんの一言でした。

 

私は、上の子を出産するまで、幼稚園教諭として幼稚園で働いていました。

保護者の方から、「先生は、子育て大丈夫やね」と言われ、子育てに関して、ものすごくプレッシャーを感じていました。そして、妊娠後期に退職し、出産したのですが、

 

初めての経験

情報過多

 

と言うこともあり、ただただ、“目の前の命を守らなくては!”と必死になっていました。

産後4ヶ月ごろ、助産師さんのされているベビーマッサージに参加しました。

温かい雰囲気で、私もリラックスして参加しました。子どもも、マッサージの後、ぐっすり寝てくれて、そのことが嬉しくて、続けて参加していました。

 

毎回参加しているうちに、自分の出産するまでしていた仕事のことまで、お話ししていました。

その時、助産師さんに

「けいこさんは、幼稚園の先生だから、歌とか手遊びとかいろいろ知っていていいね。」

と言われ…。

 

ハッとしました。

私、歌ってない。

 

そうなんです。

日々の暮らしに必死になりすぎて、そんな余裕がなかったんです。

 

でも、その一言で気づいて。

それから、少しずつ、子どもと一緒に楽しんでみようと思い、

 

手遊び

わらべ歌

絵本

 

と広げていきました。

 

その中でも絵本は、子どもの反応も面白くて、かわいくて。

今を一緒に楽しんでる。という感覚があり、そのことで、自分自身も救われていました。

 

助産師さんに、声を掛けてもらってなかったら、どんな子育てをしていたのかな…と思います。本当に感謝しています。

 

 

 

絵本は、絵のある本です。

決して「子どもが読める本」ではありません。

子ども達が“安心する身近な方”に読んでもらってこそ、意味があると思います。

 

でも、“こんな風にしなくてはならない”

ではなくて、子育ての場面で、こんな方法もありますよということを、

柔らかくお伝えしていくのが、えほんのソムリエとしての役割かなと思っています。

 

これからも、絵本のこと、読み聞かせのことをこうしてお伝えしていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

2021-08-13 10:00:00

子育てサポートって何?④(最後)

 この経験からだと思うのですが最初の教員の時には、学生に対したくさん伝えようとしていた(し、厳しかった)んですが、私が学生になった患者体験後は「受け止めよう。一緒に考えよう」と思い接し方が少し変化した(はず)。そして、少し指導にも余裕ができたんだろうと思います。学生が関わる入院中の産後のママとのお話の中でも気づきが増えました。学生に対し、相談しホッとするママさんの変化にも気づけるようになったと思います。病院で働いている時には、「私はまだこんなに経験の少ない助産師ではまだまだお母さんに安心感を提供できない」と「ない方」に目を向けていたけれど、学生に自分の気がかりを話すママさんがその後の学生の説明や関わりで安心していく姿を目にして、「産後のお母さんにとって、本当に必要なのは一緒に子育てについて考えるサポーターの存在なのでは?」と考えるようになったのです。ならば、今のありのままの助産師うっちーも(妊娠も出産もしていないしなーなんて思っていた)、子育て中の親子のサポーターになれるんではないかと。
最後にうっちーの強みのもう一つ、周りに恵まれていることです。開業したての時から、たくさんの助産師さんや友人や先輩、後輩、家族がいてくれています。以前、「うっちーは人と人を繋ぐことができるね」と言われたことがあります。この言葉が今の私の自信となっています。あと相談員や教員経験で得た「教える」という技術も。きっと、この強みは子育てサポートに生かせると思っています。たくさんの人にSOSを出せて、応援してもらえる環境が私にはある。こう思えることがとてもありがたいです。
私ができる子育てサポートの強みは、きっと子育て中の家族を社会と繋ぐことだと思うのでどんどん生かしていきたいです!

2021-08-11 19:00:00

子育てサポートって何?③

 そしてこの時期に2つの経験ができました。「教える」側からから「教わる側」になったことと初めての入院をしたことです。学生になり、「わからない。」、「合っているか不安」、「どうしたんだ?」を経験できたことで、教わる側の気持ちを経験できました。これまで仕事や日常で、わからないことに向き合うことって大人になってから正直少なくなっていました。教えられる側になり、質問することやわからないことを人に伝えることの難しさをとても感じました。もしかしたら、子育て中のパパやママも(そして学生も)育児でわからないことを誰かに伝えるって、難しいのかなと育児中の家族目線になって考えることができるようになった気がします。
 初めての入院は、歯列矯正治療の手術を受けた時のことです。入院して初めての患者体験をして、この時に出会った医師や看護師さんの入院中の対応から学ぶことがたくさんありました。自分が医療者ということで変な遠慮と自意識過剰で(?)なかなか悶々としました。口の中の手術だったので、ご飯は流動食をストローでいただきました。次第に同じ味に慣れて飽きてきてしまい、食事を残すようになりました。しかしそれを否定せず受けとめてもらい、栄養士に相談する機会を作ってくれて、工夫点を一緒に考えてくれました。そしてその後の食事について、入院中のスタッフさんがみんな気にかけてくれる声かけをしてくれました。
主治医とは、それまでの長い通院で関係性を少しずつ築いていけましたが、看護師さんとは入院して初めて出会いました。その中でも私の想いを汲み取ろうとしてくれる姿勢や、受け止めてくださる姿勢にとてもとても感動したし勉強になりました。

2021-08-09 18:12:00

子育てサポートって何?②

 今年5月には、周防町アサイクリニックで子育てサポートを始めることが決まりました。これを機に、「子育てサポートとは何か」を考える機会がさらに増えたように感じます。
具体的にどんなことをしたいかクリニック院長の浅井先生や、この機会にサポートのメンバーとして加入した杉さんも含めた助産師チームと話し合いました。その中で、そもそも子育てサポートの概要がはっきりしていないと、どんな事業ができるのかorしたいのか具体的にイメージができずに困りました。
「私の思う子育てサポートってなに?」という質問に、私ははっきり答えられるのかと自問自答をひたすら繰り返しました。
 2020年に調査元ベネッセコーポレーションが母親を対象に「新型コロナウイルス感染症の影響による生活環境の変化」についての調査を行いました。その結果、母親が「子どもの成長に不安を感じる」「孤独を感じる」「自分の時間がなくて辛い」といった意見が3〜4割ありました。核家族化が進み、かつ出産年齢の高齢化により、子どもから見て祖父母からの子育て支援を得にくくなっています。さらに現代の子育てが、コロナ禍という世界全体の変化により、ますます子育て家族の孤立化が進んでいるのが現状です。

 そんなご時世に、助産師うっちーは子育て家族に何ができるのか?めちゃくちゃ考えます。自分もすでに30代後半の未婚。自分の妊娠・出産・結婚についても考える機会になりますね。
 私のこれまでの助産師としての職歴は、5年間病院勤務、2年間大学院生この時小児救急電話相談の相談員)、合計5年間大学看護学部教員(院生になる前に2年、院生専念してあとの3年)、1年間フリーランス助産師です。
5年の病院勤務ではいろんな経験をさせていただきました。その中でも、半年ちょっとの離島での病院勤務経験は病院での助産師の役割やチーム連携など考える機会となりました。
2年間の院生生活(その後3年社会人兼学生として継続していたんで修了はまだまだ先)では、電話相談員として育児中のパパやママから「こんな時どうしたらいい?」といった生の声を聞くことができました。その中で、産後の入院中での指導の限界と、退院してからのご家族にも子育て期間の国家資格の助産師なんだからもっと関わっていきたい!産後1週間だけしか助産師が産後のママに関われないのではもったいないなと考えるようになりました。

2021-08-03 17:05:00

子育てサポートってなに?①

ちょっと長くなったので、数回に分けてアップします。

 

助産院を開業して1年経ちました。

去年、助産院を始めようと思ったきっかけは、オンラインでネットを使った繋がり作りは子育て中のご家族の孤立予防になると考えたからです。

とは言いっても、そこまでがっつり「これが私の助産院の役割だ!」と決まっていたわけではなくて、「助産師がそばにいるという実感が、きっと子育て中の親子にちょっとは役に立てるだろうな。たぶん」といったふんわりとした想いでのスタートでした。

そんなふんわりでスタートした私ですが、そばにいる助産師は1人よりチームが良いと思い、同世代の助産師であるゆりのさんやともちゃん、のりちゃんに声をかけて、最初からチームでスタートすることができました。本当に感謝しています。