先ほど、リードは心の糸電話、というお話をしましたね。そこから見ると、最近気になるのが、お散歩中にケータイ画面に夢中で、わんちゃんそっちのけの保護者さん。
外に出て、ちょっと歩かせて、おしっこすれば立派な散歩??確かに毎日毎日のことですから、大変ですよね。特に忙しい日もあって、どうしてもこの散歩の10分、20分の間に返信しておきたいメール、見ておきたい情報、あるかもしれません。
けれど、リードを通してなーんにも伝わってこない、自分には注意も向けてもらえず、ただ歩くだけって…ちょっと悲しくないですか? 自転車が猛スピードで来ていても、脇から車が出てきそうでも、今にも、落ちているタバコやゴミを食べそうになっていても、視線は画面にあるため、保護者さんは気付かない。はたから見ていてもハラハラします。
せっかく「糸電話」がつながっているのですから、つながっている相手と直接お話しましょうよ。
急いでいるなら、今日はちょっと○○あるから近道して帰らせてね、ってお願いするだけでもよいのです。電話はつながっているのに、電話口の相手がずーっと無言で自分の趣味の世界に忙しくて、声もかけてくれない…さて、私ならどう感じるかな?少しだけ、考えてみて欲しいです。