江戸時代あんこうは5大珍味の1つとされていて、由緒正しい高級食材なのです。
ぶさかわなあんこうは水をお腹いっぱい入れられて、吊るされた状態でさばかれます。
身よりも他の部位が美味しいとされる変わった魚ですね。
名高いあんこう鍋には、七つ道具と言って、身・皮・胃・肝臓・卵巣・えら・ヒレが入ります。
鍋で肝を乾煎りしてからあんこう・野菜を煮込んで作るどぶ汁は、あんこうの水分だけで作ったのだそう。
友酢は肝と酢味噌を合わせたタレを身や皮につけて食します。
唐揚げは皮や身を使いますが、淡泊な身としっかりした食感です。
海のフォアグラ、あん肝は上品な味わいで、高級珍味です。
ポン酢でもみじおろしを添えたらと思うとたまりませんね。