うっちーのつぶやき

2021-10-22 21:14:00

発熱外来で思う。

うっちーです。

 

クリニックで発熱外来で勤務をしています。

今回はそのお仕事の時に助産師の知識が役立ったお話。

 

 

先日、4か月のお子さんのママが発熱外来を受診されました。(SNS掲載の了承をいただきました👍)

受診されるときの気がかかりは、もし発熱がコロナウイルスの影響だったとき、お子さんへの対応をどうしたら良いかと言うことでした。

たまたま検査担当だった私は、どこで体温を測られたかをお聞きしました。

理由は、乳腺炎だと脇ではかって3839度近いお熱が出ていても肘では平熱なことがよくあるからです。ママさんは初めてそのことを知ったようで、肘での体温測定はされたことがなかったとのこと。実は胸が熱く張っているとの自覚もありました。

「ん?乳腺炎気味?」と考えた私は、

「すみません、私実は助産師で。胸の張り具合を触って確認してもいいですか?」とお会いして5分で触診させていただきました。

結果、胸のしこりがありおっぱいが溜まっているため、そこまで緊急ではないけどおっぱいケアがいりそうな状態でした。院長にその旨相談し、急を要さなければ本日は授乳中でも内服できる抗生物質と乳腺炎に効果のある葛根湯も処方となりました。

その時に、できればおっぱいマッサージ(溜まった母乳を外に出すこと)が必要でかかりつけがあればそちらにかかるようご提案し、もしこの後の検査が陰性ですぐに行けない場合は当院でも対応が可能なことをお伝えいたしました。この日は授乳時の気がかかりについてもお伝えして診察は終了致しました。(ちなみに検査結果はPCR検査は陰性でした。)

 

 

翌日にご希望があったので、ご自宅で肘と脇の体温の温度差を確認していただき、咳などのコロナウイルス陽性の方によくある症状がないことから、クリニックにお越しいただきおっぱいケアをさせていただきました。以前も乳腺炎みたいな症状が出たことがあったらしいのですが、お熱はなかったとのこと。

 

コロナ禍以前だっだら授乳中の女性の発熱は、乳腺炎の可能性を気にしましたが世の中コロナウイルスの感染者が増えているのでどうしてもコロナウイルスからの発熱なんじゃ?と最初に気になっていましたがら今はコロナ禍。「我が子は大丈夫か?」と1番の気がかりはご自身のことよりお子さんのことに目が向きます。乳腺炎気味になった時に、母乳外来などのケアを受けに行くことも抵抗を感じるママもいらっしゃるかもしれません。

 

検査の結果、コロナウイルスにかかっていないことはわかったらその時には「コロナウイルスにかかってなかった」と安心ですが乳腺炎症状は強くなるかもしれません。そして、授乳中であるということはお薬処方時に大事な情報です。ぜひ、授乳中のママさん発熱した時に発熱外来など受診される時はご自身からも「授乳中」ていうことをお知らせくださいませ💖あとできれば、自宅の近くに通える母乳外来があるか、何かあったときにすぐ聞ける場所が有れば嬉しいです。

 

 

2021-10-06 07:25:00

大阪のクリニックでのお話

おはようございます。うっちーです。あっという間に10月です!

普段は、大阪のクリニックで育児支援と発熱外来と大学の看護学生のお勉強サポートの仕事をしています。

先日、発熱外来で助産師でよかったなーと思う機会がありました。

https://www.instagram.com/p/CUpBdNlFhFG/?utm_medium=copy_link

 

よかったら読んでくださーい。

2021-09-10 14:45:00

【はじめまして。チェストのともちゃんです】

【はじめまして。チェストのともちゃんです】

みなさん、こんにちは。

助産院チェスト、助産師のともちゃんです。

チェストが開院されて1年が経過しました。今日は、チェストの一員になった経緯や思いについて綴ってみようと思います。

私とチェストの院長であるうっちーとは、実は、新卒で就職した時の同期です。

2020年の夏、新型コロナウイルスの感染拡大がある中、私たち同期はZoomで久しぶりに同期会をしました。その時、うっちーから、オンライン相談メインでの助産院を開院しようと思っているという話を聞きました。うっちーは、育児中のご家族の応援団になりたい、そばで「大丈夫だよ」「頑張っているね」と寄り添える存在でありたいと熱く熱く語っていました。その時、私は子育てに専念するため、勤めていた病院を辞めて2年が経過しており、私も助産師として何かしたい!という思いが沸々と湧き上がっている時期でもあり、そんなうっちーの熱い思いにかなりの刺激を受けました。そんな思いを感じてくれたのか、うっちーが助産院の一員にならないかと誘ってくれ、とても嬉しかったです。

現在は、チェストの一員として、主にオンラインでの企画への参加や広報活動をさせて頂いています。そして、赤ちゃんやママ、パパ、ご家族さんの力に少しでもなれるようにとチェストの活動がどんどん広がって、人と人とを結んでいっている様子を目の当たりにし、制限が多い日々の中でも繋がっていくことができるんだと、私自身、元気を頂いています。
これからも、たくさんの赤ちゃんとそのご家族との出会いを楽しみにしています。

2021-09-08 21:15:00

子育て支援って。

こんばんは。うっちーです。



ちょうど私が子育て支援とはなんぞやと考えてる時に、助産師の友人も子育て支援をテーマとして自身が活動している団体のコラムに投稿するとのことで、内容を読ませていただきました。

https://www.npo-needs.com/single-post/%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%E6%94%AF%E6%8F%B4

知らなかった。。。。。。
定期的に連絡をとる友人が、産後5−6ヶ月に「このままではまずい」と思い悩んでいたとは気づいていなかった。
連絡をとっていたと言っても、メインはLINEで文字ばかり。そういえば、本当にそういえばちょっとだけ、テンションが低いような内容だった?と思い当たらないでもないやりとりがあったかもしれません。しかし、私は気づいていませんでした。もしかしたら、あの時もう少し話を聞けたのではないか。もう少し何かできたのではないかと。と、はっとしました。
なぜ、気づかなかったのか。これが、電話だったら。会えていたら少し違っていたのかもしれません。やりとりがLINEを使った文章だけのやりとりのため表情や声色の違いを気づけなかったのかもしれません。もしくは、私が彼女に相談したいタイミングで自分のことで精一杯だったのかもしれません。どんな理由にしても、連絡をとっていたのにそんな思いを抱いているとは気づいていませんでした。
コラムを読んですぐに友人に連絡しました。
「あの時、全然気づいてなかった。ごめん。」と。
すると友人からは、「全然気にしないで。むしろ、違う話をできて、助産師としてのやりとりができて、社会と繋がってる感じがした」と教えてくれました。
そうか。育児によって社会から切り離されている状況って、精神的な影響が大きいんだな。と改めて思いました。
毎日、四六時中乳児を相手にしながら、会話をするとすれば
大半が夫のみで、それ以外の方と話す機会は減ります。特に、出産するまで働いていたママ職場で他者との交流がある分、
育休中の日々は社会との繋がりを感じにくいのではないかと思います。

子育ての毎日に、他者との交流を。

交流の場を設ける。「このようなイベント作りは得意分野です。」と言い切れるほど私はお話好きな助産師です。これからどんどん。この力量を発揮していきたいです。そして、こんな身近に子育て経験者のアドバイザーがいてくれる。これも何より心強いです。

2021-08-13 10:00:00

子育てサポートって何?④(最後)

 この経験からだと思うのですが最初の教員の時には、学生に対したくさん伝えようとしていた(し、厳しかった)んですが、私が学生になった患者体験後は「受け止めよう。一緒に考えよう」と思い接し方が少し変化した(はず)。そして、少し指導にも余裕ができたんだろうと思います。学生が関わる入院中の産後のママとのお話の中でも気づきが増えました。学生に対し、相談しホッとするママさんの変化にも気づけるようになったと思います。病院で働いている時には、「私はまだこんなに経験の少ない助産師ではまだまだお母さんに安心感を提供できない」と「ない方」に目を向けていたけれど、学生に自分の気がかりを話すママさんがその後の学生の説明や関わりで安心していく姿を目にして、「産後のお母さんにとって、本当に必要なのは一緒に子育てについて考えるサポーターの存在なのでは?」と考えるようになったのです。ならば、今のありのままの助産師うっちーも(妊娠も出産もしていないしなーなんて思っていた)、子育て中の親子のサポーターになれるんではないかと。
最後にうっちーの強みのもう一つ、周りに恵まれていることです。開業したての時から、たくさんの助産師さんや友人や先輩、後輩、家族がいてくれています。以前、「うっちーは人と人を繋ぐことができるね」と言われたことがあります。この言葉が今の私の自信となっています。あと相談員や教員経験で得た「教える」という技術も。きっと、この強みは子育てサポートに生かせると思っています。たくさんの人にSOSを出せて、応援してもらえる環境が私にはある。こう思えることがとてもありがたいです。
私ができる子育てサポートの強みは、きっと子育て中の家族を社会と繋ぐことだと思うのでどんどん生かしていきたいです!

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