ヒプノセラピストのブログ(日記)

2022-03-27 10:30:00

メンタルヘルスで言われる合理的配慮とハラスメント対策

メンタルヘルスで出てくる合理的配慮とハラスメントで具体例を学ぶ会があったので産業カウンセラーとして参加しました。

講座では障がい別にその特性に応じた合理的配慮の事例ということで精神障がい、知的障がい、発達障がいの事例検討と思っていましたが、その他にも肢体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなどの合理的配慮の事例が紹介されました。

成書では合理的配慮はどちらかというと雇用者の義務的なイメージがありますが、ここでは一方的なものではなく、お互いが楽になる方法を見つけていくことが大切であること。そしてピアサポートとして違う障がいの人とチームを組むことによる相互コミュニケーションによるスキルアップという取り組みも紹介されました。
なるほどと思います。

講座の後半はハラスメントがテーマでグレーゾーンの事例として紹介されましたが、紹介事例はグレーどころかわかりやすい典型的な事例でした。

自分の価値観を押しつけるのはよくないのはわかるけど、その価値観という色眼鏡(心理学でいうメタ認知に近い概念、ヒプノセラピーで言うと意識下固定観念)はほとんど自分ではわからない。
しかも相対する相手の価値観の中身はわからないので、グレーゾーンだとほんと知らぬ間に進んでいるはずです。

他人の感情を読み取る能力に加え、自分の感情に気づき、それに起因する行動化を抑制できる人でないと対応はなかなか難しいとは思います。

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