上郷さんぽ

⑪桃源院・観音堂(置賜33観音23番札所)
桃源院 ~伊達家三代に仕えた家臣「鬼庭左月良直(おににわさげつよしなお)」創建~

桃源院 ~伊達家三代に仕えた家臣「鬼庭左月良直(おににわさげつよしなお)」創建~

 所在地:米沢市大字川井3823-1

 

 桃源院は天文13年(1544年)、梓山松林寺三世・一華宗甫大和尚が開山、伊達氏譜代の家臣、茂庭良直(左月)により川井館ん位創建された曹洞宗寺院。

 茂庭左月は、伊達晴宗・照宗・独眼竜政宗の三代に仕えた家臣で評定衆の筆頭。

天正19年(1591年)伊達政宗が、米沢から岩出山に移封(いほう)されるに伴い、茂庭氏も松山(現:宮城県大崎市)を拝領、桃源院も松山に移されることになりましたが、川井に残った人々で川井村桃源院が再興されました。現在も本堂には左月斎良直、芳名「自光院殿剣外参心大居士」の位牌が祀られ、報恩供養が続けられています。

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