電子かわら版

2023-04-11 17:57:00

身体を整えて美しくなる

悠遊塾かわら版       2023 卯月号

 

 

身体を整えて美しくなる

 

□ 春は一年を通じて一番身体が整う時期

 

人間は自然界の生き物です。「啓蟄」ではないですが虫が地中から出てくるのと同じように人間においては一年を通じて一番身体が整う時期が春なのです。そうした春だからこそきちんと「立てる」季節なのです。小さい子供などは高いところから飛び降りたり飛び跳ねたりといった行為をします。言ってみれば膝のバネです。我々大人はまず高いところから飛び降りたり飛び跳ねたりといったよほど特殊なことをしていない限り行いません。言ってみれば膝の位置というのは若さの象徴です。ですから思春期ともなりますと膝の位置が上がるのです。

 

そうした中でもどこか飛躍するような時というのは大人でも膝のバネが出てくるのです。さらにきちんと立てるからこそ膝に弾力が出てくるのが春の時期なのです。

 

きちんと「立つ」我々人間における直立二足歩行の宿命です。きちんと「立てる」から行動が転換されることができるのです。

 

□ きれいに「立つ」ことができるとその人本来の美しさが顔に出てくる

 

春先に多くの方々の身体を拝見していますと腰椎と仙骨をつなぐ関節、腰仙関節に隙間が生まれるのです。そして重たい頭を支えている後頭骨と頸椎二番の間に隙間が生まれてくるのです。そうしたことからきちんと「立てる」から頭がクリアに働くのです。

さらには脳の血流、酸素供給がされるわけです。腰仙関節に隙間が生まれて腰にS字湾曲が生まれます。そして頸椎にS字湾曲が生まれるのです。そうしたことからもいわゆる認知症であるとか、頭の働きがなくなってきますと大概、腰が伸びないのです。脳の機能が十全に働くというのは腰の伸び、腰のS字湾曲なのです。そして腰椎、頸椎にS字湾曲が生まれますと女性においては額に女性本来の丸みが生まれてくるのです。いわばきれいに「立つ」ことが出来るからこそその人本来の顔の表情、顔形になるのです。

 

先月は顔という部分からの全身性について書きました。今月は全身からの部分です。とりわけ美しく立てるというのは女性に限らずとても大切なことなのです。

さらにきちんと「立てる」からこそ、眼窩などを構成し、中央には脳下垂体がありますが、頭蓋底の中央の蝶が羽を広げたような形をしている蝶形骨(ちょうけいこつ)が本来あるべき位置に動いてくるのです。そうした蝶形骨の位置がノーマルな位置にないと目がくぼんだり顔の表情がどこか強張った感じに見えるのです。

2023-03-09 19:26:00

花粉症になる身体

2023 弥生号

 

花粉症になる身体

□ 花粉症になる背景に冬場の目の酷使

毎日、春は顎関節が動いてくるため、野口整体美顔術として「顔という部分からの全身性」を観ていますと、春はやはり「花粉症」。花粉の飛散は昨年の〇倍とか報じられています。毎年そのようなそうな報道のような気がしますが。

「花粉症」の方の身体を整体的に拝見していますと花粉というのも一つのきっかけに過ぎないように思います。冬場というのは空気の乾燥から、又さまざまな形で目の負担、酷使から春になり身体が緩んできて一応、季節に順応しようとしている現象なのです。現代人というのはそれだけ目の負担、酷使があるのです。

このことが背景にあり春先というのはホルモンの変化、そこで甲状腺ホルモンが過敏に働いている方というのは頬骨が極端に出ているのです。ですから甲状腺異常の方というのは笑っても頬骨が動かないのです。そして頬骨が出ている側がどうしても鼻が低く見えてしまうのです。

鼻腔が狭まってしまうために喉などの違和感になるわけです。あるいは鼻中隔湾曲症というのは四つ足動物にはない、人間が直立二足歩行をする宿命であり、鼻という器官はバランス器官でもあるのです。そうした目の焦点を合わす役割が鼻という器官なのです。ですから子供の仮性近視、遠視、乱視などは必ず鼻の通り、鼻筋が通っていないのです。

 

□ 赤ちゃんの鼻づまりは切実

そうした鼻という器官ですが、一番大切になる時期が産後の赤ちゃんです。赤ちゃんは生後しばらくは口呼吸ができません。ですので鼻がつまっていますとおっぱいが吸えません。つまり栄養状態につながるわけですから切実なのです。仕事柄生後間もない赤ちゃんを観る機会がありますが、赤ちゃんのつまった鼻を通す機会が多いです。つまった鼻が通ってくると途端に呼吸が深くなってきます。

花粉症がひどくない方の身体を拝見していますときちんと左右の肋骨が上がっているのです。やはり、冬場縮こまっていた身体の肋骨が上がり、胸部に弾力があるのです。その最たるが子供が幼稚園に入学する、小学校に入学するようなお子さんの身体というのは「期待に胸を膨らます」という言葉あるように、実際にそのような身体になっているものです。ですから春という季節は我々大人も何か新しいことを始めたりするにはよい季節なのです。いずれにしても花粉症というのは肋骨をきちんと上げておくことが生理的にも心理的にもとても大切なのです。

子供のようなワクワク感、そこは年齢は関係なく、身心の弾力なのです。

2023-03-09 19:25:00

春に備える身体

2023 如月号

 

春に備える身体

□ 頭の緊張をゆるめるあくび

春という季節、頭の緊張した縫合部が緩んできます。そうした頭の緊張と密接にあるのが顎関節です。日々いらした方々の身体を拝見していますとそれこそ睡眠時においての歯ぎしり、食いしばりなどが変化する季節、時期でもあるのです。中には食いしばりが強すぎて口の中に骨隆起が出来てしまったという方もいらっしゃいました。お話を聞きますと縦の力が強い分、歯の骨が折れないように横の力が働いて骨隆起ができるようなのです。またその方は何度もマウスピースが割れてしまったようですが、睡眠時の食いしばりというのはそれだけの力が加わるのです。そして操法を終えて「この後、あくびが出るようになりますからね」とお伝えしましたらあくびなど出たことがないと。

あくびというのは頭の緊張をゆるめる無為運動です。ですから春先というのはそうしたあくびが増してくるわけです。そしてあくびをすることにより顎関節をゆるめ、頭を休めているのです。まさに「春眠暁を覚えず」なのです。

そして先月も書きましたが、一月の中旬に左後頭部が緩み、二月の中旬で左肩甲骨が緩んできます。三月の中旬で左骨盤が緩んで本格的な春の身体です。

そこで春先は骨盤が緩んでくる季節だからこそ、春先に歯を抜いたり歯の治療を控えたほうがいいのです。緩んでくる骨盤がまた緊張してしまうのです。

 

□ 季節に順応できる身体の弾力とは

春という季節の変わり目、木の芽時とういうのは、過去の骨折や身体の打撲などが治りきっていないものが表に出てくるのです。人によっては、出産時に尾骨にヒビが入ってしまう方が時々いらっしゃいますが、産後うつの背景にはこの尾骨の骨折や打撲が影響している場合があります。それだけ尾骨というのは頭と逆に位置しているために、精神面、心理面に関係している領域なのです。

そうした骨盤が動いてくる季節、時期だからこそ、過去の尾骨の骨折やヒビなどからきちんと骨盤が緩みきれないために春先に精神が不安定になったりもするのです。

人間も自然界の一部だからこそ、きちんと季節に順応する身体の弾力がとても大切なのです。また、春は左が動いてくるというのは暖かくなってきて心臓の血流が活発になってくるからです。そうした左の骨盤が動ききれないと春先に痔になるのです。そして痔の手術をすると本格的に心臓がやられるのです。ですから痔というのは心臓の保護なのです。

春という季節を満喫する意味においても左側がきちんと緩んで動くからこそお花見など満喫できるわけです。

2023-01-11 20:03:00

新年を迎える身体の充実

悠遊塾かわら版       2023 睦月号

 

新年を迎える身体の充実

□ 人生の節目、高潮と低潮のバイオリズム

いわゆるコロナ禍になり三年になります。今となっては陽性でも陰性でも整体的には風邪を経過するのと同じになってきていますが、そうした三年、人間の身体には大きな波、わかりやすく言えばバイオリズムですが、7年半、3年半の大きな波があります。そうした節目が子供の時の七五三です。大きな波の高潮の時に多くは転職をしたり、引っ越しをしたり、そうした新しい勢いの時が高潮時期です。赤ちゃんの誕生なども大きな波の高潮時期に産まれてきます。

あるいは結婚も高潮時期が多いです。また反対に今まで相手の平気であったことが許せなくなったりして離婚などをするのも高潮時期が多いのです。それだけ離婚などは勢いがないとできないのです。反対に低潮時期というのは今まで行っていたことを深めたり現状を維持する時期です。そこで何か行動に移そうとすると空回りするのです。

女性の更年期の時期が大きな波の低潮時期にあたります。ですから前に進むより過去の心身をきちんと清算する事が出来るから新しい第二の人生を迎えることができるのです。そうした中で中ぐらいの波が三年経った「今」に出ている方がほとんどなのです。波の変化の時に整体における体癖の配列が変化します。体癖というのは普遍的なものではなく、波によって色濃く出る割合が変化してくるのです。ですからコロナ禍3年というのは人間の身体においても何か変化する時期であり、身体を観ていると実際に仕事を辞められた方など実に多かったです。だからこそ、今年一年は様々な形で変化を求められる突き動かされる方が多いのではないでしょうか。

 

□ 三本目の足をしっかりさせる

震災直後もそうですし世の中が変化する時というのは自ずと自分には何ができるのか、何がしたいのか何を大切にしているのか、と自問する機会が増えてきます。そして年末にいろいろな方の身体を拝見していますと様々な形で一年をやりきった身体がありました。

新年を迎える日本人ならではの身体観だと思うのですが、新年を迎えた身体を拝見しますと各々がそれぞれの形で何をすることが充実するのか思いめぐらせると思います。我々人間は二足歩行で不安定です。そうした不安定の中の安定、自身の中心軸がしっかりしている方というのは「三本目の足」が空間にはあるのです。人間の身体というのは見える処だけの身体ではなく見えない処をきちんと認識した上での身体であり、そうした三本目の足がしっかりすることにより、“下丹田が充実した”となるのです。そうしたことを踏まえた上で、今年一年は各々が各々の形で三本目の足をしっかりさせる時期なんだと思います。そうしたことのお手伝いが整体指導だと年頭に思った次第です。

2023-01-11 20:02:00

引き締まる身体

悠遊塾かわら版       2022 師走号

 

引き締まる身体

□ 一年を通じて一番骨盤が引き締まる時期

「師走」僧侶が忙しく走り回る、という意味合いから「師走」らしいですが、年末は何かと忙しい時期ですね。そうした時期ではありますが、身体においては一年を通じて一番骨盤が引き締まる時期なのです。さらに言えば身体が「冷える」という現象、重心が外側にかかった状態です。ですから中心にきちんと力が集まった引き締まった状態になっていれば、必要以上に冷えることはないのです。そこで日々いらした方には、一日の予定をあれもこれもではなく「一つ」に絞ったほうがより身体は引き締まりますよ、とお伝えしております。あれもこれもですと、どこか「分散」してしまうのです。一つに絞るからこそ、より集中力を増し身体は引き締まってくるのです。人によってはそうした時期であるからこそ、大切な「一つ」であったり、一生かけて学ぶことが見つかりやすくなってくるのです。

 

□ 何かを決める時は月経期間よりも排卵期間に

12月から1月の中旬くらいまで骨盤は引き締まり、1月の中旬から春の準備として緩む方向に行くのが人間の身体です。また、月経周期がある女性の身体、月経期間中というのは骨盤が緩んできます。そのために、頭が緩み、眠たくなってきます。排卵がきちんとされている時というのは骨盤が引き締まってきます。月経を引きずって排卵がきちんとされなくて骨盤に引き締まりが遅いと、人によっては例えばお店など入ってもメニューを見ても一つに絞れなくて最初はこれにしようと思っても、迷って別な食べ物にしたりしてしまうのです。

ですから女性などにおいては、何かを決める時というのは月経期間ではなく、排卵がちゃんとされているようであれば排卵時期ぐらいがよいのです。また、そうした訓練として最初にこれを食べると決めたものを食べた方の骨盤は引き締まってきます。反対に骨盤が開きやすい、整体における「体癖」の十種傾向の方も多くは右骨盤が開きやすいのですが、途中で開いた動きが止まっていたり、開きすぎていますと左膝などの変動を起こしやすくするのもこの時期の特徴なのです。

 

□ この時期は生水を取りましょう

この時期は骨盤の引き締まりを中心に力が深まり、「寒の水」生水をちびちび飲んでいくことが冬場の過ごし方です。洗濯物が乾くのと同じように人間の身体も乾くのです。水分が本当に必要な時期というのは今の時期から本格的な春を迎えるまでなのです。身体が乾くから通常では季節性のインフルエンザが流行ったり関節が痛くなったり、座骨神経痛なども水分不足です。コーヒー、お茶などをよく飲む方は、利尿作用で身体の水分を排泄しがちです。ですから、それ以上に水を取らないと間に合わないのです。

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