『外構を斬る』外構工事の相見積もりは、意味がない。 埼玉県上尾市、茨城県境町、坂東市 土間コンクリート工事、群馬県大泉町、千葉県鎌ケ谷市 土留め擁壁工事例より

(お知らせ)スマホでの閲覧の場合お問い合わせに関しましては、このページの下端(終了後)に「お問い合わせ」の欄が表示されますので、そこをクリックください。

当社ホームページは全ページ24項目で構成されています。全体的に早く見る場合、等につきましてはパソコンでの御視聴を御勧めします。

 

 

DSCF8381、鎌ケ谷土留め.JPG

 

 

土間コンクリートと土留め擁壁を連結、一体化させ、大巾にコストダウンを実現させた工事例、千葉県鎌ケ谷市

(まともに車の荷重に耐えられるh=2mの擁壁の場合、壁厚20cm、鉄筋もダブル必要となるが、土間コンに連結すれば、壁厚15cm、鉄筋シングルでも擁壁は倒れる事もない。また、擁壁埋め戻し部は、将来、土間コンの下側が陥没し、土間コンが割れたりする可能性もありうるが、土間コンは擁壁の控え壁の上に乗る事になるので、その心配もない。)

 

 DSCF8646、かまがや土留め土間2.JPG

 

 

 DSCF8994、鎌ケ谷土間土留め.JPG

 

 

1、見積もりの、対象、基準とは

 

ネット上を見回しますと、外構工事をお客様に、安く提供するためのサービスや、企業等も見受けられます。

 

話は違いますが、私のところにも、「電気料金は、当社が一番安いので・・・」と言う電話が良くかかってきます。

 

その電気料金については、元となるについて電気は、各社同じでありますので、(A社が105V,B社が95Vと言うような事はないので)

確かに、安いところが一番安いと言えます。

 

しかし、民間で行われる外構工事の場合、見積もりの元となるもの(対象となるもの)は、電気やガスのように同一のものではありません。

 

 

2、官庁工事の場合

 

道路工事等の、各市町村、県、国が主体となる官庁工事では、あらかじめ工事の設計書及び、図面が業者に渡され、それに対し、業者が見積もりを行います。その後、入札が行われ、最低価格の業者が工事を受注する事となります。

 

この場合、見積もりの対象となるものについては、各業者とも同一の設計書に対して行う事となります。

 

また、工事の内容については、例えば、道路や水路に使われる砕石やコンクリートの厚みが、図面通り確保されているか、などについて、官庁の検査がありますので、規定の砕石等の厚みは確保されます。

 

また、その砕石が、十分に固まっているか、と言うようなことにつても、密度試験等の官庁の検査がありますので、規定の締固め度も保持されます。

 

工事の仕上がり具合(出来栄え)についても検査があります。

 

道路舗装工事では、アスファルト面が平らになっているかについては、平坦性試験と言う検査を行います。

 

従って、電気料金ほど正確ではありませんが、どの業者が工事を行っても、同じような品質で、同じような出来栄えの物が作られます。

 

 

3、一般の外構工事

 

一般の民間で行われる外構工事については、どうかと言いますと、

 

カーポートやガレージのように、仕事のほとんどが「組み立て」となるようなエクステリア工事を除いては、

 

工事の内容も、仕上がり具合も、各業者で全く違ったものとなります。

 

例えば、土間コンクリートや土留め、ブロック塀の基礎コンクリートの下地となる砕石の厚みに関しても、業者によっては、

 

仮に、見積もりの砕石の厚さが10cmである場合、官庁工事のように、それ以下にならないよう11cm,12cm程度入れる業者もいれば、

 

どうせ埋まってしまうものだから、と言う事で、2~3cm程度しか入れない業者もいます。その場合は、砕石が薄すぎて転圧機が動かず転圧、締固めができない。と言うような場合もでてきます。

 

一方、いつも転圧、締固めは行っていない、と言う業者もいます。

 

 

4、ここで、見積もり金額が安くても、取り返しがきく

 

上記、見積もりの砕石の厚さが10cmに対し、砕石を2~3cmしか入れなかった場合、当然ながら砕石は少なくて済みますので、材料費が浮く事になります。

 

なおかつ、その分掘らない(地盤を下げない)訳ですから、残土が極端に少なくなります。残土処分費は高額ですので、ここでまた、工費を大巾に下げる事ができます。

 

言い方は悪いですが、ここでごまかせば、二重(それ以上)に工事費を浮かせることができると言う事です。

 

他のサイトで述べていますが、「外構工事の見積もりは作文に過ぎない。」と言うのは、このような事です。

 

 

5、手抜き工事は、お客様にとって、後で(時がたって)大きな痛手となる

 

従って、見積もりの金額が同じ(5分5部、フィフティー、ヒィフティー)であっても、内容は1対9、2対8であるかもしれません。

 

しかし、この1対9、2対8の割合は、時間がたつにつれ(5年、10年、20年)さらに大きな割合となって返ってきます。

 

それは、どいう事かと言いますと、

 

他ページ『外構を斬る』でも述べていますが、

 

土間コンクリートや、土留めやブロック塀の基礎コンクリートの下地となる砕石が、良く固まっていない場合、

 

土間コンクリート上にトラックが乗り入れ、コンクリートが割れてしまった。

 

土留めや、ブロック塀が傾いてしまった。と言うような事が起きています。

 

特に、地盤の悪い場所、残土で埋め戻した場所、水はけが悪い場所等においては必ずと言っていいほど結果が現れてきます。

 

 

当社の工事例(群馬県大泉町、土留めブロック塀基礎コンクリート工事)

 

DSCF8143、大泉土留め.JPG

 

DSCF8144、大泉土留め.JPG

 

DSCF8155、大泉土留め.JPG

 

 DSCF8191、大泉土留め.JPG

 

DSCF8229、大泉土留め.JPG

 

 

 

 

実際にあった手抜き工事例↓ 

 

 

正常な施工例↓

 

 

6、素人や商人では、全ての外構工事が同じように見えるかもしれない

 

いろいろ説明してきましたが、一般外構工事の見積もりは、各業者それぞれ、異なったもの(物+内容+品質)に対して行った見積もりです。

 

電気料金のように、同一のもの(物+内容+品質)を対象にして行った見積もり、とは全く違う。と言う事です。

  

しかし、ネット上で、外構工事業者を紹介するサービス等を見回しますと、外構工事における見積もりが、あたかも電気料金のように、同一のものに対して行った、かのように記載されています。

 

 

  

7、職人として言えば、仕事は「口」でするものではない。

 

話は、過去へ飛びますが、赤穂浪士の討ち入りの際、浅野方には、堀部安兵衛、不破数右衛門、それに対し、吉良方には清水一学、小林平八郎というような剣豪が各々にいました。それで、いい勝負になったと思いますが、

 

それらの剣豪に対し、ただの侍では歯が立ちません。しかし勝負をする前ならば、それはわかりません。

 

どちらが強いか、「俺の方が強い」、口では何とでも言えます。

 

同様に、お客様のところに外構工事業者や営業マン等が来ても、その優劣は、お客様にもわかりません。

 

試合と同様、仕事はやってみなければ、わかりません。口では何とでも言えます。

 

営業マンは、体を使って仕事をする訳ではありません。仕事をするのは「口」です。口のうまい下手が営業マンの良し悪しでもあります。

 

当社の場合は、営業マンなどはおらず職人だけですが、職人の場合、口や話は参考程度のようなものです。

 

話をする(口をきく)のは、実際に作った物(土間コンクリートや、ブロック塀等)です。

 

そのため、当社では、砕石や鉄筋等、埋まって見えなくなる部分においても、細かく写真を掲載しております。

 

 

8、まとめ

 

ここまで、外構工事の見積もりに関しては、金額が同じであっても、内容(価値)は業者によって、全く違う。

 

と言う事について述べました。

 

そのような訳で、当社では「意味のない」外構工事の相見積もりは、御辞退させて頂きます。

 

 

【当社、土間コンクリート仕上げ例】 

 

DSCF3849土間上尾.JPG

 

 

DSCF3850土間上尾刷毛引き.JPG

 土間勾配3%、刷毛引き↑

 

 

 

DSCF4098土間、境1.JPG

 

 

 

DSCF4117土間境2.JPG

 

 

DSCF4125土間境3.JPG

 

  

 

他社、土間コンクリート工事例↓

DSCF3987他社土間工事例.JPG