秋田の地魚(50音順)
湯気の立つ味噌汁にひとつまみのあおさ
鮮やかなみどりが広がり
ふわっと磯のかおりが鼻をくすぐる
いつもの椀が料亭のそれに早変わりです
刻み葱をちょっと入れてもいいですね
お手軽な贅沢をお楽しみください
生のあおさ:3~4月頃
乾燥あおさ:4~5月頃
しょうが醤油でいただくあじ刺し。
あじのたたきは長ネギ派?玉ねぎ派?しそも入れますか?ごまは?味噌もいいですよね?
あじフライはソース?レモン醤油?それともタルタルソースですか?
あじの干物、あじの塩焼きは炊き立ての白米と湯気の立つ味噌汁で。
どうぞ美味しくいただいてください。
甘鯛・尼鯛・グジ・オキツ鯛などと呼ばれています。
柔らかく、みずみずしく、甘い白身です。
淡いピンクの身体をしていますが、アカアマダイ・シロアマダイ・キアマダイなどの種類があります。
実はスズキの仲間なのですが、タイと名がつくあやかり魚で、貴婦人の呼び名もあるそうです。
水分が多く崩れやすいので、よほど新鮮でないと刺身には難しい。
けれどもその身は、甘味と旨味が強く美味です。
皮にも香り・旨味が強いのです。
更に、ウロコも焼いたり、揚げたりすることによって美味しくいただけます。
高値で取引される高級食材で、旅館・料亭などで好まれています。
「磯のあわびの片思い」などと言われますが、片方の貝殻をなくした二枚貝ではなく、巻貝なのです。
確かに一見二枚貝に見えますよね。
黒あわび・めがいあわび・まだかあわび・えぞあわびがあります。
言わずと知れた高級食材です!
コリコリとした食感の刺身。
磯の香りも上品な肝。
火を通せばしっとりとした食感となり、香ばしい磯焼き・含め煮はあわびの旨味をひきだします。
その澄んだ味わいはお吸い物にすると一層引き立ちます。
干したあわびは驚くほどに旨味が増し、中国料理でも珍重されています。
美味しく美味しくお召し上がりください。
江戸時代あんこうは5大珍味の1つとされていて、由緒正しい高級食材なのです。
ぶさかわなあんこうは水をお腹いっぱい入れられて、吊るされた状態でさばかれます。
身よりも他の部位が美味しいとされる変わった魚ですね。
名高いあんこう鍋には、七つ道具と言って、身・皮・胃・肝臓・卵巣・えら・ヒレが入ります。
鍋で肝を乾煎りしてからあんこう・野菜を煮込んで作るどぶ汁は、あんこうの水分だけで作ったのだそう。
友酢は肝と酢味噌を合わせたタレを身や皮につけて食します。
唐揚げは皮や身を使いますが、淡泊な身としっかりした食感です。
海のフォアグラ、あん肝は上品な味わいで、高級珍味です。
ポン酢でもみじおろしを添えたらと思うとたまりませんね。
自慢の天然岩カキは5~8月です。
海底からも湧き出る鳥海山のミネラル豊富な伏流水で育つ、濃厚なみるくがあふれる、ジューシーな天然岩カキです。
生カキは、わさび醤油・レモン醤油・ゆずおろしだけでなく、ハーブソース・サルサソース・カクテルソースもおしゃれです。
殻付きで焼きませんか?レモン酢醤油・マヨネーズ味噌・チーズをのせてグラタン風・・・いろんな味で楽しめます。
定番のカキフライ。
優しい味のカキ鍋もいいですね。
・・・でも、夏なんですW
サメを祖としている為、鮮度が下がるとアンモニア臭がしてきてしまいます。
鮮度にこだわりたいところですね。
世界的によく使われる食材で、弾力性に富みしっかりとした食感です。
刺身・煮物・和え物・汁物・和え物・唐揚げ・天ぷらなどが好まれます。
また、肝は脂肪が多くこってりとした濃厚な味です。
また、ここ秋田や山形ではヒレの軟骨を干したものを甘辛く煮た郷土料理があり、「かすべ」・「からかい」と呼ばれています。