電子かわら版
立秋を境に腰が立つ
2023 長月
立秋を境に腰が立つ
厳しい残暑は続いていますが、立秋を境に身体は秋に向けて変化してきています。多くの方の身体を拝見していますと、立秋というぐらいですから「腰」が立ってきます。そうした腰が立つ前提になるのが「股関節」。股関節がニュートラルな状態になるのがこの季節なのです。
耳鼻咽喉系統の変動、整体的には必ず股関節の変動を伴います。中でも鼻という器官は冷却器官でもあります。睡眠時などにおいていわゆる無呼吸症候群というのは、きちんと鼻呼吸が出来なくて口呼吸になってしまいます。
いわば鼻呼吸ができるから冷たい空気が肺に入って頭がクリアになり熟睡となるのです。
そうした夏場の寝苦しさから秋に向けて風邪になるのもそうした股関節の変化なのです。あるいは帯状疱疹ヘルペスなども整体からすると口唇ヘルペスや頭部ヘルペスなども必ず股関節変動を伴うのです。いわば股関節がひっかかるというのは身体が必要以上に捻じれるということなのです。身体からするとウイルスや菌と戦ってがんばっている為に身体が捻じれてくるわけですね。そうした身体の捻じれがなくなって初めて風邪やヘルペスなども経過した、となるのです。
また、股関節がニュートラルな状態、人間が直立二足歩行をするにあたり、頭が上にくるような構造となりました。言ってみれば人間が直立二足歩行をするということはそれだけ不安定な事をしているのです。そのため、いらしている方々などには時々、赤ちゃんのように四つん這いでハイハイをするといいですよと指導をすることもあるくらいなのですが、頭が上にあるからこそ血圧などもあげて頭に血液を送ろうとしているのです。そうした頭の緊張と対応しているのも股関節なのです。頭が緊張しますと股関節も緊張して閉まってしまいます。ですから男性などは無意識に貧乏ゆすりをして股関節を緩めようとしているのです。
そうした股関節ですが、一番大切な働きになるのが受胎直後なのです。受胎直後というのは骨盤を含めて股関節も閉まってきます。いわゆる子宮外妊娠などの異常妊娠になりますと股関節が弛緩してしまいます。そうした異常妊娠などの過去の影響の股関節が変化してくるのも立秋の後の股関節が変化する今の時期なのです。
更年期、身体に起きていること
2023 葉月
更年期、身体に起きていること
女性における更年期、月経周期が短くなり、そこからだんだんと間隔が開き閉経を迎えるものです。現代女性は初潮が早く閉経が遅くなってきている為にそれだけ婦人科異常のリスクが高くなるとされています。
そうした中で整体の女性における健康観として勢いがある時にいわば閉経を促す「花月操法」を行っていきますが、いわば骨盤のエネルギーを抜いて骨盤を引き締めていく誘導です。
女性の身体というのは男性とは違ってエネルギーが有り余ってくると異常が起こります。そうしたエネルギーの集中、分散する働きが骨盤の開閉運動なのです。月経があるうちは骨盤の開閉運動が行われますが、閉経を迎えやがて開閉運動がスムーズに行われなくなり弾力がなくなってくるのがいわば更年期の時期です。
膝や股関節に違和感を抱くのは圧倒的に閉経後の女性です。それだけ女性の身体というのは骨盤の開閉が全てなのです。そして更年期の時期というのは甲状腺ホルモンから副腎ホルモンの移行する時期でもあります。そうした副腎ホルモンの亢進、停滞も骨盤の開閉運動に連動されているのです。
副腎ホルモンがきちんと働いてきますと排泄量が変化してきます。いわばお小水の勢いなどが副腎ホルモンの働きに関係しているのです。その為、夏場などの多汗症というのはお小水が出づらい、そのかわりに不必要な汗になってきますがそうした事も副腎ホルモンが関係しているのです。
□ 第二の人生を大切に生きましょう
仕事柄、いらした方がどのような形で閉経を迎えたかをお聞きするのですが、閉経が遅かった、ダラダラと続いていたという方というのはその後の身体の変動が激しいのです。
そして“閉経=女性の終わり”というように世間では認識されているようですが、これは間違った捉え方です。閉経とは、出産経験の有無に関わらず、種族保存機能を終え女性がそこから自由になれることなのです。そうしたことからも第二の人生、身体の節目、区切りの時期。だからこそより身体の上でとても大切な時期なのです。そして閉経を迎えても骨盤の可動性がある方というのは年齢に関係なく“輝き”があるのです。
梅雨が明けた身体
2023 文月
梅雨明けが明けた身体
整体における梅雨明けした夏の身体、頸椎7番の輪郭と左外くるぶしがそろったときに夏の身体と観ていきますが今年の夏は例年になく猛暑ですね。そうした頸椎7番は心臓の収縮機能に関係しています。
そのために高齢者や心臓に持病があるような方というのはどうしても心臓に負担がかかってくるのです。また報道では連日のように熱中症のことを取りざたされていますが操法でもそのような方が多くみえて整体的には胸椎5番の弾力がなくなった身体状態。胸椎5番は発汗機能に関係していて熱が体内にこもり、汗として発散されない身体状態になります。
さらに人によっては力が出ないと言われるような方などは胸椎8番が硬化しています。そのような方々は「塩分」が足りていないのです。この時期であれば塩を舐めてみて甘いと感じるようであれば足りないのです。心臓に持病があるであるとかよほど特殊な事情がない限りはこの時期の身体において塩が必要になるのです。夏野菜に塩をつけて食べるといいと思います。
刑務所などの食事は塩をある程度抜いた食事だそうです。脱走などの活力を奪う為に塩を抜いたのです。さらに先に書いた頸椎7番というのは腰椎5番と連動しあっています。腰椎5番というのは膀胱と関係しているためにこの時期のいわゆる多汗症、人によっては滝のような汗をかいているような方もいますが、整体の表現では小便まじりの汗と表現しますがお小水が出ないためにその代りに汗になってしまうのです。いずれにしてもかいたこの時期、汗はこまめに拭きましょう。暑いところから冷房が効いているような所に入る時には注意が必要です。
□ 汗の内攻を起こさない
ご存じの方も多いと思いますが、この時期は汗を急激にひっこめる「汗の内攻」を起こしやすくなります。冷房は必要ですが、直接体に風を当てない工夫が必要です。わかりやすい例えで言うと、よくお風呂上りに扇風機やエアコンの風を体に当てて汗を引かせ涼む方がいますが、これをすると汗の内攻が起きます。この時期はこの汗の内攻を起こさないことが夏を健康に過ごすカギになります。汗の内攻を起こすと、下痢が止まらない、目が見づらくなる、あるいは夏風邪の時に咳がいつまでも続くといったことにつながってきます。
汗の内攻、一つの知識として心に留めておいてください。
梅雨をどう過ごすか
2023 水無月
梅雨をどう過ごすか
□ 気持ちがモヤモヤするのは
以前、化粧品会社ポーラの統計で美白日本一は島根県といわれていました。日照時間が短い、湿度が高い、美肌効果の高い温泉があるなど、お肌にとってよい条件が多いそうです。島根に整体に行きますと湿度は高いわけですが、梅雨時は湿度に対して影響を受けている身体が当然多いです。それは胸椎7番が飛び出している状態です。そこは島根県に限らず、日本における高温多湿の梅雨時であれば多く見られる身体の特徴です。そうした胸椎7番という骨は臓器的には脾臓などの血液の質に関係しているところです。ですから女性などの貧血傾向の方というのは胸椎7番の可動性が悪くなってしまうのです。
また、梅雨時のジメジメした日を想像してもらえればわかるかと思いますがどこか気持ちがモヤモヤしたり気分が暗くなってきます。ですから心理的に陰気の時というのは胸椎7番が飛び出してくるのです。
□ 汗をかいて不純物を出しましょう
梅雨時は物にカビがはえやすい時期ですが人間の身体にもカビがはえます。整体法の創始者の野口晴哉先生は「ガンというのはカビと同じである」とおっしゃられたそうですが、多くのガンの方々の身体を観ていますと、確かに腰椎7番の可動性は悪くなるのです。
そうしたことから野口晴哉先生は胸椎7番というのは「ミラクルな骨」と表現されたのです。かいた汗を極端にひっこめやすい体質なども胸椎7番の可動性が悪い、あるいはベトついたような汗というのも胸椎7番の変動からの汗なのです。胸椎7番の弾力を回復させるためにベトついた汗を出しながら血液の質を変えるようとしているわけです。そのためのこの時期はどんな形であれ、汗を出すことによって不純物を表に出そうとしているわけです。
また、「孤独感」は敏感な感受性の子供ほど抱きやすいのですが、お腹の中にいた時にへその緒とお母さんとつながっています。つながっていたへその緒が切られた時の孤独感が潜在意識で残っていることがあるのです。整体における体癖「前後型6種」のお子さんに多いのですが、それだけ繊細なのです。また梅雨時に影響を受けやすいのも前後型6種、捻じれ型8種。特に捻じれ型8種は足がむくんだり火照ったり腎臓に変動を起こすのです。
片側の腎臓が下がりますと、目がくもったりはっきりしなくなるのです。夜寝る前にでも床に仰向けに寝て壁に両足足を立てかけて15分ぐらいぼーっとしてみましょう。梅雨時のセルフケアです。
その人その人の能力を生かす時代
2023 皐月号
その人その人の能力を生かす時代
□ 足のどの指に焦点があっているかを観ています
この間のコロナ問題もやっと第5類へ。日常生活においての様々なイベントなどもかつてのような賑わいになってきました。また季節的には「立夏」初夏です。夏が立ち上げるわけですが、身体的にも腰が立ってきます。ですから行動力が増してくるのです。
さらに右足首は推進力の足なのです。左足首が軸足となり右足首で前に進むのです。ですから子供などにおいても右足首の可動性の良いお子さんというのは運動会などの徒競走においても速いのです。
そうした右足、中でも右足の第5番目の指(小指)ですが、その人その人の働き方が集約されているのです。この間、いらしている方々でも自分に何ができるのかといった仕事上の問題を抱えているような時、転職などをされたような方々は共通して右足第5番目に焦点が集まるのです。
また、第3番目の指(中指)ですが、新人研修の担当をされている方や、私のような健康指導など何か相手に伝えるような時というのは第3番目の指が伸びてくるのです。第2番目の指(人差し指)などはコミュニケーション能力と関係しています。介護職や営業職などをやられているような方というのは、第2番目の指に特徴があります。第1番目の指(親指)などは情報力能力にたけています。
また、心や身体の研究をされていくといいですよ、とお伝えした方々などはヨガをされていたり、ボディーワークで身体を研究されているのです。ですからその人、その人の働き方、仕事の仕方というのは右足に集約されているのです。さらに右足の甲のアーチ、リーダー、人を引っ張って素質があるのです。そのような方々にそのことをお伝えしていましたら、「PTAの役員に選ばれました」と。
また、一歳七か月のお子さんにそのような足の形をしていたので、「〇〇ちゃんはリーダーになる資質があるね」と言いましたらリーダーという響きがうれしかったようなのですが、それから自分のより下のお子さんの面倒を見たり、大好きなぬいぐるみのおしめを替えたりするようなマネ事をするようになったとその方のお母さんがお話してくださいました。とても微笑ましくまた面白いです。
いずれにしてもこれからの時代、皆が一緒ではなく、一人一人が違うという前提のもと、その人その人の能力をより発揮していくような時代になっていくのでしょうね。
整体ヨガ道場 悠遊塾