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2026-05-25 22:21:00

耳をふさぐ

先日、突如、ありえない勢いの怒鳴り声が耳に飛び込んできた。

怒鳴ってる人も、怒鳴られてる人も、赤の他人。

どうしたらこんなに、恨みのこもった声を出せるのか、勝手に聞こえてくるその声にドキドキしてきた。

はぁ・・・自分がどんどん小さくなっていく。

自分が怒鳴られてるわけじゃないのに、ちっちゃくなって、いなくなりたかった。

攻撃性のある人は嫌い。

2026-05-23 21:31:00

個展のお知らせ 【ただいま、のカタチ】

6月5日㈮~8日㈪

小田原市にある「よしのや」さんで個展を開催します。

よしのやさんは、親の代から続く地域に根付いたお店で、今は私の同級生である店主が新たな息吹を吹き込み、

飲み物を提供しつつ、小田原にちなんだお土産や作家さんの作品を販売しています。

小田原駅から小田原城へ続く道すがらなので、人通りもたくさん!店主の想いは、地元の人も観光でいらした方も

気軽に立ち寄って、ほっと一息つける休憩所みたいな場所にしたいとのこと。

私もその想いを大切にして、麦わら作品を愛でながら、心身休める場所作りに努めたいと思います。

会期中、小田原城はあじさい花菖蒲まつりが開催されていますよ。

地元の方はお散歩がてら、遠くからいらっしゃる方は小田原観光のついでに、ぜひお立ち寄りください。

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よしのや

小田原市栄町1-10-8

11:00~17:00

全日、私、います。

2026-05-09 21:49:00

海の向こうまで

今日はとーーっても久しぶりにアトリエでワークショップを開催した。

今は個別のリクエストに応えられる余裕がなくて、問い合わせがあってもお断りしたり、

直近のワークショップの予定を伝えたりしていたけど、今回は余裕をもってお問合せいただいた

のと、韓国からいらしてくれるとのことで、互いの予定を調整してお受けすることにした。

ただでさえワークショップが久しぶりでドキドキ、海外の方でドキドキ、今回用意したものが

求められているもので合ってるのかドキドキ、時間どおりに終わるのかドキドキ。(時間が限られていたの)

とにかく昨日からソワソワしていた。

一緒に来てくれた日本の方の通訳のおかげで、なんとかなりそう!と気持ちが軽くなったのもつかの間、

いざ説明を始めたら、まー自分でもびっくりするくらい言葉が出ない。

この動きをなんて伝えればいいのか。えー、おー、あー。。。と、まぁ、一言発する前に頭の中で適切な言葉を

探す探す。けど、なかなか見つからない。結局勘のいい彼女が察してくれて、私はその動きを見て、そう!それそれ!

と相槌を打つ始末。情けない・・・

今日は少人数だから、目の前で見本を見せてなんとかなったけれど、次、大人数で開催するときはよほどリハーサルを

しておかないと、お金なんてもらえないや。

私の心のジェットコースターが乱高下するなか、無事、きれいに完成した。はぁ~~よかったぁぁ。

日本で習う初めてのヒンメリが私でよかったのかしら・・・問い合わせが来た時からずっと思ってるけど、

今の私の一生懸命を詰め込んだのは確か。

これからのお二人にとって、ヒンメリをはじめ、麦わらの作品作りが、どんな時も優しく穏やかに包み込んでくれる時間

になることを、心から願います。

海の向こうからこのアトリエに来てくれたこと。小さな発信を見つけてくれたこと。嬉しかった。ありがとうございました。

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さて、来週末は静岡県三島市で開催されるヴィレッジ三島に出展です。

眩しいくらいおしゃれなお店がたくさん!その眩しさにいつも跳ね返されそうになるけど、目の保養、目の保養と唱えて

自分なりに楽しんでいる。これを読んでくれてる少数派の皆様も、そんな気持ちでぜひぜひ、遊びにきてくださいな。

2026-04-15 20:13:00

簡単に⤴

朝から気分が浮かない。そんな日は誰にだってあると思うから、そのまま過ごすことにする。

でも、誰かに会えば笑顔は出るし、会話も弾むし、たいして思い悩むこともないけど、それでも

気分が浮かないまま。

夕飯は、麻婆豆腐風麻婆豆腐。いつもあるもので適当だから、本物の麻婆豆腐のレシピは知らない。

気分が乗らないから、いつもは包丁で切る豆腐を、そのまま鍋にガっと入れて、ガシガシガシ!と

木べらで切った。

そしたら、気分が晴れてきて、そのまま今。

こんなところに私をアゲる種があったとは!

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麻婆豆腐風麻婆豆腐は美味しかった。これにて復活!

 

2026-04-09 20:15:00

畑のおじさん

そのおじさんは、ある日突然自宅にやってきた。

「畑を探してるのはあんたけ?」と言われ、朝ゴミ出しの時に近所のおじさんに「この辺で畑ないですかね?」

と自ら話したことを思い出した。そう、それまで使っていた畑に住宅が建つことになり、次の畑を探していた時期の

話である。

突然訪ねてきたおじさんは、Sさん。後にSさんの自宅を知ることとなったが、近い距離に住んでいながら

きっとこの日が互いの顔を認識した初めての瞬間だったと思う。

朝、私が畑探しの話題をふったおじさんが、老人会でこの話をしてくれたらしく、心当たりのあったSさんが突如

私の自宅にやってきた、という流れ。

あんたけ?と聞かれ、私は頷いた。そして、案内するから車に乗って、と言われた。それはちょっと・・と抵抗があった

けど、朝話しかけた近所のおじさんも一緒に乗ってくれるというので、私も乗り込んだ。

着いた先は、車で10分弱のシェア畑。そこには、さらに高齢のおじいさんがいて、シェア畑の一画を片付けていた。

Sさんはそのおじいさんに、「この畑、もうやらねーべ?」と聞いた。おじいさんは、契約はまだ残ってるけど、

年だからもうできない、やらない、と答えた。そこでSさんは私を前に促して、「この人が畑探してるからこのまま

ここを使ってもいいか?」と聞いてくれた。おじいさんは菩薩のような笑顔で、いいよ、と言ってくれた。

そして、それじゃぁこの足で地主さんのとこ行って契約したらいい、と言って、そのおじいさんも加えてみんなで

Sさんの車に戻った。おじいさん3人と私。この顔ぶれが少し笑えた。

おじいさんは、地元の人だけど、地主さんの家がわからなくなってしまったらしく、ここだ!いやちげーなー。

ありゃ?どこだったっけか・・と、車で右往左往した挙句に、ようやく記憶が蘇り、ここだ!と行きついた。

幸い地主さんは在宅しており、無事におじいさんの後を私が引き継ぐこととなった。

これが今の畑のはじまり。

それから私は、父の指導のもと、土を耕し、畝を作り、種を蒔いた。

シェア畑を借りている人は、私より年が確実に上の男性が多かった。だから、その中では若手となる女の私が

麦を、しかもおそらくこの辺りの皆さんが見たこともない、やたらと背の高い謎の植物を育てていることが

珍しく、遠巻きに見られていたことはなんとなく感じていた。中には「これは何ですか?」と聞いてきてくれた

紳士な方もいたけど、たいていの人は、なんだ?こいつは・・と思っていたと思う。

そんな中、私の区画の近くで畑をやっているSさんは、通りかかると必ず声を掛けに来てくれた。

原チャリを降りて、少し鼻にかかった高い声で、「今日もやってんな」とニコニコと話しかけてくる。

正直、最初は私、薄情にも、少しばかりうっとうしく感じていた。ほんっとにイヤな私の一面!!

私は一人で黙々と作業をするのが好きなのだ。そこに水を差されるような気分。

ある時は、ライ麦が倒れないようにと、支柱とビニール紐で囲いをつけていたときに、原チャリが止まった。

「こんなんじゃだめだよぉ!おめぇ、そこのホームセンターであれが売ってるから買って来い。で、100均には

あれがあるから買ってこい、分かったな。じゃ、お昼食べ終わった後に集合な」と一方的に言って、また原チャリに乗って

走り去ってしまった。

ポッカーン。

本当に嫌だった。私だって午後の予定があるのに、なんで合わせなきゃいけないの?!と、怒りを覚えた。

けど、Sさんはもうこの場にいないし、私が約束をすっぽかして午後にここに来なかったら、Sさんは待ちぼうけを

食らう訳で、これはもう、Sさんに言われた通りの買い物をして、午後にここにいなくちゃいけない、選択肢はもう

それしか残っていなかった。私の午後の予定と言っても、誰かとの約束って訳じゃないし、いくらでも変更できるのもあって、

やむなく自宅に戻ってお昼を食べて、ホームセンター行って、100均に行って、畑に行った。

Sさんは、ちょどよいタイミングで畑に戻ってきた。

「買ってきたか?」「はい」「じゃ、やんべぇ」

その後はSさんの指示どおりに支柱を土に刺し、うまく刺さらないところはSさんが自分の畑から脚立と、その辺で拾った

いい感じの大きめの石を持ってきて、脚立に乗って、支柱の先端を石でガンガン打ちつけてくれた。

そんなこんなで、気が付けば、建築現場の足場並みに、頑丈な囲いができたのである。

それから毎年、私はライ麦の成長期になるとSさんに教わったとおりの囲いを設置するようになった。

そして、まるでそれをやることをわかっているかのように、どこからともなく原チャリの音が近づいてきて、私の畑の横で

止まると、またやってんな~と、ニコニコ様子を見て、手を貸してくれるのであった。

最近、人づてに、今年に入ってSさんが亡くなっていたことを知った。畑にいると、いつもいつも声をかけてくれて

いたから、最近もしゃべったような気になっていて、びっくりして、声が出なかった。

 

 

今日は、いつもよりもだいぶ遅くなっちゃったけど、畑に囲いをしたよ。

Sさんに言われたとおりにはできなった。だいぶ手抜きになっちゃたよ。

力が出なくて、支柱を深く刺せなかったよ。

手伝ってよ。原チャリで飛んできて。

 

ありがとう。ありがとうだったんだね。

大好きだよ。

今頃になって涙が出る。

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