うっちーのつぶやき

2021-08-09 18:12:00

子育てサポートって何?②

 今年5月には、周防町アサイクリニックで子育てサポートを始めることが決まりました。これを機に、「子育てサポートとは何か」を考える機会がさらに増えたように感じます。
具体的にどんなことをしたいかクリニック院長の浅井先生や、この機会にサポートのメンバーとして加入した杉さんも含めた助産師チームと話し合いました。その中で、そもそも子育てサポートの概要がはっきりしていないと、どんな事業ができるのかorしたいのか具体的にイメージができずに困りました。
「私の思う子育てサポートってなに?」という質問に、私ははっきり答えられるのかと自問自答をひたすら繰り返しました。
 2020年に調査元ベネッセコーポレーションが母親を対象に「新型コロナウイルス感染症の影響による生活環境の変化」についての調査を行いました。その結果、母親が「子どもの成長に不安を感じる」「孤独を感じる」「自分の時間がなくて辛い」といった意見が3〜4割ありました。核家族化が進み、かつ出産年齢の高齢化により、子どもから見て祖父母からの子育て支援を得にくくなっています。さらに現代の子育てが、コロナ禍という世界全体の変化により、ますます子育て家族の孤立化が進んでいるのが現状です。

 そんなご時世に、助産師うっちーは子育て家族に何ができるのか?めちゃくちゃ考えます。自分もすでに30代後半の未婚。自分の妊娠・出産・結婚についても考える機会になりますね。
 私のこれまでの助産師としての職歴は、5年間病院勤務、2年間大学院生この時小児救急電話相談の相談員)、合計5年間大学看護学部教員(院生になる前に2年、院生専念してあとの3年)、1年間フリーランス助産師です。
5年の病院勤務ではいろんな経験をさせていただきました。その中でも、半年ちょっとの離島での病院勤務経験は病院での助産師の役割やチーム連携など考える機会となりました。
2年間の院生生活(その後3年社会人兼学生として継続していたんで修了はまだまだ先)では、電話相談員として育児中のパパやママから「こんな時どうしたらいい?」といった生の声を聞くことができました。その中で、産後の入院中での指導の限界と、退院してからのご家族にも子育て期間の国家資格の助産師なんだからもっと関わっていきたい!産後1週間だけしか助産師が産後のママに関われないのではもったいないなと考えるようになりました。