コラム・豆知識
これまでちゃんとできていたのに、
急におトイレ以外の所でおしっこしてしまうようになった。
あるんです。こういうこと。
決して悪い子になったわけではありません!
まずは、深い一呼吸を意識して、冷静に片付けましょう。
決して感情的になって怒らないでくださいね。
必ず理由があります。
実際、不安要素から発していることがとっても多いです。
チェック項目:
トイレの位置、変えませんでしたか?
砂やシートの種類を変えませんでしたか?
ニオイの強い芳香剤を使いませんでしたか?
他の動物さんが遊びに来たり、新しい動物さんが
家族に加わったりしませんでしたか?
引越ししてきてすぐ、あるいは、引越しが決まった?
そのほか、お家の中の物理的なことや、家族関係に
何か変ったことはありませんでしたか?
身体的な不調の可能性も十分考えられます。
獣医さんにもきちんと見てもらいましょう。
あなたの話はうるさい、そのムダなおしゃべり、やめてよ!
というのは冗談ですが^^;
そう言われたら、どんな気持ちになるでしょう?
無駄吠えってありません。
まずしつけ&しっかりした関係作りが不可欠です。
個人的には“主従”関係という言葉は好きにはなれませんが、
ワンちゃんの場合は特に、誰に付いていたら問題はないのか、
安心できる人は誰か、ということが、心の健康上とても大切です。
そのお家の中では誰がリーダーシップを取ってまとまっているのか、
はっきりしていないと、不安がむくむく膨らんでしまいます。
来客や配達の人に向かって吠える場合は、
頼りにならない家の人の代わりに一肌脱いじゃって、
張り切って番犬・お知らせ犬をしている可能性もあります。
そう…あなたが守られているのかも。
また、もう一歩深く踏み込むと、保護者さんの側に
知らない人への不安や、他人に自分の領域を乱されることへの
恐怖の気持ちなどがありませんか?
また、保護者さん、言いたいこと我慢してませんか?
そんな心理にもかかわってくることもあるのです。
あるいは、過去世から引きずってきているものが影響している事が
ある場合も…
ええ、コミュニケーションって本当に深いんです。
愛するかわいい○○ちゃんが自分の△△をっ!!!って
見た目かなりショッキングな絵ですね…
意外に思われるかもしれませんが、これまでお話してきた
動物さんの中では、みなさん案外あっさりしていて、
人が思うように汚いこと、ショックなことという認識は
無いようでした。
くさいって言うから私がなんとかしなくちゃと、
方策を探っていた末に…という、純粋で健気な動機から、
ということもありました。
子犬には割とよく見られることでもあったりします。
また、栄養学的に見ると、消化酵素不足、タンパク質不足を
補う為に、とも言われています。
基本、人から与えられるものしか食べることができない
動物さんであれば、食生活を見直すこともとても大切です。
とっぴな行動に出てまで、興味関心を引きたい、
注目して欲しい、ということも場合によっては考えられます。
病気と一言で言っても、これは本当にいろんな原因が
絡まりあっていることが多いのです。
最初にお伝えしておきますが、体の不調はコミュニケーションで
良くなるものではありません。
必ず獣医さん、信頼のおける療法士さんなどにご相談され、
治療に専念した上で、心理的サポートとして
コミュニケーションをぜひ活用していただければと思います。
犬種、遺伝によって出やすい病気や症状があったりもします。
また、環境の変化(外の騒音、異臭含め)、
ゴハンの変化などはありませんでしたか?
ゴハンやおやつの添加物も、なるべく減らしていけると良いですね。
そして、保護者さん、同じ箇所の調子を崩されていませんか?
保護者さんにご自身の体を気遣ってほしいから、あるいは、
しっかり治療を受けて欲しくて、反映しあっていることもあったり、
保護者さんの負担を自分が引き受けて軽くしてあげたいとまで
思う子もいます。
それほどまでに、動物さんは家族の事を愛しているのです。
まず保護者さんご自身が日頃健康を心がける、
心配な個所があれば放置せず、元気になろうと努めること、
これもとっても大切です。
お家の中で、何か困った問題が続いていませんか?
目にはみえなくても、エネルギーの不調和の影響を
動物さんはどうしても敏感に感じてしまいがちです。