葉がしゃもじの形をしているのでこの名が付いた京野菜です。しろ菜に似ています。実家のオモニは広島菜でよくムルキムチを漬けていました。柔らかい繊維質の食感が楽しめます。

こちらは唐辛子を入れたタイプのキムチです。広島菜は最近お目にかからなくなった地野菜です。やさしい繊維質の食感と、あっさりしたナッパの味は、キムチにするととても美味しいです。

かぶのことを京都ではかぶらと言います。大根とはまた違った柔らかくて甘い根は、キムチにしてもとっても美味しいです。実家のオモニはこれにタラコを入れて漬けたりします。

からし菜と言うだけあって、葉は洋芥子そのものの香りと辛みを持つ独特な野菜です。キムチにすると、「ツーン」くる辛さが唐辛子と合間って、抜群の相性を醸し出してくれます。細かく刻んで漬けたキムチです。

丸水菜というのが壬生菜のことで、水菜の漬物は正確には壬生菜です。京都の在日が漬ける水菜のキムチも、正確には壬生菜のキムチがほとんどです。コモ（伯母）が好んでよく漬けて持ってきてくれます。独特な香りと、甘味と苦味を持つ京野菜の一つです。