~気功座学~

気功を分類すると

武術気功・・・太極拳

医療気功

★外気功

 第三者に向けて気をあてる

★内気功       

 自分自身で行う気功法

 静功

 ★站椿功

 ★三線松放功

 ★六字訣

 ★沐浴

   ★按功

  動功 

  ★八段錦

  ★五禽戯

  ★易筋経(一部静功)

  ★導引保健功

  ★大舞   

 

動く気功と静かな気功↓           

 https://ameblo.jp/flowinghope/entry-12578706086.html?frm=theme  

  

気の分類

気は視点を変えると色々な名前が付く

 

先天の気 

生まれた時 天から、両親から授かるエネルギー

有限のもの 自らの意志ではどうにもならない

後天の気 

自ら養い育てる事の出来るエネルギー

 

先天の気+後天の気=真気(生命エネルギー)

生きていくのに必要なエネルギー

活力の元 自ら治ろうとする力

邪気に対しては正気(自然治癒力) 

 

気功は真気を鍛え、養い、

正気を育て免疫力を高め

病気を予防し、自らの力で改善に導く鍛錬

      

気の種類

営気 血の中を流れる気 栄養が豊富

衛気 全身に分布し身体を

       (ウィルス、細菌、邪気から)守る 

   汗腺により体温調節も行う

宗気  肺の呼吸と心の血を循環させる

原気(元気) 生命エネルギー

 

 気の働き

*体内の物質を動かす

*体を守る

*温める

*物質を変化させる

*体内の物質が外に漏れ出ないようにする

 

知ると便利な気功用語

精・気・神

精 (下丹田)

人体にある栄養物質

人体を成長させ身体を作る

気(中丹田)

身体を動かすエネルギー

(元気、宗気、衛気、営気など)

神 (上丹田)

意識、精神、感情など精神活動を司るモノ

 

「精中に気を生じ 気中に神を生ずる」

「精に欠けるところがなければ気が完全に機能し

 気に欠けるところがなければ

 神も完全な状態で機能している」

 素問、類経より

 

気功のテクニック

調身・調息・調心

調身 ~気功の姿勢~

気が~巡りやすいように体勢を整えること

リラックスさせ姿勢を正す

足は肩幅 両脚は平行に置く

膝は軽くたわめる(痛い人はまっすぐでOK)

胸を張らない、背を張らない

背骨が緩やかな弧を描くように

(命門を開く)

力みを抜く(特に腰、股関節)

顎ひいて頭は天につられるよう

舌先は上あご

肩の力を抜く

表情は柔らかく

 

調息 ~気功の呼吸法~

自然呼吸法 長さ、深さにとらわれない日常の呼吸を丁寧に行う

 

自然腹式呼吸法 おなか(丹田)をやや意識的に使う(無理しない程度)

気功独自のやり方で行います  ↓

 https://ameblo.jp/flowinghope/entry-12584944925.html

副交感神経が優位

 

胸式呼吸法   通常の呼吸

(良い香りを胸いっぱい吸い込むイメージ)

 交感神経が優位

 呼吸法は様々です。教室の中ではすべての呼吸法を大切にします

呼吸によって実は目には見えない”気”は動くのです。そしてまた呼吸によって 私たちの心や体は変化します(自律神経)

皆さんの状態、課題によって練習順序、内容を変えています

 

調心 ~気功の心~

入静

心身をリラックスさせ雑念がなく

心静かな状態に導くこと

 

★意守(いしゅ)

意識を集中させること

意識を守ると書きます

ターゲットを決めて

そこを意識すること

 

例えば

右手の人差し指

そこだけを意識します

 

するとその箇所が

ほわんと温かくなります

 

意識した所、つまり

右手の人差し指に

気が集まったからです

 

意守は、体の上の方(肩から上かな)には

基本使いません

気が上に上がるからです

気が上に上がると

めまい、高血圧

ぼーっとした感覚などなど

不快な感じになります

 

だん中(胸の真ん中)に

意守することもありますが

基本 丹田です

 

ここに気を充実させる事こそ

エネルギーバランスの

あるべき姿

 

 

日常、どのような時でも

心身に違和感

不快感を感じた時は

丹田に意識を戻してみましょう

 

よく誤解されるのですが

そこを緊張させるのではなく

ふわっとそこを観る感じにします

 

感じるだけでいい

 

その場所に集中して

その場所と一体化する

 

初めに少し意識するだけでOK

あとは、自動的

傘だって最初にさそうと

思って傘を広げれば

後は無意識でさしてるでしょ?

あれと同じ

 

すると 気が丹田に落ち着いてきて

自身のエネルギーが安定してきます

 

悪い箇所すっ飛ばして

丹田、命門に気をあてるのもいい

 

つまりここがやはり要だから

ここが治癒の源だと

私は思ってます

 

9割くらいの方は

お腹が温まった

ポカポカした

などなど体温の変化をおっしゃいます

 

★意念

意識(イメージ)を念ずるように持つ

 

練功時に自身で気を通したい時に

または家族に外気を送る時

(私は家族にしか外気功はしない

教室でも家族外は勧めません)

 

光が抜けていくとか

水が流れていくとか

または

疲労や痛みが

黒い煙になって

毛穴から出ていくとか

そういう意識、イメージで

目的に近づける感じの使い方

 

または

お部屋の中で気功をしながらも

広い海を目の前にして

波の音を聞いてるとか

緑輝く草原のお日様の香りとか

心地よく 楽しい 素敵なイメージ

 

ただ 意守の時も書きましたが

意念も

強すぎてはいけません

淡く 淡く

 

ふわっとスイッチ入れたら

あとは、お任せが良い

 

意識が強すぎると

それは雑念となり

執着となります

すると変に緊張しますし

偏差という

気功の副作用が生じます

(頭が痛くなったり

気分が悪くなる)

 

また、気功の時は

潜在意識と繋がりやすいので

悪いイメージが沸いてきたら

もうストップするのがよいです

 

意識のベクトルにより

波動はかなり変わります

 

たとえ病気であったり

もし今 苦境におられたら

そういった苦しみや重石を

すべてなかったことのように

まっさらな気持ちで

気功をしてみます

 

苦しい辛い気持ちのまま

気功はしない

 

意識は力を持つ

波動は気を変化させる

 

ただ、苦しい時は

まっさらになりにくいし

良い思いは持ちづらいですよね

 

そういう時

心の曇りを晴らすには??

 

マイナスや、悪いとこばかりに

意識がいってしまっていた自分に

まずは冷静に気付くこと

 

よくよく考えると

1つの黒い染みを

途方もなく大きな致命的なモノだと

思い込んではいなかったか?

 

すると

今 ごく当たり前のごとく

自然に持っている

たくさんの幸せや喜びに

目を向けられるようになる

 

ありがたいな

と、感じると

心がふわっと温まります

緊張でコチコチの体が

ふっと緩みます

 

すると、下へばかり向いていた

心のベクトルが真ん中に戻ります

 

柔らかな気持ちを

取り戻せます

 

そこから気功をすると

今の自分に足りないものが

じんわり補填されて

心が平和になり

元気が沸いてきます

 

元気が沸いてきたら

なりたい自分に近づけるます!

 

元気が大事!

沸いてくることが大事!

 

イメージを使う↓

https://ameblo.jp/flowinghope/entry-12565563665.html?frm=theme

 

★放松  (ほうしょう/ファンソン)

ぎゅーっと

握りしめていたものを

パッと手放す状態を

気功では

「放松」ファンソン

と、言います

 

緊張からリラックス

執着から解放された

のびのびした感覚

 

その放たれた瞬間に

気は流れます

 

コチコチに緊張してると

流れないのは

なんとなく分かりますよね

 

日常の中でふと意識して見ると

意外に色々な場面で

要らない力を使っていることに

気づきます

 

基本上半身は

力不要です

腹が据わる

という言葉がありますが

お腹から下に(力をいれなくていいけど)

重心がある状態だと

上半身は軽やかで

力みはありません

エネルギーも

バランスが良く快適です

 

肩が凝るとか

腰痛とか

体に痛みのあるこわばりは

「要らない緊張や力み

執着がありますよ~」と

教えてくれているようです

 

自分を自分以上に見せたい

あるいは

今の自分を越えねば!

と、いう時も

やはり体に力が入ってしまう

 

人間ですから

仕方ないですね

とはいえ

一日中ずっと頑張らないで

ほんの一瞬でも

このファンソンの場面を

自分に許してほしいです

 

こだわらない

執着しない

偏らない

 

意外にも 力を抜く入れる

のスイッチは

体の使い方ばかりでなく

心にあるようです

 

なのでまず

気づくこと

一歩退いて自分を眺め

自分のバランスに気づくことから

スタートすると良いようです

  心を解放する↓

https://ameblo.jp/flowinghope/entry-12586398142.html

 

 根っこをはる!

 

慣れないと

出来ないかもしれませんが

教室では大抵の方は理解されます

(数ヶ月以上は通われてる方かな~)

 

普段私たちは何気なく

立っています

 

無意識に立っている時は

足裏と大地は分断されています

 

気功の時

例えば功法に入りますよの

起勢のタイミング

外気功のタイミングなどなど

足のど真ん中に

一本の細長~い棒があり

それが大地にずーんと

突き刺さっているイメージと共に

吐く息で根っこを下ろしていく

 

ここをクローズアップした気功が

たんとう功です

教室で時間を取り

丁寧にやるところです

 

これが出来ると

気の根っこが張れているので

安定感が倍増します

誰かに押されても倒れません

力を入れて踏ん張るより

うんと強い

ぜひ実験してみてください

教室でもたまにやります

 

力仕事で鍛えている甥っ子に

before afterで

私を持ち上げる実験をしてみましたが

意識で根をはった私を持ち上げようとし

「重っ!なんかしたやろ?」

と、驚いてましたね

 

この根を張る意識

外気功の時にも使え

しかも それが出来たなら

パワーもさらに増します

 

大地と繋がれてこそ

天と繋がれるのではないか?

と、私は思ってます

 

 天と繋がる意識の方が

なんとなく心地よいし

素敵な気がします

が、ベースはやはり

大地と繋がることなのです

 

ここをすっ飛ばすと

フワフワ 軸のない

どこか不安定で中身のない

アンバランスな感じになってしまう

 

恐らく人としても…

 

通常の練功時はもちろん

日常でも!

いつでも天地と繋がっていれば

絶えず自然の無限のパワーを

受けられるので

安定感が 得られます

 

すべてにおいて

実は力は要らない

気が通っていれば

腕も足も盤石で安定します

転びもしないし

怪我もない

肩凝り首懲り腰痛もなし

 

日常はもっと軽やかに

スムーズなはず

 

そしてこれが日常で出来れば

疲れ知らず!

 

 

 気功練習時の注意点

*空腹、満腹の状態で行わない

*感情が極端に乱れているときは行わない

*静かで快適な温度、湿度で行う

 新鮮な空気の下で

*洋服は締め付けの少ないゆったりしたもので行う

*静かな環境で行う(スマホはオフか無音にしておく)

*出来るだけ午前中、陽のあるうちに行う

*八触に翻弄されないように

動触 筋肉が勝手に動く 

痒触 体がかゆくなる 

軽触 体が軽くなる 

重触 体が重くなる 

爽触 涼しくなる 

暖触 温かくなる 

渋触 皮膚が固く、皮のようになる 

滑触 皮膚がつるつるしたようになる

*必ず収功を行う