電子かわら版
秋口から冬場にかけて汁物を取りましょう
2024 霜月
秋口になり日中との寒暖差が激しくなってきました。そして睡眠中というのは体温が奪われてきます。その為に、秋口というのは“寝しなのお風呂”はお勧めしません。というのは入浴後、体温が高くなったままお休みになりますと余計に熱を奪われるために身体が余計に「冷え」てくるのです。
また多いのが寝室の頭の上に窓がある方です。日々、身体を拝見していますと首筋が極端に緊張している方に「寝室の頭の上に窓がありませんか?」とお聞きしますと決まって頭の上に窓があるのです。睡眠中は身体が一番、無防備になります。そこでカーテンを閉めていても冷気などで首筋が冷えてしまうのです。ですから体力がない高齢者や赤ちゃん、子供さんは窓側や頭の上に窓が無い方が良いのです。
このような指導をしますと布団の位置を変えられる方は良いですが間取り的に難しい方はスカーフなど巻くなどして首を保護してお休みなるとよいです。
□ 食欲の秋はたくさん食べてもいいという間違い
“右足が痛いので身体を観てほしい”という方でした。身体を拝見しますと脂分が多いのですよ、とお伝えしました。“脂分が多い”、言ってみれば過剰栄養です。そのような時は便が軟便になったり、あるいは目ヤニが多くなります。そこでその方にお伝えしたのが「汁物を召し上がってください」と。
夏場は暑さの為に水分補給を行います。夏が終わり、空気が乾燥してくる秋から冬場はお鍋などの汁物などで水分補給をするとよいです。秋は食欲の秋と言われています。実際、新米が取れて野菜にしても果物にしても美味しい食べ物がたくさん採れる時期ですので、たくさん食べてもいい季節と認識している方がほとんどだと思います。
食欲というのは、整体的には身体が冷えてることで尿酸が出過ぎて胃酸となりそれが食欲につながるのです。ですから体の冷えが必要以上の空腹を招きます。具沢山の汁物で水分補給もできてお腹も満たされればご飯も少量ですみます。
秋口に上手に風邪を引く、ということ
2024年 長月
秋口に上手に風邪を引く、ということ
□ 食欲の秋は食べ過ぎてはいけない
秋口、夏場とは違い、熱の放散をしないように左骨盤から閉じる方向にいきます。
また、日中との温度差で明け方などは気温なども下がってくるために、身体も冷えやすくなります。そこで世間では「食欲の秋」と言われていますが整体的に言えば身体が冷えて尿酸が出過ぎた状態。そうした尿酸から胃酸に化けた状態がいわば、「食欲の秋」。お腹が空きすぎる状態へとなりやすくなるのです。
また夏場、子供は外で遊んでいたりしますと日焼けをします。そこは大人も同じですが日焼けも言ってみれば火傷と同じです。そのために身体は秋仕様の皮膚になろうとして風邪になるのです。そこで風邪などを引きますと日焼けした皮膚も白くなってくるのです。そうした季節の移り変わり、上手に風邪を引くという事がとても大切になるのです。
□ 秋口に注意なのが脳出血と脳梗塞
また先に書いた夏場はそれなりに汗をかいたりして塩分を捨てたりして血管に弾力があるものです。そこで秋口に入り、汗もかけなくなり日中との温度差で血管などに負担がかかってきますと、脳出血や脳梗塞が増えてくるのです。また決まって脳梗塞や脳出血などを起こす方というのはある時期から風邪が引けなくなります。そこでバタッと倒れるのです。そうした事からも夏の疲労を上手に秋口に風邪を引くことはとても大切と捉えています。いわば夏の疲れを次の季節にもちこまないということです。また、稲などの収穫の時期は「実りの秋」です。そうしたことから人間においても「形作る季節」が秋口なのです。先に書いた左骨盤が閉じてくるというのは夏場と違って集中力が増してきます。ですから「読書の秋」でもありますが、今までやってきたことをまとめていくなどの“形作る”には適した季節なのです。
いずれにしても「身体が冷えた」と思われたら、朝起きて42、3度のお湯をくるぶしくらいまでためての足湯をお勧めします。また、風邪の引き始めも足湯をして、7、8分位に温めて一度、足を出し赤くならない側だけを2、3分追加で足湯をすると風邪の経過がスムーズに働きます。
そうした足湯の時の注意点としてはテレビなどを見ながらではなく、足に注意をして行うことです。
高温多湿、日本の夏
2024年文月
高温多湿、日本の夏
□ 胸椎7番という骨
梅雨、日本は高温多湿です。そうした湿度の影響は整体的には胸椎7番に変動を起こします。食べ物にカビが生えやすいのと同じように人間の身体もカビが生えやすいのです。そうした胸椎7番はリンパ機能と関係するために水の流れが停滞しやすくなるのです。そのため身体などは化膿しやすくなるのです。さらには臓器的に言えば血液の質に関係しています。
心理面から言えば梅雨時のジメジメした時というのは、モヤモヤしていると胸椎7番の弾力がなくなるのです。弾力がないと何か身体がサッパリしないのです。うっ散が付きにくい季節も梅雨時なのです。さらには恐怖心に関係しています。そうした事からも人間が一番免疫機能を下げる時というのは“恐怖心”なのです。従来のワクチン接種後の身体も胸椎7番の変動を起こします。(観ていてそういう方が多かったです)
整体法の創始者の野口晴哉先生は「胸椎7番」というのは“ミラクルな骨”と表現されましたが原因不明の変動、癌や白血病なども整体的には決まって胸椎7番に変動を起こすのです。
そうしたことからも、野口晴哉先生は「癌はカビと同じである」と表現されたのです。
水虫などが出来やすい季節も高温多湿の梅雨時です。さらにプールなどでのシラミ感染、家のダニ、そうした身体には回虫駆除操法ということを行っていますが現代は衛生状態が良いために回虫などいません。かつてのハリウッドではあえてお腹の中に回虫を入れたそうですが、現在ではそうした回虫がいないためにアレルギーが増えたと言われています。そうした事から悪いものを排除するのではなく、様々なものに順応する身体、湿度に関しても湿度に順応するような身体に作り上げることが大切な時代になってくるのではないでしょうか。
今年の夏も梅雨明けと同時に猛暑がやってきました。エアコンなしでは命の危険にもかかわりますので、どうしても頼らざるを得ませんが気を付けてほしいことがあります。エアコンで冷房をつける時は直接、体に風を当てない、そして肘を冷やさないよう、肘が隠れる程度の長さ、あるいは長袖の服を着るなど、必要以上に冷やさないよう注意するということです。
初夏の過ごし方
2024 皐月
初夏の過ごし方
一年を通じて一番活動的になる時期は初夏です。春から初夏にかけてリンパの流れ、水の体液の流れは変化してきます。
脇の下の水かきはリンパの流れと関係していますが胸の胸郭が開くことによりこの脇のリンパの流れなどが変化してくるのです。
胸郭は横隔膜の動きや呼吸器官に関係していて、初夏という季節は呼吸器官が活発になる季節でもあります。そうした背景にあるのが下半身の後側の筋肉です。どういうことかと言いますと、わかりやすく言えば、気分が落ち込んでいるような時というのは歩く歩幅が小股になっていきます。反対に大股で歩いているような時は気分が落ち込むということはないのです。そうした事から初夏という季節は大股で歩くことで胸郭が開き、呼吸器官が活発に働く季節なのです。言いかえれば、そのような身体状態でなければ、いわゆる五月病などの精神的変動につながったりするのです。
□ 初夏は汗を上手にかいて、大股で歩きましょう!
そして呼吸器官が働くというのは皮膚呼吸も活発になってきます。
日本の梅雨は高温多湿です。梅雨の時期を上手に過ごす為に初夏の季節から上手に汗がかける身体になってこないといけないのです。私たち人間は恒温動物です。恒温動物とは体温調節能力があり、外界の気温に関係なく一定の体温を維持できる動物です。これは発汗機能を通して体温を一定に保っているのです。そして発汗機能という体温調節だけではなく尿などの排泄ではまかなえない不純物などを捨てる役割があるのです。尿などにおいても腎臓の機能、身体的には足裏の感覚による事が大きいのです。
先に書いた水の流れというのは足裏の機能が十全に働くことにより排泄がスムーズに働くのです。むくみにしても極端に言えば腹水がたまるなどにしても体液の流れがスムーズにいかなくなる現象です。そうした事から梅雨時などが水虫になったりする方が増えるのです。
日本人の足裏の汗腺は西洋人より多いらしいですが、その為革靴などを履いていますと余計に蒸れて水虫になりやすくなります。そうした事からも日本人の草履(ぞうり)などは日本の風土にあった履物だったわけですね。いずれにしても初夏である今の季節、大股で歩き足裏の感覚を敏感にしておくというのが初夏から梅雨を乗り越えるための過ごし方です。
※卯月号は都合により休載させていただきました
痔を切ってはいけない理由
2024 弥生
痔を切ってはいけない理由
□ 春は痔になる方が増える季節 ~春を迎える身体とは~
人間も自然界の一部です。一月の中旬ぐらいから左後頭部が緩み、二月の中旬にかけて左肩甲骨が動き緩んできます。そして三月の中旬にかけて左骨盤が緩んで開いてきます。そうした動きを毎月行っているのが女性の月経です。そして春先は男性も同じように動いてきます。心臓の働き、心臓の血流が良くなってくるからです。その為に冬眠などは気温差なども含めて心臓に負担がかかってくるのです。
そこで左骨盤が緩む、開ききらずに左足小指に重心がかかりますと痔になる方が増えるのです。肛門という実体のない器官、括約筋の中心ですが極端に我慢しすぎますと肛門というのは閉まりすぎてしまいます。反対に我慢がきかないと肛門というのはたるんでしまいます。いわば子宮脱のような骨盤底筋に関係しています。
そこで出産時などいきみすぎてしまったりしますと切れ痔になったりもするのです。そうした心臓の動きと関係しているのが肛門なのです。
□ 心臓を保護するために痔になることもある
冬場の寒さに耐えた身体が上手に春を迎えることなく、左骨盤が緩み切れませんと痔になるのです。ですから冬場の心臓の保護でもあります。身体からしますとそれだけ頑張っている、と教えてくれているわけです。
また、反対に狭心症などの持病があるような方というのは治ってくる過程に痔になることもあるぐらいです。それだけ毛細血管が集まっているところですから、昔のお医者さんは肛門の手術といういのは慎重になさっていたのです。そこで痔の手術などをしますと今度は本格的に心臓への負担になってくるのです。
自分でできるケアとしては肛門に蒸しタオルが一番良いですが、身体においてはきちんと春を迎える身体、左骨盤が緩むことが出来るからこそ春という季節を満喫することができるのです。ですから人間に身体は桜の階下の前に春を迎える訳です。そして骨盤が緩む、開くというのはエネルギーがうっ散、発散されたという事です。そうしたエネルギーがうっ散、発散されないまま4月、5月を迎えますと路上などでもおかしな人が増えたり、あるいはいわゆる五月病のような精神的変動につながることもあるのです。
春という季節、古傷が表面化したり何かと変動が激しい季節です。それだけ動いてくる季節なのです。過去の身体の打撲なども表面化するのも春先です。だからこそ整体などをしていますと変化するチャンスと捉えているわけです。
整体ヨガ道場 悠遊塾