ヒプノセラピストのブログ(日記)
ヒプノセラピストの収入とか年収とかのお話
ヒプノセラピストって収入や年収はどれくらいですか?というご質問を受講生の方から受けることが度々ありました。
皆さん気になるところですよね。
またヒプノセラピーの養成講座で学ぶことを検討されている皆さまはヒプノセラピストという仕事の収入がどれくらいあるのかというのがご不安に感じる部分だと思います。
学ばれたヒプノセラピーをどのように活用されるかによっても変わってきますが、概ね以下の3パタンだと思います。
1,ヒプノセラピストの専業(カウンセラーや心理療法家業なども含む)
2,他の対人援助職の方の追加メニューや兼業として
3、主婦やお勤めの方の副業収入として
詳しく見ていきましょう。
先ず、1、ヒプノセラピストの専業
私事で恐縮ですが、私自身は21年間務めた会社を退職し、ヒプノセラピストとして今年20年目(2022年秋)に入ります。
家系的に職人や僧侶系で、あまり商売人家系ではありません。
ホームページを創り育て、あとは口コミやご紹介で予約が入るという受け身的なスタイルでやっています。
今どきのSNSでの集客などほとんどできません(^^ゞ
もしコンサルタントをつければ商売する気がないと怒られるタイプです(笑)
でもおかげさまでやってこれました。
また18年前より小規模ながらヒプノセラピストの養成講座(スクール)も行っていますし、現在は心療内科クリニックの心理師としての副収入もあります。
実際は養成講座を修了されてヒプノセラピーを始められた皆さんの方がよほど集客が上手いと感じています。
結果として収入や年収はその方のビジネスセンスに左右されると思います。
ただヒプノセラピー(退行催眠療法)は数々の心理セラピーやヒーリング技法の中でも、ちょっとロマンみたいなもの、独特のやりがい、不思議な効果が魅力でやってきたというのもあります。
カウンセラーや臨床心理士さんにとってはヒプノセラピー(催眠療法)という技法はパワーアップにもなると思います。
2,他の対人援助職の方の追加メニューとして
養成講座で学ばれる受講生さんには、既に対人援助職関係の方や現在そういった学びをされている方も多いです。
ここで言う対人援助職とは、アロマやカラーなどのセラピスト、看護師、介護福祉士などの介護職、整体師、ヨガなどのインストラクター、鍼灸師、柔道整復師、ボディワーカー、レイキ実践者、占い師、心療内科医師、小児科医など。
これらの方々は副業、兼業、サブメニューとしてヒプノセラピー(催眠療法)をご活用されますので、元々の年収(収入)の上乗せにかなり貢献してくれると思います。
ヒプノセラピーは他のヒーリング技法と親和性が高いのでクライエント様にとっても有効で評判がよいようです。
3、主婦やお勤めの方の副業収入として
現在は癒しの職業ではなく会社にお勤めの方や主婦の方で、元来、心の癒しや成長にご関心のある方が多くセラピスト業になりたいと思っていても、なかなか入り口が見つからずカード占いやアロマやカウンセリングを学ぶことなどで趣味的にされてきた方が多い傾向を感じます。
これらの方々はヒプノセラピーを学ばれて副業として週末起業や平日昼間だけ起業されているようです。
時間的制約がある副業なのでパートアルバイト収入くらいかと推測しています。
例えば90分15,000円のコース設定で、週末起業や平日昼間のみの起業で週2日2セッションだと15,000円×2名×月4週で120,000円の売り上げ、ここから宣伝費やレンタルサロン代などを諸経費を減じることになるので、あくまでも副業収入です。
ただ週末起業(副業)だと専門家だとは思われにくいので、クライエント様は制約されます。
前段でも別の表現で書きましたがヒプノセラピーによる潜在意識を観るという独特なセラピーに魅せられることには変わりはありません。
ヒプノセラピスト練習会を実施しました
メンタルヘルスで言われる合理的配慮とハラスメント対策
メンタルヘルスで出てくる合理的配慮とハラスメントで具体例を学ぶ会があったので産業カウンセラーとして参加しました。
講座では障がい別にその特性に応じた合理的配慮の事例ということで精神障がい、知的障がい、発達障がいの事例検討と思っていましたが、その他にも肢体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなどの合理的配慮の事例が紹介されました。
成書では合理的配慮はどちらかというと雇用者の義務的なイメージがありますが、ここでは一方的なものではなく、お互いが楽になる方法を見つけていくことが大切であること。そしてピアサポートとして違う障がいの人とチームを組むことによる相互コミュニケーションによるスキルアップという取り組みも紹介されました。
なるほどと思います。
講座の後半はハラスメントがテーマでグレーゾーンの事例として紹介されましたが、紹介事例はグレーどころかわかりやすい典型的な事例でした。
自分の価値観を押しつけるのはよくないのはわかるけど、その価値観という色眼鏡(心理学でいうメタ認知に近い概念、ヒプノセラピーで言うと意識下固定観念)はほとんど自分ではわからない。
しかも相対する相手の価値観の中身はわからないので、グレーゾーンだとほんと知らぬ間に進んでいるはずです。
他人の感情を読み取る能力に加え、自分の感情に気づき、それに起因する行動化を抑制できる人でないと対応はなかなか難しいとは思います。
職場ストレスによる精神障害の労災認定
久しぶりに「職場ストレスによる精神障害の労災認定基準」の講座に参加してきました。
この分野はメンタルヘルスマネジメント検定や公認心理師の試験対策で学んだくらいで、心療内科などの現場では間違っても非弁行為もどきになったり、患者さんに期待させてもいけないので使うことはないのですが、、、だいぶ制度や基準となるICD-10 も変わったようですので、カウンセリングで語られる内容に共感できるようにアップデートしてきました。
講座の最後の質問タイムで、セラピーの事前カウンセリングの現場で気になったことがあったので質問させていただいたら「それは今、まさに厚生労働省で議論されているところです」とのことでした。
こうやって制度が少しずつでも現場の変化に寄り添えるようになればいいですね。